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転職は穴場企業もおすすめ!ホワイトな業界や優良企業の見つけ方を紹介
更新日

この記事のまとめ
- 転職先には、知名度は低いものの優れた点を持つ穴場の優良企業がおすすめ
- 穴場の優良企業に転職すると現職より収入が増え、福利厚生が手厚くなる可能性がある
- 転職先として穴場の優良企業を探す際は離職率や勤続年数、有給休暇の取得率などに注目
- 金融業界やインフラ業界などは、転職におすすめできる穴場の優良企業が多い
- 穴場企業は、企業情報に特化した冊子や転職エージェントを活用して探すのが有効
「穴場企業に転職したいけれど見つけ方が分からない…」と悩んでいる人もいるでしょう。穴場の隠れ優良企業を見つけるには、中小企業やBtoB企業に注目し、幅広い視点で情報を集めるのが有効です。このコラムでは、隠れた優良企業を見分けるポイントや穴場の業界を紹介。穴場企業への転職を成功させるポイントや、求人の探し方もまとめました。優良企業の見極め方をつかんで転職を叶えましょう。
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転職先として穴場の「隠れ優良企業」に注目しよう
転職活動をする中で「優良企業に転職したい」と考える人は多いでしょう。良い求人を見つけてもなかなか転職できない場合、知名度の高い大手企業以外に「穴場企業」にも注目するのがおすすめです。「有名な企業だから」「大手だから」といった理由で応募しても、知名度が高いほど競争率が高くなるため、大手の有名企業だけに絞っていると内定がなかなか決まらない可能性があります。
また、企業によって働き方や社風は異なるため、大手企業だからといって自分にとっても働きやすいとは限りません。知名度のみで選んでしまうと、入社後にミスマッチを感じるケースもあります。企業規模や知名度にとらわれず視野を広げて転職活動を行えば、自分に合う穴場の優良企業に出会える可能性が高まるでしょう。
穴場の隠れ優良企業とは?
「穴場企業」は「隠れ優良企業」と呼ばれることもあります。知名度は高くないものの優れた点が多い「穴場」の企業のことをいい、転職先としてはうってつけです。優良企業の定義は人によって異なりますが、下記のような特徴をもつ企業であれば、穴場の転職先である可能性があります。
- ・離職率が低く、長く勤めている社員が多い
・給与や休日、福利厚生が充実している
・成長率や業界におけるシェア率が高く将来性が見込める
隠れ優良企業の特徴を知りたい方は「働きやすい会社の特徴とは?職場環境の良さを感じるポイントを紹介!」のコラムもあわせてご覧ください。
穴場の隠れ優良企業に転職する3つのメリット
穴場の隠れ優良企業に転職するメリットは「給料が高い可能性がある」「福利厚生が充実している」「競争率が低い」ことなどです。それぞれの内容について詳しく解説します。
1.収入が増える可能性がある
穴場の隠れ優良企業に転職するメリットの一つは、収入が増える可能性があることです。会社の業績が安定している優良企業は、社員の給料やボーナスが高い傾向があります。現職の給料が平均より低い場合、穴場の隠れ優良企業への転職で収入アップが期待できるでしょう。
勤続年数によって昇給しやすい企業であれば、長く勤めることでより高い年収が望めます。雇用の安定と給料の高さの両方を重視する人には、理想的な転職先です。
2.福利厚生の種類が豊富
手厚い福利厚生が期待できる点も、穴場の隠れ優良企業に転職するメリットです。穴場の優良企業は経営が安定していることが多く、企業の利益を福利厚生として社員に還元する余裕があります。転職先の福利厚生が充実していると生活の安定だけでなく、仕事への満足度やモチベーションの向上にもつながるでしょう。
福利厚生の内容は企業によってさまざまですが、通勤補助や住居手当、特別休暇制度に加え、食堂の格安利用や施設の割引などを実施している企業もあります。ワークライフバランスや各種手当の支給を重要視するのであれば、穴場企業に目を向けてみるのがおすすめです。
福利厚生について詳しく知りたい方は「福利厚生とはどんな制度?目的や適用条件を分かりやすく解説します!」のコラムもあわせてチェックしてください。
3.選考時の競争率が低くなりやすい
穴場の隠れ優良企業は、大手企業と比べて、選考試験の競争率が低くなりやすいこともメリットといえます。穴場の優良企業は、あまり消費者に知られていないBtoB事業がメインだったり、一般的に馴染みの少ない業界だったりすることが多いためです。知名度の高い企業はBtoC(Business to Consumer)が多く、BtoB(Business to Business)は、転職先の選択肢に入りにくい傾向があります。
特に、機械メーカーや化学メーカーは業界内で有名でも、一般的な知名度は低い企業が少なくありません。穴場の優良企業に勤めたいなら、製造業界や化学業界の大手企業は転職先として狙い目といえるでしょう。「よく聞くBtoBやBtoCって何?」という方は「BtoBとは?今さら聞けないワードについて解説!」をご覧ください。
転職先として穴場企業を見分ける11のポイント
転職先として検討している企業が穴場企業かどうかを見分けるポイントを紹介します。一般的にはあまり知られていない企業であっても、以下の点が多く当てはまるなら隠れた優良企業である可能性が高いでしょう。
1.離職率が低く勤続年数が長い傾向がある
