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就職は穴場企業もおすすめ!ホワイトな業界や優良企業の見つけ方を紹介
更新日
この記事のまとめ
- 「穴場企業」は知名度は低いものの優れた点をもつ優良企業のため、就職におすすめ
- 穴場企業を見分けるには、福利厚生の充実度や人員の定着率をチェックしてみよう
- 金融業界やインフラ業界などは穴場の就職先といえる
- 穴場企業を探すなら、中小企業やBtoB企業に注目してみるのも有効
- 穴場企業は、企業情報に特化した冊子や転職エージェントを活用して探す方法がある
「穴場企業に就職したいけど見つけ方が分からない…」と悩んでいる人もいるでしょう。穴場企業を見つけるには、企業情報誌を見たり企業説明会に参加したりして、企業についての情報を集めるのが大切です。このコラムでは、隠れた優良企業を見分けるポイントや穴場の業界を紹介します。就活を成功させるためのポイントや求人の探し方もまとめたので、隠れた優良企業に就職したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
就職先として穴場の「隠れ優良企業」にも注目しよう
就職活動をするなかで、「優良企業に就職したい」という考えをもつ人は多いでしょう。「良い求人を見つけてもなかなか就職できない」といった場合、知名度の高い大手企業以外にも、「穴場企業」に注目してみるのをおすすめします。「有名な企業だから」「大手だから」といった理由で応募しても、知名度が高いほど競争率も高くなるため、そこだけに絞った就活をしていると内定がなかなか決まらない可能性もあるためです。
また、企業によって働き方や社風は異なるため、大手企業だからといって自分にとっても働きやすいとは限らず、知名度のみで選んでしまうと入社後にミスマッチを感じることもあるでしょう。
穴場の隠れ優良企業とは?
「穴場企業」は「隠れ優良企業」と呼ばれることもあり、知名度は高くないものの優れた点をもった、就職における「穴場」の企業です。優良企業の定義は人によって異なりますが、就活においては下記の特徴をもつ企業が当てはまるといえます。
- ・離職率が低く、長く勤めている社員が多い
- ・給与や休日、福利厚生が充実している
- ・成長率や業界におけるシェア率が高く将来性が見込める
このような特徴をもつ企業であれば、より良い環境で長く働けるでしょう。
「働きやすい会社とは?職場環境の良さを感じるポイントを紹介!」のコラムでも、働きやすい会社の特徴について解説しているので、あわせてご覧ください。
穴場の隠れ優良企業に就職する3つのメリット
穴場の隠れ優良企業に就職するメリットには、「給料が高い可能性がある」「福利厚生の種類が豊富」「競争率が低い」などが挙げられます。以下で、それぞれの内容について確認してみましょう。
1.給料が高い可能性がある
穴場の隠れ優良企業に就職するメリットの一つには、会社の業績が安定している傾向にあるため、社員の給料やボーナスが高い可能性があることが挙げられます。また、勤続年数によって昇給しやすい企業であれば、長く勤めることでより高い年収が望めるでしょう。雇用の安定と給料の高さの両方を就職先に求める方には、理想的な就職先といえます。
2.福利厚生の種類が豊富
福利厚生が充実している企業がある点も、穴場の隠れ優良企業に就職するメリットです。穴場企業は経営が安定していることが多く、企業の利益を福利厚生として社員に還元する余裕があります。福利厚生の種類は企業によってさまざまですが、通勤補助や住居手当、年間休日数の多さに加え、食堂の格安利用や施設の割引などを実施しているところも。ワークライフバランスや各種手当の支給を重要視するのであれば、穴場企業に目を向けてみるのが良いでしょう。
福利厚生について詳しく知りたい方は、「福利厚生とはどんな制度?目的や適用条件を分かりやすく解説します!」のコラムもあわせてチェックしてみてください。
3.競争率が低い
穴場の隠れ優良企業は、BtoB事業がメインだったり一般的に馴染みの少ない業界だったりすることから、大手企業と比べて競争率が低いのもメリットの一つ。知名度の高い企業はBtoC(Business to Consumer)が多く、あまり消費者に知られていないBtoB(Business to Business)は、就職先の選択肢に入りづらい傾向にあります。
特に、機械メーカーや化学メーカーは業界内で有名であっても、一般的な知名度は低い企業が多いため、就職先として狙い目といえるでしょう。「よく聞くBtoBやBtoCって何?」という方は、「BtoBとは?今さら聞けないワードについて解説!」をご覧ください。
人によって優良企業の定義は変わる
優良企業の定義は人によって変わるため、ほかの人が優良企業といっているからといって必ずしも自分に合うとは限りません。たとえば、プライベートを充実させたいと思う人は、休日が多かったり残業が少なかったりする企業を魅力的に感じる人が多いでしょう。しかし、早くキャリアアップを目指したいという人は、多少仕事がハードで休みが少なくても、多くの経験やスキルを得られる企業を魅力的に感じる人もいます。仕事で何を達成したいのか、どのような点を重視しているのかを明確にしたうえで、自分にとっての優良企業を探してみるのがおすすめです。
就職先として穴場企業かどうかを見分ける10のポイント
