面接に遅刻しそうなときはどうする?対応のポイントと連絡方法を解説

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この記事のまとめ

  • 面接で遅刻しそうな際は、遅れると分かった時点で連絡する
  • 面接で遅刻したからといって不採用になるわけではない
  • 面接で遅刻しそうな場合は、理由と正直に伝えるのが大事
  • 面接で遅刻する場合の連絡は電話が基本
  • 面接で遅刻しないために、余裕をもって動くことが大切

「面接で遅刻しそうなときは、どのように対応すれば良い?」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。面接に遅刻しそうな場合、遅れると分かった時点ですぐに連絡するのがマナーです。
このコラムでは、面接に遅刻しそうな場合の対処法や、企業への伝え方について解説します。遅刻をしてしまったら、そのあとの行動が大切です。遅刻した場合の印象を少しでも良くしたい方は、ぜひ参考にしてください。

面接への遅刻が採用に与える3つの影響

面接で遅刻してしまうと、基本的に印象は悪くなります。しかし、遅刻したから不採用になるわけではないので、安心してください。ここでは、遅れることによって、どのような影響があるのかについて解説します。

1.不採用になるとは限らない

面接で遅刻したからといって、不採用になるとは限りません。面接で挽回できれば採用してもらえる場合があります。ただし、遅刻した時点で評価が下がることは意識しなければなりません。時間を守って到着した人のほうが、当然ですが評価は良くなります。

基本的に、不採用になれば結果が変わることはありません。不採用の場合どうなってしまうかについては、「不採用は覆る?結果が変わる可能性と円滑な就活に繋がる対処法」のコラムを参考にしてください。

2.「時間が守れない」と印象が悪くなる

選考に遅刻してしまうと、時間を守れない人物だと思われ印象が悪くなります。面接のように大事なタイミングで時間に遅れる人は、仕事でも時間にルーズだと思われるからです。

仕事で時間を守れない場合、同僚だけではなく、取引先やお客さまからの信頼も失います。会社としても、自社の従業員が遅刻をし、印象を悪くするのは避けたいでしょう。遅刻は選考だけではなく、入社後のイメージにも影響します。「仕事ができない人」と思われるリスクもあるので気をつけてください。

3.遅刻理由によっては影響しないこともある

遅れてしまったとしても、理由によっては採用に影響しない場合もあります。自然災害や公共交通機関の状況など、本人が悪くないケースもあるからです。

たとえば、電車が事故に巻き込まれてしまい、動けない場合もあるでしょう。電車が止まってしまっては、個人の力ではどうしようもありません。電車遅延を見越して動いても、ときにはどうしようもないこともあります。やむを得ない事情であれば、企業からの評価が下がることはないでしょう。

面接の遅刻連絡をする際の5つのポイント

面接に向かう途中で遅刻が分かったら、その時点で企業に連絡を入れるのがマナーです。ここでは、面接に遅刻してしまうときの連絡についてまとめました。

1.遅刻が分かった時点で連絡する

面接に遅れそうだと分かったら、その時点ですぐに連絡しましょう。企業側は求職者が時間どおりに来る前提で、準備を進めています。もし、求職者が遅れてくるのであれば、担当者はスケジュール変更で対応できるか考えたり、ほかの選考参加者のスケジュールを調整したりしなければいけません。開始時間ギリギリに連絡すると、急いで対応しなければいけなくなり、企業に迷惑をかけてしまいます。

面接で遅刻しそうな際に伝える内容

面接に遅刻しそうという理由で企業に連絡するときは、まず自分の名前を名乗りましょう。同時に、面接予定であることを伝えてください。次に、面接に遅刻する旨と、なぜ遅れてしまうのかを伝えましょう。理由についてはごまかさず、正直に伝えてください。また、理由と合わせて状況も報告しましょう。「電車遅延により到着が遅れる予定です。△△駅には到着しているので、これから御社に向かいます」のように伝えてください。
遅刻に対する謝罪も、忘れずに伝えてください。謝罪の言葉を述べることで、誠意が伝わります。まず電話をかけ、遅刻する旨を伝える際に一度謝罪し、その後、電話を切る前にも改めて謝罪するのがポイントです。
遅刻する際にどのように謝罪すれば良いか悩む方には、「面接で遅刻した場合の謝罪の仕方は?伝え方やメール例文を紹介!」のコラムがおすすめです。謝罪の仕方も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

2.まずは電話で連絡する

連絡方法はメールではなく、電話を選びましょう。メールだと担当者が確認したか分からず、連絡に気づかない恐れがあります。電話であれば担当者につながらなくても、社員の方から伝言してもらえるでしょう。なお、担当者が不在の場合は、メールでも連絡しておくことをおすすめします。

選考でも電話をかける際は、ビジネスマナーを意識しましょう。言葉遣いなどのマナーは、「電話対応の苦手を克服!応対のマナーや例文のほか言葉遣いの一覧表も紹介」のコラムを参考にしてください。

3.到着予定時刻を伝える

遅刻の連絡では、遅れる旨を伝えるだけではなく、到着予定時刻も伝えましょう。担当者が面接準備を行いやすくするためです。

到着予定時刻が分からないと、担当者もどのように対応するか身動きがとれません。仕事を妨げ、迷惑をかけてしまいます。遅刻の連絡をする際は、「どのような状況か」「何時に到着できそうか」をセットで伝えてください。

4.1分でも遅れそうな場合は連絡する

1分でも時間に遅れそうな場合は、必ず連絡しましょう。連絡なしで時間を過ぎてしまうと、さらに評価を下げてしまいます。

時間に遅れず行動するのは、社会人として当然のマナーです。時間も守れず、連絡もできないとなれば、評価は大きく下がってしまうでしょう。「少しだから大丈夫」「1分ならばれない」などのような考えは危険です。遅れそうと感じたら、必ず連絡しましょう。