転職先として隠れた優良企業かどうかを見分けるには、まず離職率を確認するのがおすすめです。離職率が低く勤続年数が長い人が多い職場は、穴場の転職先である可能性が高いでしょう。ワークライフバランスを保ちやすかったり、職場の人間関係が良好であったりする企業は従業員の満足度が高く、離職率が低くなる傾向があります。
業界によっても離職率は異なりますが、低い傾向があるのが建設業界や製造業界です。業界全体で労働環境の改善に取り組んでいたり、給与水準や待遇面が良い優良企業が多かったりすることが、離職率の低さにつながっているといえます。業界ごとの離職率が知りたい方は「離職率の低い業界ランキング!メリット・デメリットや見分け方も解説」のコラムを参考にしてください。
2. 有給休暇の取得率が高い
穴場の優良企業かどうかを見分けるポイントとして、有給休暇の取得率に注目する方法もあります。厚生労働省の「令和6年 就労条件総合調査の概況(9p)」によると、有給休暇の平均取得率は65.3。業界ごとの比較では、鉱業・採石業・砂利採取業が71.5%で最も取得率が高いという結果でした。次いで、サービス業が71.1%、電気・ガス・熱供給・水道業が70.7%と続きます。
働き方改革や長時間労働の削減に積極的に取り組んでいたり、従業員が有給休暇を取りやすい雰囲気があったりする職場では、有給休暇の取得率も高い傾向です。有給休暇の取得率をチェックすることで、穴場の優良企業かどうかを判断する一つの目安になるでしょう。「有給消化率とは?正しく理解して労働環境を見極めよう!」のコラムもあわせて確認してみてください。
参照元
厚生労働省
令和6年就労条件総合調査 結果の概況
3.残業が少ない
平均残業時間もチェックすると、転職先として穴場かどうかを見極めやすいでしょう。前述したように、穴場の優良企業は長時間労働やサービス残業が発生しないように取り組んでいる企業が多く、社員の残業時間も少ない傾向があります。
厚生労働省の「毎月勤労統計調査 令和5年分結果確報(7p)」によると、正社員の所定外労働時間(残業時間)の平均は13.8時間です。ただし、平均残業時間は業界によって大きな差があります。残業の少ない穴場企業に転職したい場合は、各業界の所定外労働時間にも注目しましょう。残業が少ない業界は「残業が少ない業界は?就職するメリット・デメリットや仕事を探す方法を解説」で確認してください。
参照元
厚生労働省
毎月勤労統計調査
4.働き方の自由を尊重している
従業員の働き方の自由を尊重しているかどうかも、穴場企業かどうかを見分けるポイントです。近年では、フレックスタイム制やリモートワーク、フリーアドレス制度など、時間や場所にとらわれない働き方を実施している企業が増えています。
多様な働き方の選択肢があると、従業員の働きやすさだけでなく、モチベーションや仕事のパフォーマンス向上にもつながるでしょう。自分に合った働き方を選択したい人にとっては、重視すべき点です。フルフレックスやリモートワークの働き方については「フルフレックスとは?メリット・デメリットとフルリモートとの違い」のコラムで紹介しています。
5.女性が活躍しやすい環境が整っている
女性が活躍しやすい環境が整っている職場は、穴場の転職先の可能性が高いといえます。たとえば、育児復帰支援制度や社内託児所があったり、産休・育休取得の促進などを行っていたりする企業だと、出産や子育てが落ち着いた女性社員も復帰しやすいでしょう。
性別や年齢、人種、障がいの有無などにかかわらず、全社員を公平に評価するような制度を導入しているかどうかも優良企業を判断する基準の一つです。多様な人材が活躍できる環境が整っている企業は、働きやすさの面でも魅力的な転職先といえるでしょう。
6.社員の仕事へのモチベーションが高い
社員のモチベーションの高さも、穴場企業かどうかを見分けるポイントの一つです。仕事への意欲が高い社員が多ければ企業全体の生産性が高まり、結果的に業績も上がりやすくなります。
企業の業績が良くなれば、給与や福利厚生などで社員にも還元されてモチベーションが高まるので、好循環が生まれやすいことが利点です。入社後は、周りのメンバーに影響を受けて働く意欲を保ちやすいでしょう。社員の仕事への意欲が高いかどうかを見分けるためには、企業説明会やインターンシップ、OB・OG訪問などで直接コミュニケーションを取ってみるのが有効です。
7.福利厚生が充実している
穴場企業かどうかを見分けるうえで、福利厚生が充実しているかも重視したいポイントです。福利厚生は、賃金以外にも社員やその家族の生活を補助する目的で設定されています。福利厚生の内容や種類が充実しているほど「働きやすい」と感じやすくなるでしょう。
企業が独自に設定している福利厚生は、企業年金制度から各種手当、社宅、休暇制度まで多岐にわたります。働きやすい穴場企業に転職したい場合は、企業独自に設定している福利厚生の内容を確認するのがおすすめです。福利厚生の種類について詳しく知りたい方は「福利厚生には何がある?企業が用意する目的と対象となる条件について解説」のコラムもぜひご一読ください。
8.成長率や業界におけるシェア率が高い
成長率が高く、業界内では高いシェアを占めている企業も穴場の転職先です。特に、先述したBtoB企業は、企業に向けて製品やサービスを提供しているため、取引金額が大きい傾向があります。
業績の成長率や業界におけるシェア率が高い場合、給与水準が高かったり好待遇だったりする企業が少なくありません。取引先との安定した関係を築いている企業であれば、景気の変動にも左右されにくく、長期的に安心して働きやすいでしょう。