ここでは、就職先として検討している企業が穴場企業かどうかを見分けるポイントを紹介します。一般的にはあまり知られていない企業であっても、以下の点が多く当てはまるなら隠れた優良企業である可能性が高いでしょう。
1.離職率が低く勤続年数が長い傾向にある
就職先として隠れた優良企業かどうかを見分ける際、まずは離職率を確認してみるのがおすすめ。離職率が低く勤続年数が長い人が多い職場は、穴場の就職先である可能性が高いです。ワークライフバランスを保ちやすかったり、職場の人間関係が良好であったりする企業は従業員の満足度が高くなり、離職率が低い傾向にあります。
また、業界によっても離職率は異なり、特に建設業界や製造業界は業界全体で労働環境の改善に取り組んだり、給与水準や待遇面が良かったりすることから離職率が低い傾向にあるようです。業界ごとの離職率が知りたい方は、「離職率が低い業界ランキング!長続きする理由や長く働ける企業の特徴も解説」のコラムを参考にしてみてください。
2. 有給休暇の取得率が高い
穴場企業かどうかを見分けるポイントとして、有給休暇の取得率に注目するのも良い方法といえます。
厚生労働省の「令和5年就労条件総合調査の概況」によると、全体的に労働者の有給休暇の取得率は高まっているようですが、特に「複合サービス事業」が74.8%で最も取得率が高いという結果でした。次いで、「電気・ガス・熱供給・水道業」が73.7%、「製造業」が65.8%の取得率です。
働き方改革や長時間労働の削減に積極的に取り組んでいたり、従業員が有給を取りやすい雰囲気があったりする職場では、有給消化率も高くなる傾向にあります。そのため、有給休暇の取得率をチェックすることで、穴場企業かどうかを判断できるでしょう。
参照元
厚生労働省
令和5年就労条件総合調査 結果の概況
3.残業が少ない
有給取得率と同様、平均残業時間をチェックすることで就職先として穴場かどうかを見極めやすくなるでしょう。前述したように、穴場企業は長時間労働やサービス残業が発生しないよう働き方改革を行っている企業が多く、社員の残業時間も少ない傾向にあるようです。
4.働き方の自由を尊重している
従業員の働き方の自由を尊重しているかどうかも、穴場企業かどうかを見分けるポイントといえます。近年では、フレックスタイム制やリモートワーク、フリーアドレス制度など、時間や場所にとらわれない働き方を実施している企業も一般的です。多様な働き方の選択肢があることで、従業員の働きやすさだけでなく、モチベーションや仕事のパフォーマンス向上にもつながるでしょう。自分に合った働き方を選択したいという人には、重視したいポイントといえます。
フルフレックスやリモートワークの働き方については、「フルフレックスとは?メリット・デメリットとフルリモートとの違い」のコラムで紹介しているので、こちらもぜひご覧ください。
5.女性が活躍しやすい環境が整っている
女性が活躍しやすい環境が整っている職場も、穴場の就職先の可能性が高いといえます。たとえば、育児復帰支援制度や社内託児所があったり、産休・育休取得の促進などを行っていたりする企業では、出産や子育てが落ち着いた女性社員の復帰もしやすいでしょう。また、性別や年齢、人種、障がいの有無などにかかわらず、全社員を等しく評価するような制度を導入している企業も優良企業を判断する基準の一つといえます。
6.社員の仕事へのモチベーションが高い
社員のモチベーションの高さも、穴場企業かどうかを見分けるポイントの一つです。仕事への意欲が高い社員が多ければ企業全体の生産性が高まり、結果的に業績も上がりやすくなります。企業の業績が良くなれば、より働きやすい環境が社員にも還元され、働くモチベーションにつながるなど好循環が生まれるでしょう。また、入社後に働くうえでも、周りのメンバーに影響を受けてモチベーション高く働ける環境となり得ます。
社員の仕事への意欲が高いかどうかを見分けるためには、企業説明会やインターンシップ、OB・OG訪問などで直接コミュニケーションを取ってみるのが有効でしょう。
7.福利厚生が充実している
穴場企業かどうかを見分けるうえで、福利厚生が充実しているかも重視したいポイント。福利厚生は、賃金以外にも社員やその家族の生活を補助する目的で設定されているため、内容や種類が充実しているほど「働きやすい」と感じやすくなるでしょう。企業年金制度や社宅、休暇制度のほか、企業独自に設定している福利厚生があれば確認してみるのがおすすめです。
福利厚生について詳しく知りたい方は、「福利厚生には何がある?企業が用意する目的と対象となる条件について解説」のコラムもぜひご一読ください。
8.成長率や業界におけるシェア率が高い
成長率が高く、業界内では高シェアをもっているBtoB企業も就職の穴場です。「穴場の隠れ優良企業に就職する3つのメリット」でも触れましたが、BtoB企業は顧客である企業に向けて製品・サービスを提供しているため、取引金額も大きくなります。特に、業績の成長率や業界におけるシェア率が高い場合、給与水準が高かったり好待遇だったりする企業も多いでしょう。売上高や決算資料を公開している企業もあるので、経営の安定性が気になる方は確認してみるのがおすすめです。
職場環境や雰囲気に関することは、就職活動の面接で直接社員の方に聞いてみるのも方法の一つ。ただし、質問の仕方によっては印象を悪くしてしまう可能性があるので注意が必要です。
面接の逆質問の仕方については、「面接の逆質問で好印象を与える方法とは?就職成功のための対策を立てよう」のコラムで確認しておきましょう。
9.経営状況が安定している