9.経営状況が安定している
経営が安定しているかどうかも、穴場の隠れ優良企業を見極めるポイントです。経営が安定していれば、過剰に社員を労働させたり劣悪な職場環境で仕事させたりする可能性は低いでしょう。業績が安定していると給与水準が高く、社員への還元意識も強いことが期待できます。
上場企業の経営状況は、開示が義務付けられている財務諸表で売上利益や財政状況などを見ると、確認が可能です。非上場企業は、企業のWebサイトや企業情報誌などから財務状況を調べましょう。安定した転職先を希望している方は「安定した職業とは?仕事選びのコツやおすすめの資格をご紹介」も参考にしてください。
10.新規参入が難しい業界や業種である
一般的に、新規参入が難しい業界は、優良企業が多い傾向があります。参入のハードルが高いと、新規の企業に脅かされる心配が少ないため、経営が安定しやすく社員の待遇も良くなる可能性が高いことが理由です。インフラ業界や建設業界など、事業を行うために国や地方自治体の許可が必要な業界は穴場企業が多い可能性があるでしょう。
ただし、インフラ業界においても電力やガスの分野では、2016年4月1日以降から小売全面自由化が施行されたことにより、異業界の企業も参入しやすくなっています。小売全面自由化の仕組みについての詳細は、経済産業省資源エネルギー庁の「電力の小売全面自由化って何?」でご確認ください。
参照元
経済産業省資源エネルギー庁
トップページ
11.キャリアアップしやすい
転職後、長期的に働きやすい穴場企業かどうかを見極めるには、キャリアアップのしやすさも重要なポイントです。昇進や昇給の基準が明確に定められており、努力次第で成長できる企業は、社員の働きがいにつながりやすく、結果として定着率も高くなります。研修制度が充実していたり、資格取得の支援を行っていたりする企業は、社員の成長を重視しているといえるでしょう。
管理職だけでなく、専門職としてのスキルを磨きながらキャリアを築ける企業も魅力的です。企業のキャリアパスを調べる際は、公式サイトや採用ページの情報に加え、現役社員のインタビュー記事などをチェックすると、よりリアルな実態が把握しやすくなります。
国が認める「安全衛生優良企業」にも注目しよう
「安全衛生優良企業」とは、労働者の安全や健康を確保する対策に取り組み、高い安全衛生水準を保っている企業のこと。一定の基準を満たしていると、厚生労働省から認定されます。認定を受けるには、過去3年間で労働安全衛生に関する違反をしていないことや、労働者の健康保持増進対策、メンタルヘルスケアに関する取り組みを行っていることなどが条件です。安全で働きやすい穴場企業かどうかを見分けるための一つの目安として参考にしましょう。
参照元
厚生労働省
安全衛生優良企業公表制度について
穴場と思ったらブラック?転職を避けるべき企業の特徴
転職を成功させるには、いわゆる「ブラック企業」の特徴も把握しておく必要があります。穴場企業を探す中で「一見良さそうに見えた求人が実はブラック企業だった…」という可能性はゼロではありません。「ブラック企業」に当てはまる可能性がある企業の特徴について詳しく解説します。
長時間労働が常態化している
「ブラック企業」の主な特徴としては、社員に対して過剰な長時間労働を強いることが挙げられます。労働基準法の第三十六条で定められている残業時間の上限は、月45時間・年360時間が原則です。法定労働時間を超える残業を強いる場合は、ブラック企業の可能性が高いでしょう。
慢性的に人手不足だったり、繁忙期に休みが取れなかったりする職種や業界は、残業が増えてしまいがちです。しかし、業務内容やシフトを工夫し、労働基準法に違反しないように取り組んでいる優良企業も多くあるため、平均残業時間はしっかり確認しておきましょう。
一般的な残業時間の目安を知りたい方は「残業の平均時間はどれくらい?36協定についても解説!」のコラムもあわせてご一読ください。
参照元
e-Gov法令検索
労働基準法
ハラスメントに対処してくれない
ハラスメントが横行しており、会社が対処してくれない場合も「ブラック企業」に該当する可能性があります。ブラック企業で多いのは、上司が部下に対して身体的・精神的に攻撃するパワハラです。そのほか、性的な嫌がらせをするセクハラ、妊娠や出産、育児休業に関して不利益な扱いや嫌がらせをする行為も職場におけるハラスメントにあたります。
職場でハラスメントがあるにもかかわらず、上司や人事部などが対処せずに問題を放置している場合は「ブラック企業」に該当するでしょう。職場に相談窓口があるか、就業規則に罰則の記載があるかといった点を確認しておくのがおすすめです。
ノルマが厳しい
過度なノルマを課す企業は、ブラック企業である可能性があります。営業職や販売職では一定の目標が設定されるのが一般的ですが、現実的でない数値を押し付けたり、未達成時に過剰なプレッシャーをかけたりする企業は要注意です。ノルマを達成できないと給与が大幅に減額されたり、上司から何度も厳しく叱責を受けたりする場合は、健全な職場環境とはいえません。
ノルマの厳しさを見極めるには、企業説明会や面接時に、目標達成率や未達成の場合の対応などを確認しましょう。過去の口コミや企業の評判を調べることも、ブラック企業を避ける有効な手段です。
給与水準が低く手当や残業代が出ない
ブラック企業では、基本給が業界平均よりも低いだけでなく、手当が少ない、または一切支給されないケースが見られます。本来、法律で義務付けられている残業代すら支払われず、サービス残業が常態化していることも少なくありません。
求人情報に「みなし残業込み」や「固定残業代△時間分支給」などと記載されている場合、実際の労働時間と給与のバランスを慎重に見極める必要があります。企業の口コミサイトや転職エージェントの情報をチェックし、適正な給与が支払われているか確認しましょう。
就業規則や評価の基準が定められていない
ブラック企業では、就業規則が曖昧だったり、評価基準が不透明だったりするケースが多く見られます。たとえば、給与の昇給や昇進に関する明確な基準がない場合、どれだけ努力しても正当な評価を得られず、モチベーションの低下につながるでしょう。労働時間や休暇制度に関する規定が不明瞭な企業では、過重労働になるリスクがあります。
入社後に後悔しないためには、求人情報や企業の公式サイトで就業規則や評価制度についての記載があるかを確認しましょう。面接時に「評価基準はどのように決まるのか」「就業規則は明文化されているか」などを質問することも、ブラック企業を見極めるための手段です。
ブラック企業を避けるためのポイントは「ブラック企業は見極められる?特徴や見分け方のポイントを解説」のコラムで紹介しているので、ぜひご覧ください。
転職先におすすめ!隠れ優良企業が多い穴場業界20選
いわゆる「ホワイト企業」が多いといわれる穴場業界について紹介します。なお、優良企業が多いといわれる業界であっても、労働環境や待遇は企業によってさまざまです。あくまで企業探しの参考とし、応募時には求人情報などの詳細をしっかり確認してください。
1.インフラ業界
インフラ業界とは、人々が生活するのに欠かせない電気やガス、鉄道業界などを指します。インフラは生活に欠かせないことから、景気の影響を受けにくく経営が安定している企業が多い傾向です。雇用や収入も安定しており、一度転職すれば年功序列で昇給できる可能性もあるでしょう。
インフラ業界については「インフラ業界とは?主な職種一覧や向いている人の特徴、将来性などを解説」のコラムで詳しく解説しているので、ぜひご一読ください。
2.医薬・医療機器業界
医薬品や医療機器業界もホワイト企業が多い穴場の業界の一つです。医薬品や医療機器は商品そのものの利益率が高いだけでなく、新規参入が非常に難しいため、安定的な利益を確保しやすい傾向があります。大手の製薬会社や医療機器メーカーは競争率が高いものの、大手のグループ会社で小型の医療機器を作っているような会社は、穴場の転職先といえるでしょう。
日本では今後も高齢化が進むことが予想されています。将来的に医薬品や医療機器の需要が落ちる可能性は低いため、安定した経営が見込まれるでしょう。医療業界の仕事については「医療業界の仕事」、医療機器業界については「医療機器業界の仕事」のコラムもご覧ください。
3.食品業界
食品業界は穴場とまではいえませんが、転職先としておすすめの業界の一つです。食品業界は工場の建設や商品開発などに莫大な費用がかかるため、競合の新規参入は簡単ではありません。知名度やシェア率の高い企業が多く、競合他社との競争が起きにくい傾向があります。
食品業界は景気に左右されにくいため、経営が安定しやすいことも強みです。取り扱っている商品によっては、穴場と呼べる企業もあるため、転職先を探すときは選択肢に入れてチェックしてみてください。食品業界については「食品業界の仕事」のコラムでも詳しく解説しています。
4.鉱業業界
鉱業業界は「素材メーカー」とも呼ばれ、製品を開発するためのさまざまな素材を製造する業界です。主に銅や亜鉛などの金属鉱物をはじめとする地下資源を採掘する事業を行い、消費者がよく知っている製品から産業用途まで、幅広い分野で利用される素材を供給しています。
鉱業業界が製品として販売している素材は基本的に需要が安定しており、ほかの業界に比べると企業の数も多くありません。競合との競争が発生しにくく、転職できれば安定して長く勤められる可能性があるでしょう。
5.化学業界
化学業界は、石油や繊維、ガス、パルプといった原材料から化学技術で変化させた商品を製造販売する業界です。研究開発にコストがかかることから新規参入のハードルが高く、さらに新商品が大量に生まれにくい傾向があります。
化学業界は固定の取引先に継続して販売することが多く、安定的に利益を上げやすいのが強みです。営業職を希望しているのであれば、取引先との関係が続きやすくて働きやすい穴場の業界だといえるでしょう。化学業界の主な仕事については「化学メーカーの仕事」のコラムをぜひご覧ください。
6.リース業界
リース業界とは、企業が必要とする設備を代わりに購入して貸し出すサービスを行う業界のことです。貸し出す商品はコピー機から土地、建物まで幅広くあります。リース業界は金融業界と同様、利益率が高いことから経営が安定しており、社員にとっても働きやすい環境が整備されている企業も珍しくありません。
メーカーやサービス業に比べて知名度が低い傾向があるため、ほかの有名な業界に比べて転職の競争率が低い穴場業界といえるでしょう。リース業界の仕事は「リース業界の仕事」のコラムでも詳しく解説しています。
7.自動車業界
自動車業界も有名な自動車メーカーは固定され、顔ぶれが変わりません。自動車業界は日本における基幹産業ともいわれ成長が期待されているため、将来的にも安定して働ける転職先といえます。自動車業界は労働組合の力が強く、労働環境や待遇がしっかりと守られていることもメリットです。