経営が安定しているかどうかも、穴場の隠れ優良企業を見分けるうえでのポイントといえます。経営が安定していれば、社員に過剰に労働させたり劣悪な職場環境で仕事させたりする可能性が低いと考えられるためです。
経営状況の安定性を把握する方法は、上場企業の場合、開示が義務付けられている財務諸表を見ると、売上利益や財政状況などを確認できます。非上場企業の場合は、企業のWebサイトや企業情報誌などから財務状況についての情報を調べてみるのがおすすめです。
安定した就職先を希望している方は、「安定した職業12選!仕事選びのコツやおすすめの資格をご紹介」のコラムも参考にしてみてください。
10.新規参入が難しい業界や業種である
一般的に、新規参入が難しく参入障壁の高い業界は、優良企業が多い傾向にあります。参入障壁が高いと、新規参入企業に脅かされる心配が少ないため、経営が安定しやすく社員の待遇も良くなる可能性が高いからです。参入するために国の許可が必要な業界は障壁が高く、インフラ業界や建設業界などは穴場企業が多いといえます。ただし、インフラ業界においても電力やガスの分野では、2016年4月1日以降から小売全面自由化が施行されているため、異業界の企業も参入しやすくなっているようです。
小売全面自由化の仕組みについて詳しくは、経済産業省資源エネルギー庁の「電力の小売全面自由化って何?」でご確認ください。
参照元
経済産業省資源エネルギー庁
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自分に合う優良企業の特徴を確認する
優良企業の定義は人によって異なります。穴場の優良企業に就職するためにも、まずは自分にとっての優良企業の特徴を明確にしていきましょう。これからのキャリアプランや働き方を考え、「今後どのように働きたいか」「そのためにはどのような企業や条件が合っているか」を整理することが大切です。自分に合った優良企業を探すためにも、「自己分析」と「企業研究」は重要になってくるので、しっかり行っておきましょう。
自分に合った仕事や働き方を考える際は、「仕事の決め方が分からない!どんな働き方をしたいのか自分の基準で考えよう」のコラムも参考にしてみてください。
穴場と思ったらブラック?就職を避けるべき企業の特徴
ここでは、就職を避けた方が良いいわゆる「ブラック企業」の特徴をご紹介します。穴場企業を探すなかで、「一見良さそうに見えた求人が実はブラック企業だった…」という可能性はゼロではありません。
以下のような特徴は、「ブラック企業」に当てはまる可能性があるので、避けるようにしましょう。
長時間労働が当たり前
「ブラック企業」の主な特徴として、社員に対して過剰な長時間労働を強いることが挙げられます。労働基準法の第三十六条では、「残業時間の上限は、原則として月45時間・年360時間」と定めています。この時間を超える残業を強いる企業は、ブラック企業の可能性が高いでしょう。
慢性的に人手不足だったり、繁忙期に休みが取れなかったりする職種や業界では残業が増える傾向にありますが、業務内容やシフトを工夫して労働基準法に違反しないように取り組んでいる優良企業もあります。
ブラック企業と気づかずに就職してしまい、早期離職とならないためにも残業時間に注目するのがおすすめです。
一般的な残業時間の目安を知りたい方は、「残業の平均時間はどれくらい?36協定についても解説!」のコラムもあわせてご一読ください。
ハラスメントに対処してくれない
ハラスメントが横行しており、会社が対処してくれない場合も「ブラック企業」の特徴に該当する可能性があります。上司が部下に対して身体的・精神的に攻撃するパワハラのほか、性的な嫌がらせをするセクハラ、妊娠や出産、育児休業に関して不利益な扱いや嫌がらせをする行為も職場におけるハラスメントです。これらのハラスメントがあるにもかかわらず、上司や人事部などが対処せずに問題を放置している場合、「ブラック企業」といって良いでしょう。
長時間労働やハラスメントがあるブラック企業を避けるための対処法については、「ブラック企業は見極められる?特徴や見分け方のポイントを解説」のコラムで紹介しているので、こちらもぜひご覧ください。
参照元
e-Gov法令検索
労働基準法
就職先におすすめ!隠れ優良企業が多い穴場業界20選
ここでは、穴場でいわゆる「ホワイト企業」が多い20の業界について紹介します。それぞれの業界の特徴について理解を深め、就職先を考える際の参考にしてみてください。
1.金融業界
隠れ優良企業が多い穴場の就職先としておすすめの業界の一つは、金融業界です。金融業界のなかでも、特に消費者金融業界は隠れたホワイト企業が多い傾向にあります。消費者金融業界は、金融庁による賃金業法に基づいて、個人向けに小口の融資を行う業界です。「消費者金融」と聞いて、ネガティブなイメージをもつ人もいるかもしれませんが、同庁の改正貸金業法により、現在はクリーンな業界となっています。消費者金融業界は利益率が高いことから経営が安定しており、給与面や福利厚生の充実など、社員にとって働きやすい環境になっている企業もあるようです。
金融業界は一般的に銀行や証券、保険などのイメージが強いことから、消費者金融業界自体は就職先としての知名度が低く「就職の穴場」といえます。
参照元
金融庁
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2.インフラ業界