大手自動車メーカーは競争率が高いものの、自動車部品メーカーなどの大手子会社には穴場の優良企業が多くあります。一般的な知名度は低いものの、経営が安定している大手の子会社は、転職先として穴場といえるでしょう。最先端技術を駆使して仕事を行う子会社もあるので、技術力を磨きたい人にとっても魅力的な業界といえます。自動車業界の仕事については「自動車業界の仕事」のコラムも参考にしてください。
8.エネルギー業界
エネルギー業界とは、石油や石炭の掘削、販売などを行っている業界のこと。近年は再生可能エネルギーや電力の自由化などで外資系企業も参入しており、転職しやすい穴場の優良企業もあります。
人々の生活の基盤を支える業界であるため、雇用が安定していることもポイントです。職種によって異なりますが、有給休暇などが取りやすい傾向も見られます。エネルギー業界への転職を考えている方は「エネルギー業界の仕事」のコラムもぜひチェックしてみてください。
9.海運業界
海運業界は石油やガス、日用品などのさまざまな物質を船で運搬することで輸出入を支えるのが仕事。事業を展開するためには国の許可が必要なので、新規の参入が難しい業界です。海運業界は競争が激しくなりにくいため、安定した経営で待遇も良いホワイト企業が多い傾向があります。
採用人数が少ないので大手を狙うのは難しいですが、それほど知名度が高くない大手の関連企業であれば、転職先として狙いやすい穴場といえるでしょう。海運業界については「海運業界の仕事」のコラムで詳しく紹介しています。転職を検討中の方は、あわせてご一読ください。
10.教育業界(私立大学の職員)
教育業界の中でも特に私立の大学は、勤務時間や収入が安定しているホワイトな職場だといえます。私立大学の職員は、基本的に残業は少なめです。入学試験が始まる時期や生徒の入学前後といった繁忙期を除き、仕事量は適切に保たれていることが多いでしょう。
夏休みや冬休みが設けられており、プライベートと両立しやすい環境であることも見逃せません。民間企業に比べて利益重視ではないため、精神的にもゆとりのある働き方ができる穴場の転職先だといえるでしょう。大学職員に関心のある方は「大学職員の採用倍率は高い?傾向や国立と私立の違いを解説」を参考にしてください。
11.種苗業界
種苗業界とは、穀物や野菜、草花などの植物の種の研究開発や販売を行っている業界のことです。米や野菜の品質向上や安全性の確保のため、より価値の高い種を作っており、人々の生活に欠かせない業界だといえます。食品業界と比べて知名度が低く、景気にも左右されにくいため、転職に向いている穴場の業界といえるでしょう。
12.独立行政法人
独立行政法人とは、国の公共事業を行うための特別な法人のこと。たとえば、国立美術館や都市再生機構などです。独立行政法人は国から独立した組織ではあるものの、売上と税金によって運営されているので経営が安定しています。平均給与も高い傾向があるため、穴場の転職先の一つです。
13.組合・団体
組合や団体も残業時間が少なく休みが取りやすいので、ホワイトな転職先といえるでしょう。転職先には財団法人や社団法人、協業組合などがあります。組合や団体は、長く働くほど年功序列式に給与も上がっていくのが一般的です。
支社を多くもっている組合や団体もあるため、転職しやすい穴場の組織を見つけることも可能です。地元で転職したい場合は、候補として検討してみると良いでしょう。団体職員の仕事について知りたい方は「団体職員とはどんな職業か?公務員との違いや年収相場について解説」のコラムもぜひご一読ください。
14.専門商社業界
専門商社業界は、特定の分野に特化した商材を取り扱い、メーカーと顧客をつなぐ役割を担う業界です。総合商社と比べると知名度は低いものの、特定分野での専門性を活かした独自の強みを持つ企業が多く存在します。専門商社は景気の影響を受けにくいケースが多く、安定した取引関係を築いている企業も多いため、安定した経営基盤がある点も魅力です。
専門知識を深めやすく、キャリアアップしやすいというメリットもあります。給与水準が高い企業も多く、福利厚生が充実していることも少なくありません。競争率が比較的低いため、転職先としては穴場の業界といえるでしょう。専門商社の詳細は「専門商社とは?就職のメリット・デメリットや総合商社との違いを解説!」で確認してください。
15.情報・通信業界
情報・通信業界は、電話や無線などの通信技術やインターネットを利用するうえでのインフラ基盤を支える業界です。近年、スマートフォンの普及により、日常的に通信技術やインターネットを使う人が増えていることから需要が高まっています。
人々が生活するうえで欠かせない通信インフラを取り扱っているため、景気に左右されにくく給与や待遇が良い企業が多いのが強みです。社会基盤を支える業界なので、やりがいをもって働きたい人にも向いている業界といえるでしょう。「通信業界の仕事」のコラムでも詳しく紹介しているので、あわせてチェックしてください。
16.製造業界
製造業界の中でも特に機械メーカーは、穴場の転職先の一つです。基本的に企業向けの事業を行っているので知名度は低めですが、世界的に必要とされる技術や商品を持つ企業も多くあります。
機械メーカーが販売しているのは、工場の設備や部品といった「モノを作るための機械」です。消費ニーズが変わっても異なる業界・企業から受注しやすいため、収益が安定しやすい傾向があります。企業の規模にかかわらず、穴場の転職先が多い業界といえるでしょう。
17.製紙業界
製紙業界は、新聞用紙や印刷用紙、段ボールなどを製造する業界です。近年はペーパーレス化が進んでいますが、段ボールやトイレットペーパーなどの衛生用紙の需要は変わりません。
製紙業界の職種は、開発や生産、営業のほか工場で働く生産・開発職など多岐にわたります。給与が安定していたり、有給休暇が取りやすかったりする企業もあるため、転職先としておすすめです。
18.鉄道業界
鉄道業界で働く従業員には、運転士や車掌、駅員などさまざまな職務があります。鉄道業界は労働組合の力が強く、社員の労働環境が守られていることがメリットです。
ただし、鉄道業界は基本的に各社とも募集人数が少ないことから、転職は狭き門の傾向があります。鉄道業界の仕事や今後の動向については「鉄道業界の仕事」のコラムで確認してください。
19.繊維業界
繊維業界は、主に衣料品などの原材料となる生糸や繊維を製造する業界のこと。アパレル商品を作る際には欠かせない原材料を製造していることから、常に一定の需要があるのが強みです。中には特殊技術をもって独自の繊維を開発し、容易に他社が参入できない企業もあります。
繊維業界は、年間休日数が多く、定着率も高い傾向がある業界の一つです。企業の中には、17時での退社が可能で、長時間労働を防ぐ働きかけをしているところもあります。平均より給与が高く高待遇で働ける企業もあるので、穴場の転職先を探せる可能性があるでしょう。繊維業界については「繊維業界の仕事」のコラムも参考にしてください。
穴場の隠れ優良企業を見つけるための7つのポイント
「穴場」という言葉どおり、名前を知らない隠れ優良企業を見つけるのは難しいこともあります。穴場の企業に出会うための方法について紹介するので参考にしてください。
1.中小企業を中心に探してみる
穴場の隠れ優良企業を探すには、中小企業を中心に探すのがおすすめです。会社の規模が小さくても、業界トップレベルの技術や業績を誇っている企業も少なくありません。大企業にも劣らない福利厚生を備えている中小企業もあります。
穴場の中小企業を探す方法としては、求人情報を掲載している冊子や求人サイトのほか、ハローワーク、転職エージェントなどを活用するのが有効です。特に、地元で転職したい場合は、居住地域の求人情報冊子やハローワークを利用して求人を探しましょう。
ただし、文字情報のみでは実際の働き方や社内の雰囲気などを掴むのは難しいのが実情です。企業説明会やOB・OG訪問で社員と話したり、エージェントに掲載企業の詳しい情報を教えてもらったりすることも検討してみてください。優良中小企業の特徴や探し方については「優良中小企業とは?就職・転職するメリットとホワイト企業の探し方を解説」のコラムもぜひご一読ください。
2.BtoB企業に注目してみる
「穴場の隠れ優良企業に転職する3つのメリット」でも触れたとおり、BtoC企業だけでなくBtoB企業にも目を向けてみましょう。BtoB企業は取引対象が法人のため、ビジネスの規模が大きく経営も安定している傾向があります。BtoB企業は、給与水準が高かったり好待遇だったりする点が魅力です。
BtoB企業を探すには、自分が好きな商品から製造過程をさかのぼり、関わっている企業を調べる方法があります。たとえば、アパレル商品に興味がある場合、商品が作られる際に必要な生地や部品メーカーにも注目してみると、これまで知らなかった企業の情報を得られるでしょう。大手企業の取引先もチェックしてみると、穴場のBtoB企業が見つかる可能性もあります。
3.あまり馴染みのない分野から探してみる
転職活動で穴場企業を探す際は、ニッチな分野に注目するのもおすすめです。「ニッチ」とは、ビジネスにおいて規模が小さく競争が少ない分野を指します。特定の狭いニーズに対するビジネスを行うため、基本的に大手企業の参入は少なく、中小企業やベンチャー企業が多くなりやすい分野です。
ニッチ分野の企業を探す場合、インターネットで「ニッチ 優良企業」と検索してみたり、エージェントに希望条件を伝えて求人紹介を受けたりするのが有効でしょう。グローバル市場のニッチ分野において重要性の高い企業を経済産業省が選出した「2020年版グローバルニッチトップ企業100選」も参考になります。
参照元
経済産業省
2020年版グローバルニッチトップ企業100選
4.大手のグループ企業をチェックしてみる
大手のグループに属している企業を調べるのも、穴場の隠れ優良企業を探すための一つの手です。大手企業の管理下にある会社は、大手企業と同様の権限を有していることがあります。転職先に安定性を求めるのであれば、狙い目といえるでしょう。大手企業に比べて競争率が低い場合もあるので、穴場の転職先としておすすめです。
5.求人サイトのスカウト機能で企業との接点を増やす
求人サイトのスカウト機能を使い、企業との接点を増やすと、穴場の転職先を探すのに役立ちます。スカウト機能を使えば、自分のプロフィールに興味をもった企業とつながれるため、自ら応募するより選考への通過率が高まるでしょう。自分が知らなかった企業からスカウトがくることもあるので視野を広げて求人探しができ、自分に合った企業を絞り込むのにも効果的です。
6.口コミサイトで企業の評判を調べるのも有効
転職先として気になる企業を見つけたら、口コミサイトで評判を調べるのも一つの手です。口コミサイトには志望企業を退職した人が書き込んでいることもあり、実際の職場環境や働き方、給与待遇面などの具体的な情報を入手できる可能性があります。
ただし、匿名で利用できるので、誇張されていたり信憑性が低かったりするケースも少なくありません。企業に対する価値観は人によって異なるので、一つの参考として捉えることをおすすめします。