インフラ業界とは、人々が生活するのに欠かせない電気やガス、鉄道業界などを指します。これらのインフラは生活に欠かせないことから、景気の影響を受けにくく経営が安定している企業が多いのが特徴です。また、雇用や収入も安定しており、一度就職すれば年功序列で昇給できる可能性も高いでしょう。
インフラ業界については、「インフラ業界の職種や将来性とは?向いている人や志望動機の書き方も解説」のコラムで詳しく解説しているので、ぜひご一読ください。
3.医薬・医療機器業界
医薬品や医療機器業界もホワイト企業が多い穴場の業界の一つ。医薬品や医療機器は商品そのものの利益率が非常に高いだけでなく、新規参入が非常に難しい業界です。そのため、安定的な利益を確保しやすい業界といえるでしょう。大手の製薬会社や医療機器メーカーは競争率が高いものの、大手グループ会社で小型の医療機器を作っている会社といった穴場の就職先もあります。
今後も高齢化が進むことが予想される日本では、医薬品や医療機器の需要が落ちる可能性は低く、将来的にも経営が安定している穴場の業界だといえるでしょう。
医療業界の仕事については「医療業界の仕事」、医療機器業界については「医療機器業界の仕事」のコラムもご覧ください。
4.食品業界
食品業界はBtoCが多く、BtoBと比べると知名度が高い企業が多い業界です。穴場とまではいえませんが、就職先としておすすめの業界の一つ。食品業界は工場の建設や商品開発などに莫大な費用がかかるため、競合の新規参入も簡単にはできず、競合他社との競争が起きにくいからです。
また、食は景気にも左右されにくいことから、経営も安定しやすいといえます。取り扱っている商品によっては、穴場と呼べる企業もあるため、就職先を探すときは一度チェックしてみてください。
食品業界については、「食品業界の仕事」のコラムでも詳しく解説しています。
5.鉱業業界
鉱業業界とは、「素材メーカー」とも呼ばれており、製品を開発するための素材を製造している業界です。主に銅や亜鉛、石油や天然ガスなどを掘削する事業を行い、消費者がよく知っている製品の素材として利用されています。
鉱業業界が製品として販売している素材は基本的に需要が安定しており、企業の数も限られているため競合との競争なども発生しづらく、就職できれば安定して長く勤めやすいでしょう。
6.化学業界
化学業界は、石油や繊維、ガス、パルプといった原材料から化学技術で変化させた商品を製造販売する業界です。研究開発にコストがかかることから参入障壁が高く、さらに新商品が大量に生まれにくい特徴があります。そのため、固定の取引先に継続的に販売しやすく、安定して利益を上げやすいのが特徴です。営業職を希望しているのであれば、取引先との歓迎が続きやすいことから働きやすい穴場の業界だといえるでしょう。
「化学メーカーの仕事」のコラムでは、化学メーカーの仕事について紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください。
7.リース業界
リース業界とは、企業が必要とする設備を代わりに購入して貸し出すサービスを行う業界のことです。貸し出す商品はコピー機から土地、建物まで幅広くあります。
リース業界は金融業界と同様、利益率が高いことから経営が安定しており、社員にとっても働きやすい環境が整備されている企業も珍しくないようです。また、メーカーやサービス業に比べて知名度が低いため、ほかの有名な業界に比べて就職の競争率が低い穴場業界といえるでしょう。
リース業界の仕事は、「リース業界の仕事」のコラムでも詳しく解説しています。
8.自動車業界
自動車業界も有名な自動車メーカーは固定となっており、顔ぶれが変わりません。自動車業界は日本における基幹産業ともいわれており成長が期待される業界のため、将来的にも安定して働ける就職先でしょう。大手自動車メーカーは競争率が高いものの、大手の子会社には一般的な知名度は低いものの優良企業が多く、就職先を探すうえで穴場であるといえます。
また、自動車業界では労働組合の力が強く、労働環境や待遇がしっかりと守られているという傾向があります。
自動車業界の仕事については、「自動車業界の仕事」のコラムも参考にしてみてください。
9.エネルギー業界
エネルギー業界とは、石油や石炭の掘削、販売などを行っている業界のこと。近年は再生可能エネルギーや電力の自由化などで外資系企業も参入しており、就職しやすい穴場の優良企業もあるようです。また、人々の生活の基盤を支える業界であるため雇用が安定しており、職種によって異なりますが、有給休暇なども取りやすいといったホワイト企業の特徴があります。
エネルギー業界への就職を考えている方は、「エネルギー業界の仕事」のコラムもぜひチェックしてみてください。
10.海運業界
海運業界は石油やガス、日用品などのさまざまな物質を船で運搬することで輸出入を支えるのが仕事。事業を展開するためには国の許可が必要となっているため、参入障壁が高い業界です。競争が激しくなりにくく経営も安定しており、待遇も良いホワイト企業が多くあります。
採用人数が少ないため大手を狙うのは難しいようですが、それほど知名度が高くない大手の関連企業であれば、就職先として狙いやすい穴場だといえるでしょう。
海運業界については、「海運業界の仕事」のコラムで詳しく紹介していますので、こちらもあわせてご一読ください。
11.私立大学の職員
私立大学の職員は、勤務時間や収入が安定しているホワイトな職場だといえます。入試試験が始まる時期や生徒の入学後などは繁忙期で残業することもあるようですが、基本的には残業も少なく、仕事量は適切に保たれているようです。また、夏休みや冬休みも設けられており、プライベートと両立しやすい環境といわれています。