7.自分の中で優良企業の基準を決める
穴場の優良企業に転職するためには、自分にとっての優良企業の基準を明確にすることが重要です。優良企業の定義は人によって異なります。これからのキャリアプランや働き方を考え「今後どのように働きたいか」「そのためにはどのような企業や条件が合っているか」を整理しましょう。
「自己分析」と「企業研究」を行って企業選びの軸を明確にし、転職先の条件としての優先順位を決めておく必要があります。自分にとっての優良企業の基準や優先順位を決めておけば、条件に合った企業を効率的に探せるでしょう。自分に合った仕事や働き方を考える際は「仕事の決め方が分からない!どんな働き方をしたいのか自分の基準で考えよう」のコラムも参考にしてください。
穴場の隠れ優良企業にこだわり過ぎない
転職先を探す際に「穴場の隠れ優良企業」にこだわり過ぎないことも大切です。優良企業の特徴に当てはまるとしても、働き方や社風などが自分に合わない場合もあります。特に、自分の中で仕事内容や目標に強い思いがあるのに「穴場企業ではないから」と諦めてしまうのはおすすめできません。
社会人として長く働くうえで職場環境や待遇は重要ですが、自分が熱意をもって取り組めるかどうかも大切なポイントです。自分のやりたいことや価値観、職場環境への希望などのバランスを考えながら、企業選びの優先順位を設定しましょう。
名前を知らない穴場の隠れ優良企業を探す5つの方法
企業の名前を知らなければ、インターネットでの検索も難しいものです。穴場企業の社名を知るには、以下で紹介する方法を試してみてください。
1.企業情報に特化した冊子を見てみる
名前を知らない穴場の隠れ優良企業を探すには、企業情報に特化した冊子を見てみるのがおすすめです。企業情報に特化した冊子の中には、離職率や平均年収、有給取得年平均など、優良企業を見分けるポイントが掲載されているものもあります。気になる項目に注目し、良い数値が出ている企業をさらに深く調べていくという手順で、転職先の選択肢を増やしてみましょう。
2.ビジネスニュースを読んでみる
ビジネスニュースに目を通すと、初めて知る企業の名前を見る機会が増えるでしょう。特に、自分が興味のある業界のニュースを重視してチェックすると、これまで知らなかった有名企業や、独自の技術で大きなシェアをもっている企業などを見つけられる場合があります。紙媒体の新聞のほか、無料でダウンロードできるニュース購読アプリなどを活用して情報を収集しましょう。
3.所属大学の就職支援機関を活用する
所属大学の就職支援機関を活用して、穴場の優良企業を探すのも有効です。多くの大学の就職支援機関では卒業生の就職先を確認できるので、どのような企業があるのかリサーチしてみましょう。気になる企業があれば、企業研究を行って希望する条件に合うか確認します。OB・OG訪問やインターンシップを申し込むと、実際の社内の雰囲気が掴めるでしょう。
4.合同企業説明会に参加する
合同企業説明会に参加すれば、穴場企業を見つけやすくなる可能性があります。多くの企業が集まる合同企業説明会では、自分が調べていた企業以外にも興味のある企業と出会えることも珍しくありません。会社説明会であれば直接企業の採用担当者から話を聞けるため、会社の雰囲気なども掴みやすいでしょう。転職サイトや求人情報では分からなかった穴場の会社を発見できることもあります。
5.転職エージェントを活用する
自分の希望する条件を満たしている穴場企業を探すには、エージェントに相談するのもおすすめの方法です。エージェントは企業規模の大小にとらわれず、相談者と相性の良い企業を紹介してくれるため、入社後にミスマッチの少ない穴場企業に出会える可能性があります。
「大手企業の内定が出ず、就活に行き詰まってしまった」「働きやすい会社に長く勤めたい」という方は、大手企業に負けない魅力をもった「穴場企業」に仕事探しの選択肢を広げてみましょう。
穴場の隠れ優良企業に転職するための7つのコツ
穴場企業に転職するためのコツをいくつか紹介します。「面接を通過できない」「具体的にどう対策すればいいか分からない」という人は、ぜひ参考にしてください。
1.先輩内定者のエントリーシートを研究する
いつも書類選考で落ちてしまう場合は、先輩内定者のエントリーシートを研究するのがおすすめです。転職サイトの中には、先輩内定者のエントリーシートが読めるサイトもあります。先輩内定者と自分のエントリーシートを見比べてみることで、相違点や改善点が見つかるでしょう。
エントリーシートの書き方については「エントリーシートは既卒も必要?ダウンロード方法や書き方のポイントを紹介」に詳しく掲載されているので、あわせてご覧ください。
2.ほかの人とは違う志望動機で差別化を図る
転職活動で採用担当者の印象に残るためには、志望動機でほかの応募者との差別化を図ることが大事です。志望動機には自分の熱意だけでなく、企業側の視点に立って「自分が入社することで企業にどう貢献できるのか」をアピールする必要があります。自分のこれまでの経験や強みを発揮したエピソードを入れ込み、入社後にどのように活かせるのかを伝えましょう。具体的に伝えることで、企業側に「入社後に活躍してくれそう」といった印象を与えられる可能性があります。
ニッチ産業の穴場企業を志望する場合は、自分の価値観やキャリアプランに照らし合わせて伝えることもポイントです。「なぜこの業界・企業でなければならないのか」を明確にすると説得力が増し、熱意が伝わりやすくなります。志望動機の書き方に悩んでいる方は「志望動機の作り方を解説!好印象な回答をするポイントとは」をご覧ください。