民間企業に比べて利益重視ではないため、精神的にもゆとりのある働き方ができる穴場の就職先だといえるでしょう。
「大学職員の採用倍率は高い!?傾向や国立と私立の違いを解説」のコラムも参考に、自分に合った働き方ができそうか考えてみてください。
12.種苗業界
種苗業界とは穀物や野菜、草花などの植物の種の研究開発や販売を行っている業界のことです。米や野菜の品質向上や安全性の確保のため、より価値の高い種を作るのが仕事。そのため、種苗業界は人々の生活に欠かせない業界だといえるでしょう。
食品業界と比べて知名度が低く、景気にも左右されにくい業界のため、就職に向いている穴場の業界であるといえます。
13.独立行政法人
独立行政法人とは、国の公共事業を行うための特別な法人のこと。たとえば、国立美術館や都市再生機構などです。独立行政法人は国から独立した組織ではあるものの、運営には売上以外にも税金が含まれていることから、経営が安定しています。平均給与も高い傾向にあるため、穴場の就職先の一つです。
14.組合・団体
組合や団体も、残業時間が少なく、休みが取りやすい傾向にあるホワイトな就職先といえるでしょう。就職先には財団法人や社団法人、協業組合などがあります。組合や団体は、長く働くほど年功序列式に給与も上がっていくのが一般的といえるでしょう。支社を多くもっている組合や団体もあるため、就職しやすい穴場の組織を見つけることも可能です。地元で就職したいという方は候補として検討してみると良いでしょう。
団体職員の仕事について知りたい方は、「団体職員とはどんな職業?公務員との違いや年収相場について解説」のコラムもぜひご一読ください。
15.自動車部品メーカー
自動車業界と同様に、自動車部品メーカーもホワイト企業が多い穴場の就職先の一つです。ホワイト企業が多い理由は、上位企業の顔ぶれが変わらず今後の将来性も高いといった理由が挙げられます。自動車業界自体が景気の影響を受けやすいという面があるものの、労働組合が力をもっているため雇用や労働条件は安定しているようです。
最先端技術を駆使する仕事にも携われるため、手に職を身につけるのに興味がある方にとって魅力的な業界といえるでしょう。
16.情報・通信業界
情報・通信業界は、電話や無線などの通信技術やインターネットを利用するうえでのインフラ基盤を支える業界です。近年、スマートフォンの普及により日常的に通信技術やインターネットを使う人が増えたことから、需要が高い業界といえます。人々が生活するうえで欠かせない通信インフラを取り扱っているため、景気に左右されにくく給与や待遇が良い企業が多いのが特徴です。また、社会基盤を支える業界のため、やりがいをもって働きたいという人にも向いている業界といえるでしょう。
「通信業界の仕事」のコラムでも通信業界について紹介しているので、こちらもあわせてチェックしてみてください。
17.機械メーカー
機械メーカーは基本的にBtoB企業となるため知名度は低いものの、世界的に必要とされる技術や商品をもっている企業も多く、穴場の業界といえるでしょう。
また、機械メーカーが販売しているのは工場の設備や部品といった「モノを作るための機械」なので、消費ニーズが変わっても異なる業界・企業から受注しやすく収益が安定しているのが特徴です。そのため、企業の規模にかかわらず穴場の就職先が多い業界といえます。
18.製紙業界
製紙業界は、新聞用紙や印刷用紙、段ボールなどを製造する業界です。近年はペーパーレス化が進んでいますが、段ボールやトイレットペーパーなどの衛生用紙の需要は変わらず高い傾向にあります。製紙業界の職種は開発や生産、営業のほか工場で働く生産・開発職などがあり、製造業で給与が安定していたり、有給休暇が取りやすかったりするため、就職先としておすすめです。
19.鉄道業界
鉄道業界で働く従業員には、運転士や車掌、駅員などさまざまな職務があります。鉄道業界では、労働組合の力が強く社員の労働環境が守られているという特徴があるようです。ただし、鉄道業界は基本的に各社とも募集人数が少ないことから、就職は狭き門であるといえるでしょう。
鉄道業界の仕事や志望動機の書き方は、「鉄道業界の仕事」のコラムで確認してみてください。
20.繊維業界
繊維業界は、主に衣料品などの原材料となる生糸や繊維を製造する業界のこと。アパレル商品を作る際には欠かせない原材料を製造していることから一定の需要があり、なかには特殊技術をもって独自の繊維を開発し、用意に他企業が競合できない企業もあるようです。
繊維業界は、社員の有給取得日数が高く、定着率も高いホワイト企業が多い業界の一つ。企業のなかには、社員は遅くとも20時ごろには退社するように定め、長時間労働を防ぐ働きかけをしているところもあるようです。また、給与も高い水準にあるため、非常に高待遇で働ける穴場の就職先だといえるでしょう。
繊維業界については、「繊維業界の仕事」のコラムも参考にしてみてください。
穴場の隠れ優良企業に就職するための5つのコツ
ここでは、穴場企業に就職するためのコツをいくつか紹介します。「面接を通過できない」「具体的にどう対策すればいいか分からない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.先輩内定者のエントリーシートを研究する
「就活はいつも書類選考で落ちてしまう」と悩んでいる方は、先輩内定者のエントリーシートを研究してみましょう。就職サイトのなかには、先輩内定者のエントリーシートが読めるようになっているサイトもあります。先輩内定者と自分のエントリーシートを見比べてみることで、相違点や改善点が見つかるでしょう。
エントリーシートの書き方については、「エントリーシートは既卒も必要?ダウンロード方法や書き方のポイントを紹介」に詳しく掲載されているので、こちらもあわせてご覧ください。
2.ほかの人とは違う志望動機で差別化を図る
就職活動で採用担当者の印象に残るためには、志望動機でほかの応募者との差別化を図ることが大事です。志望動機を書く場合は、自分の熱意をアピールすることも大切ですが、企業側の視点に立って「自分が入社することで企業にどう貢献できるのか」を記載するのがおすすめ。自分のこれまでの経験や強みを発揮したエピソードを入れ込み、入社後にどのように活かせるのかを述べると、企業側に「入社後に活躍してくれそう」といった印象を与えられるでしょう。
また、ニッチ産業の穴場企業を志望する場合は、自分の価値観やキャリアプランに照らし合わせて、「なぜこの業界・企業でなければならないのか」を明確にすると説得力が増し、熱意が伝わりやすくなるといえます。
志望動機の書き方に悩んでいる方は「志望動機の作り方を解説!好印象な回答をするポイントとは」をご覧ください。
3.「企業を知ったきっかけ」を聞かれた際に説明できるようにする
穴場企業の選考では、「どのように当社を知ったのですか」といった質問をされることがあります。これは採用活動に反映するためのアンケート要素として聞いている場合もありますが、応募者が何に興味をもち、どのように情報収集をしているのかを見るために質問しているという意図もあるようです。
そのため、応募企業を知った媒体を伝えるのに加えて、「企業を選ぶ際に注目した点」「自分の価値観や入社後に達成したいこと」なども伝えるようにしましょう。
企業を知ったきっかけについては、志望動機と似た内容になっても問題はありません。むしろ、志望動機と一貫性をもたせることで内容に厚みが出たり、より説得力が増したりするでしょう。
4.インターンにできるだけ参加する
企業のことを詳しく知るためには、就職前にインターンシップに参加するのがおすすめです。グループワークや職業体験など、企業によってインターンシップの実施内容は異なりますが、いずれも業界や企業研究などに役立ちます。特に、企業や実際の働き方に関して情報が少ない傾向にある穴場の就職先を狙う場合は、実際に体験して企業の実態を知るのがおすすめです。
また、自分自身に適性がある業界かどうかを見極めるため、できるだけ多くのインターンシップに参加すると良いでしょう。
インターンシップへの参加のメリットについては、「インターンシップとは?参加のメリットや目的を解説!社会人は参加できる?」のコラムでも紹介しています。
OB・OG訪問を行う
OB・OG訪問をして志望企業で働く人のリアルな声を聞くことで、具体的な仕事内容や働き方、職場の雰囲気などが把握でき、入社後のミスマッチ防止に役立つでしょう。OB・OGの人が選考を受けたときのフローや質問内容なども聞ければ、選考対策にも活かせます。
また、面接で志望動機やキャリアプランを聞かれた際に、「OBの△△さんから、御社では新しいことに挑戦する姿勢を大事にしているとお聞きしました。私も、強みである行動力を活かして、新しい仕事にも積極的に挑戦したいです」といったようにOB・OGから聞いた話を盛り込むのもおすすめです。
OB訪問先の探し方については、「OB訪問を行うメリットとは?やり方や質問例をご紹介!」のコラムで紹介しているので、こちらもチェックしてみてください。
5.企業研究や細かい対策を怠らない
穴場企業への就活では、企業研究や細かい部分への対策もしっかりと行いましょう。企業のWebサイトをはじめ、業界や企業情報に特化した冊子、ビジネスニュースなどさまざまな媒体を活用して情報を調べ、業界や企業の特徴を把握することが大切です。企業研究のやり方は、「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」を参考にしてみてください。
また、選考段階においてほかの応募者との差別化を図るために、細かい対策を怠らないことも意識してみてください。たとえば、「中長期ビジョンや経営計画を見ておく」「応募書類の提出を迅速に行う」「面接のあとに必ずお礼のメールや手紙を送る」など、ライバルとの差別化を意識したうえで行動しましょう。ほかの応募者が手を抜いてしまいそうな点にもしっかり配慮することで、採用担当者の印象に残りやすくなったり熱意が伝わりやすくなったりするでしょう。
穴場の隠れ優良企業への就職を目指すときの注意点
穴場企業への就職を目指すときに注意したいポイントには、「志望動機を企業説明にしない」「穴場の隠れ優良企業」といったことが挙げられます。以下で、確認してみましょう。
志望動機を企業説明にしない
選考対策で企業研究をするのは大切ですが、企業について調べた内容を志望動機としてそのまま説明するのは避けましょう。企業側が志望動機を聞くのは、「なぜ同業他社ではなく自社なのか」「入社後に達成したいことは何か」などを知りたいからです。そのため、志望動機では企業について調べた内容を踏まえたうえで、なぜその企業を志望しているのかを説明しましょう。
「穴場の隠れ優良企業」にこだわり過ぎないことも大切