志望動機を企業説明にしない
企業研究で調べた内容を志望動機としてそのまま説明するのはおすすめできません。企業側が志望動機を聞くのは「なぜ同業他社ではなく自社なのか」「入社後に達成したいことは何か」などを知りたいからです。志望動機では企業について調べた内容を踏まえたうえで、なぜその企業を志望しているのかを説明しましょう。
3.企業を知るきっかけとなった経緯をまとめておく
面接の前に、応募企業を知ったきっかけや経緯を説明できるようにしておきましょう。穴場企業の選考では「どのように当社を知ったのですか」という質問をされることがあります。採用活動に反映するためのアンケート要素として聞いている場合もありますが、応募者の興味・関心事や情報収集の仕方を知るために質問するケースも少なくありません。
応募の経緯を聞かれたら、企業を知った媒体を伝えるのに加え、企業を選ぶ際に注目した点や自分の価値観、入社後に達成したいことなども伝えましょう。企業を知ったきっかけは、志望動機と類似していても問題はありません。むしろ、志望動機に一貫性をもたせることで内容に厚みが出て、より説得力が増すでしょう。
4.インターンにできるだけ参加する
企業のことを詳しく知るためには、転職前にインターンシップに参加するのがおすすめです。グループワークや職業体験など、企業によってインターンシップの実施内容は異なりますが、いずれも業界や企業研究などに役立ちます。
特に、企業や実際の働き方に関して情報が少ない穴場の転職先を狙う場合は、実際に体験して企業の実態を知るのが有効です。自分自身に適性がある業界かどうかを見極めるためにも、できるだけ多くのインターンシップに参加してみましょう。インターンシップへの参加のメリットは「インターンシップとは?参加のメリットや目的を解説!社会人は参加できる?」のコラムでも紹介しています。
5.OB・OG訪問を行いリアルな情報を活かす
OB・OG訪問を行い、志望企業で働く人のリアルな声を聞くことも有効です。具体的な仕事内容や働き方、職場の雰囲気などを把握でき、入社後のミスマッチ防止に役立つでしょう。OB・OGの人が選考を受けたときのフローや質問内容なども聞ければ、選考対策にも活かせます。
面接で志望動機やキャリアプランを聞かれた際に「OBの△△さんから、御社では新しいことに挑戦する姿勢を大事にしているとお聞きしました。私も、強みである行動力を活かして、新しい仕事にも積極的に挑戦したいです」のようにOB・OGから聞いた話を盛り込むのもおすすめです。OB訪問先の探し方は「OB訪問を行うメリットとは?やり方や質問例をご紹介!」のコラムでチェックしてください。
6.業界・企業研究を徹底する
穴場の業界・企業への転職活動では、業界・企業研究や細かい対策もしっかりと行いましょう。企業のWebサイトをはじめ、業界や企業情報に特化した冊子、ビジネスニュースなどさまざまな媒体を活用して情報を調べ、業界や企業の特徴を把握することが大切です。
企業研究のやり方は「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」を参考にしてみてください。
7.細部にもこだわって綿密に準備する
転職活動では、ほかの応募者との差別化を図るための対策や準備を怠らないようにしましょう。たとえば「中長期ビジョンや経営計画を見ておく」「応募書類の提出を迅速に行う」「面接のあとに必ずお礼のメールや手紙を送る」など、ライバルとの差別化を意識したうえでの行動が大切です。
ほかの応募者が手を抜いてしまいそうな点にもしっかり配慮することで、採用担当者の印象に残りやすくなります。細部にもこだわって綿密に準備すれば、入社したいという熱意も伝わるでしょう。
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穴場企業に転職するためのQ&A
穴場企業への転職にまつわるQ&Aをご紹介します。転職活動の際はぜひ参考にしてください。
穴場企業って何?
あまり知名度が高くないものの、離職率の低さや豊富な福利厚生などで社員が働きやすい優良企業のことです。「隠れ優良企業」と呼ばれることもあります。企業に向けて製品やサービスを提供するBtoB企業に穴場の優良企業が多く、選考時の競争率が低い傾向があることもメリットです。穴場の隠れ優良企業の探し方は「隠れ優良企業の見つけ方とは?特徴や内定をもらうコツをご紹介」のコラムも参考にしてください。
穴場の隠れ優良企業への転職は難しい?
穴場の隠れ優良企業への転職は、大手企業に比べて競争率が低いことが多く、一概に難しいとはいえません。ただし、知名度が低いため求人情報が広く出回らず、見つけにくいのが難点です。業界研究を行い、企業の業績や労働環境を確認すれば、自分に合った優良企業を見つけやすいでしょう。
優良企業への転職を目指す方は「ホワイト企業に転職するのは難しい?見分け方の基準や成功させるコツとは」のコラムにも目を通してみてください。
就活生が穴場の優良企業を探すコツは?
知名度だけで企業を選ばず、業界内での実績や成長性を重視することが重要です。企業の財務状況や離職率、社員の口コミをチェックするのも有効でしょう。合同説明会やOB・OG訪問を活用し、直接情報を得ると、自分に合った企業を見つけやすくなります。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。