就職先を探す際に「穴場の隠れ優良企業」にこだわり過ぎないことも大切です。隠れ優良企業の特徴に当てはまるからといって、働き方や社風などが必ずしも自分に合っているとは限らないためです。特に、自分のなかで仕事内容や目標に関して強い想いがあるにもかかわらず、「穴場企業ではないから」と諦めてしまうのはおすすめしません。社会人として長く働くうえで、職場環境や待遇などはもちろん大切ですが、自分が熱意をもって取り組めるかどうかも重要なポイントになるためです。
自分のやりたいことや価値観、職場環境への希望などのバランスを考えながら、企業を選ぶ際の優先順位を設定してみましょう。
穴場の隠れ優良企業の探し方6つ
「穴場」という言葉どおり、名前を知らない隠れ優良企業を見つけるのは難しいこともあります。ここでは、穴場企業に出会う方法についてご紹介するので参考にしてみてください。
1.中小企業を中心に探してみる
穴場の隠れ優良企業を探すには、中小企業を中心に探してみるのがおすすめです。会社規模が小さくても、業界トップレベルの技術や業績を誇っていたり、大企業にも劣らない福利厚生を備えたりする中小企業もあるので、就職先の選択肢として検討してみましょう。
中小企業の求人を探す方法としては、求人情報を掲載している冊子や求人サイトのほか、ハローワーク、就職エージェントなどを活用してみてください。特に、地元で就職したいという場合は、居住地域の求人情報冊子やハローワークを利用して求人を探すのが有効といえます。
ただし、文字情報のみでは実際の働き方や社内の雰囲気などを掴むのは難しいため、企業説明会やOB・OG訪問で社員と話したり、エージェントに掲載企業の詳しい情報を教えてもらったりするのも良いでしょう。
優良中小企業の特徴や探し方については、「優良中小企業とは?就職・転職するメリットとホワイト企業の探し方を解説」のコラムもぜひご一読ください。
2.BtoB企業に注目してみる
「穴場の隠れ優良企業に就職する3つのメリット」でも触れたとおり、隠れ優良企業を探すうえでは、BtoC企業だけでなくBtoB企業にも目を向けてみましょう。BtoB企業は取引対象が法人のため、ビジネスの規模が大きい傾向にあり経営も安定していることから、給与水準が高かったり好待遇だったりする点が魅力です。
BtoB企業を探す際には、自分が好きな商品から製造過程を遡って、関わっている企業を調べてみる方法があります。たとえば、アパレル商品に興味がある場合、商品が作られる際に必要な生地や部品メーカーにも注目してみると、これまで知らなかった企業の情報を得られるでしょう。
また、大手企業をメインに探している方は、同時にその企業の取引先にも注目してみると、穴場のBtoB企業が見つかる可能性もあります。
3.あまり馴染みのない分野から探してみる
就職活動で穴場企業を探す際は、ニッチ分野に注目してみるのもおすすめです。「ニッチ」とは、ビジネスにおいて規模が小さく競争が少ない分野を指します。特定の狭いニーズに対するビジネスを行うため、基本的に大手企業が参入することは少ない傾向にあり、中小企業やベンチャー企業が多いといわれる分野です。
ニッチ分野の企業を探す場合、インターネットで「ニッチ 優良企業」といったように検索してみたり、エージェントに希望条件を伝えて求人紹介を受けたりするのが有効といえます。
また、経済産業省の「2020年版グローバルニッチトップ企業100選」では、グローバル市場のニッチ分野において重要性の高い企業を選出しているので、こちらを参考にするのも良いでしょう。
参照元
経済産業省
2020年版グローバルニッチトップ企業100選
4.大手企業のグループ企業をチェックしてみる
大手企業のグループに属している企業を調べるのも、穴場の隠れ優良企業を探すための一つの手です。大手企業の管理下にある会社は、大手企業と同様の権限を有していることもあるため、就職先に安定性を求めるのであれば狙い目といえます。大手企業に比べて競争率が低い場合もあるので、穴場の就職先といえるでしょう。
5.求人サイトのスカウト機能を使い企業との接点を増やす
求人サイトのスカウト機能を使い、企業との接点を増やすのも穴場の就職先を探すのに役立つといえます。スカウト機能は、自分が記載したプロフィールに興味をもった企業とつながるため、自ら応募するより選考への通過率が高まりやすくなる可能性があるでしょう。また、自分が知らなかった企業からスカウトがくることもあるため、視野を広げて求人探しができたり自分に合った企業を絞り込んだりするのにも有効といえます。
口コミサイトで企業の評判を調べるのも有効
就職先として気になる企業を見つけたら、口コミサイトで評判を調べてみるのも一つの手です。口コミサイトには志望企業を退職した人が書き込んでいることもあり、実際の職場環境や働き方、給与や待遇面などについて具体的に知れる可能性があります。
とはいえ、匿名で利用できる特徴から、誇張して表現していたり信憑性が低い内容が含まれていたりすることもあるため、一つの参考として捉えておくのが良いでしょう。
6.自分のなかで優良企業の基準を決める
穴場の就職先を見つけるには、自分のなかで優良企業の基準を決めておくことが大切です。基準を決めておけば、その条件に合った企業を効率的に探せるようになります。
「就職先として穴場の『隠れ優良企業』にも注目しよう」でご紹介したとおり、優良企業の基準としては、経営の安定や福利厚生の充実、離職率の低さなどが挙げられます。ただし、これらは一般的な基準なので「残業が多くても住宅手当がほしい」といった自分なりの基準を明確にするのが重要です。
国が認める働きやすい優良企業「安全衛生優良企業」とは?
「安全衛生優良企業」とは、企業が労働者の安全や健康を確保する対策に取り組み、高い安全衛生水準を保っている企業に対して、厚生労働省が認定を行っているものです。この認定は、過去3年間で労働安全衛生関連で大きな法違反がないことに加え、労働者の健康保持増進対策やメンタルヘルスケアなど、幅広い分野で積極的な取り組みを行っていることが求められます。安全衛生優良企業に認定されている企業は、安全で働きやすい企業と認められているので、就職する際の参考にしてみると良いでしょう。
参照元
厚生労働省
安全衛生優良企業公表制度について
名前を知らない穴場の隠れ優良企業を見つける5つの方法
企業の名前を知らなければ、インターネットでの検索も難しいもの。穴場企業の社名を知るには、以下で紹介する方法を試してみてください。
1.企業情報に特化した冊子を見てみる
名前を知らない穴場の隠れ優良企業を探すには、企業情報に特化した冊子を見てみるのがおすすめです。企業情報特化の冊子には、離職率や平均年収、有給取得年平均など、優良企業を見分けるポイントが掲載されているものもあります。気になる項目に注目し、良い数値が出ている企業をさらに深く調べていくという手順で、就職先の選択肢を増やしてみてください。
2.ビジネスニュースを読んでみる
ビジネスニュースに目を通してみると、知らなかった企業の名前を見る機会が増えやすくなります。特に、自分が興味のある業界のニュースを重視して見るようにすると、これまで知らなかった業界内では有名な企業や、独自の技術で大きなシェアをもっている企業などを見つけられる可能性も。紙媒体の新聞のほか、無料でダウンロードできるニュース購読アプリも増えているので、スマートフォンやパソコンを活用して情報を収集しましょう。
3.所属大学の就職支援機関を活用する
多くの大学の就職支援機関では卒業生の就職先を確認できるので、そこからどのような企業があるのかリサーチしてみるのも有効です。気になる企業があれば、OB・OG訪問やインターンシップを申し込むと、実際の社内の雰囲気が掴めるでしょう。
4.企業説明会に参加する
合同企業説明会に参加すれば、穴場企業を見つけやすくなる可能性があります。多くの企業が集まる合同企業説明会では、自分が調べていた以外にも興味のある企業と出会えることも。また、会社説明会であれば直接企業の採用担当者から話を聞けるため、会社の雰囲気なども掴みやすくなるでしょう。就職サイトや求人情報では分からなかった穴場の会社を発見できることもあるようです。
5.就職エージェントを活用する
自分の希望する条件を満たしている穴場企業を探すうえで、エージェントに相談するのもおすすめの方法。エージェントは企業規模の大小にとらわれず、相談者と相性の良い企業を紹介してくれるため、入社後にミスマッチの少ない穴場企業に出会える可能性があるでしょう。
「大手企業の内定が出ず、就活に行き詰まってしまった」「働きやすい会社に長く勤めたい」という方は、大手企業に負けない魅力をもった「穴場企業」に仕事探しの選択肢を広げてみるのがおすすめです。
それでもなかなか自分に合った企業に出会えないという方は、一度ハタラクティブのキャリアアドバイザーにご相談ください。若年層向けの就職・転職支援を行っているハタラクティブでは、丁寧なカウンセリングを行ったうえであなたに合った優良企業を一緒にお探しし、内定までを徹底サポート。求人紹介のほか、面接対策や書類添削、1分程度でできる「適職診断」などすべてのサービスが無料で利用可能なので、まずはお気軽にお問い合わせください。
穴場企業に就職するためのQ&A
ここでは、穴場企業への就職にまつわるQ&Aをご紹介します。就活の際はぜひ参考にご覧ください。
穴場企業って何?
あまり知名度が高くないものの、離職率の低さや豊富な福利厚生などで社員が働きやすい優良企業のことです。「隠れ優良企業」と呼ばれることもあります。企業に向けて製品やサービスを提供するBtoBに穴場が多く、就職の競争率が低いのが特徴です。ホワイト企業について、詳しくは「ホワイト企業の特徴とは?働きやすい職場の見分け方」を参考にご覧ください。
穴場の隠れ優良企業に就職するためにはどうすれば良い?
先輩内定者のエントリーシートを研究したり、インターンシップに参加して業界研究を行ったりといった対策が有効といえます。また、志望動機に「自分が企業に貢献できること」を記載するのもおすすめです。ほかの応募者との差別化を図ることで、採用担当者の印象に残りやすくなるでしょう。詳しくは、このコラムの「穴場の隠れ優良企業に就職するための5つのコツ」もぜひご一読ください。
あまり知られていない穴場の企業をどうやって探すの?
企業情報に特化した冊子やビジネスニュースなどの情報をチェックするのがおすすめです。また、穴場の求人がなかなか見つからないときは就職エージェントに頼るのも一つの手。就職エージェントのハタラクティブは、若年層向けに穴場企業を含む求人をご紹介する就職エージェントです。ご利用はすべて無料なので、就職活動に不安や疑問をおもちの方はハタラクティブをぜひご利用ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。