何分前に到着しておけばいいかについては、「面接は開始時間の何分前に到着すれば良い?会場に着いた後の流れも解説!」のコラムで解説しています。慌てなくてすむように、余裕をもって準備しておきましょう。

5.面接を行ってもらえるか確認する

遅刻しても面接に対応してもらえるかどうか、確認するのも大切です。遅れる時間によっては、面接日程を変更する場合もあります。

たとえば、あなたの面接の後に、別の求職者の面接が組まれていると、遅れることで面接の時間が減るため、別日に変更する可能性もあります。遅刻しても面接を受けられるのか、確認しておきましょう。

面接で遅刻する際にやってはいけない3つの行動

遅刻しそうな際に、無断欠席や言い訳はNGです。ここでは、面接に遅刻する際にやってはいけない行動を解説します。

1.連絡なしで無断欠席する

遅刻するからといって、面接を欠席してはいけません。「担当者に間に合わないと伝えるのが気まずい」「遅れて到着する時点で印象が悪いから、どうせ受からない」などと考えてしまう気持ちも分かります。しかし、企業はあなたのために時間を作っており、無断欠席をするのはマナー違反です。

また、ほかの企業で就職が決まった際に、無断欠席した企業が取引先となる可能性も。仕事で関係性を築きにくくなる可能性もあるので、必ず連絡してください。

2.謝罪せず言い訳をする

遅刻を謝罪せず、言い訳をするのもNGです。遅刻に対して反省していない印象を与えるので、さらに評価を下げてしまいます。

どのような理由であれ遅刻をしているので、まずは謝罪です。遅れてしまい、迷惑をかけていることを謝りましょう。理由を伝える際も、必要なのは事実です。言い訳をするのではなく、誠実に伝えるようにしてください。

3.嘘の理由を伝える

自分のミスを隠すために、嘘の理由を伝えるのも問題です。遅刻の理由は、正直に話すようにしてください。

たとえば、寝坊してしまったのに、電車の遅延で遅れると嘘をついたとします。電車が遅延しているかは調べれば分かるので、噓をついていることはばれてしまうでしょう。嘘をついてしまうと、遅刻以上に信頼をなくしてしまいます。仕事でも自分に不利益があれば、噓をつくイメージをもたれるでしょう。

遅刻理由に限らず、面接で噓をつくのは問題です。転職時に嘘をつくリスクについては、「面接で嘘をついたら調べられる?バレたらどうなる?考えられるリスクとは」のコラムで解説しているので参考にしてください。

面接に遅刻する場合の伝え方の例文5選

面接に遅刻する場合、どのように伝えるかも大切です。ここでは、遅刻の理由別に連絡する際の例文を解説します。

1.電車などの遅延が理由で遅れる場合の例文

お世話になっております。
本日△時より面接のお時間をいただいております。△△と申します。

大変申し訳ございませんが、電車の遅延により、△△分ほど遅れております。
御社への到着時間は△△時を予定しておりますが、面接をしていただくことはできますでしょうか。

貴重なお時間をいただいているにも関わらず、ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

2.体調不良が理由で遅れる場合の例文

お世話になっております。
本日△時より面接のお時間をいただいております。△△と申します。

大変申し訳ございませんが、御社に向かっている最中、体調を崩してしまい、△△分ほど遅れてしまいます。

貴重なお時間をいただいているにも関わらず、ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

体調不良が原因で遅刻や日程変更をする場合の伝え方は、「面接日に体調不良に!連絡は電話?メール?辞退や日程変更の例文も解説」のコラムも参考にしてください。

3.仕事の都合で遅れる場合の例文

お世話になっております。
本日△時より面接のお時間をいただいております。△△と申します。

大変申し訳ございませんが、現職の仕事の都合上、お約束の時間に伺うことができません。
△時には御社に伺えるのですが、面接をしていただくことはできますでしょうか。

貴重なお時間をいただいているにも関わらず、ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

4.道に迷った場合の例文

お世話になっております。
本日△時より面接のお時間をいただいております。△△と申します。

大変申し訳ございませんが、御社までの道に迷ってしまい、△分ほど遅れてしまいます。

貴重なお時間をいただいているにも関わらず、ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

5.Web面接でつながらない場合の例文

お世話になっております。

本日△時より面接のお時間をいただいております。△△と申します。

大変申し訳ございませんが、Web面接の接続ができず、開始時刻に遅れてしまいます。
△分ほどお待ちいただくことは可能でしょうか。

貴重なお時間をいただいているにも関わらず、ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

面接に遅刻しても受かった人が実施している3つの行動

面接に間に合わなくても、挽回することは可能です。気持ちを切り替えて、面接に集中しましょう。ここでは、遅刻しても受かった人が実践している3つの行動を紹介します。

1.面接で意欲をアピールする

遅刻してしまった分、面接で入社への意欲をアピールしましょう。遅延などやむを得ない遅刻の場合もあるため、熱意が伝われば採用してもらえるケースもあります。

面接官はスキルや能力だけでなく、意欲や熱意も評価します。遅刻をしてでも面接に参加し、熱意をもってアピールする人物に好印象を持つ面接官もいるでしょう。遅刻で印象を下げてしまったからこそ、面接での挽回が大切です。いつも以上に気合を入れて、熱意を伝えてみましょう。

少しでも印象を良くするために、面接での振る舞いを意識するのも大切です。面接で好印象を与えるコツを「面接の基本マナーを押さえて好印象を与えよう!対策方法も解説」のコラムで紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

2.引きずらずに気持ちを切り替える

遅刻は引きずらず、気持ちを切り替えて選考に臨みましょう。落ち込んだ気持ちで選考に参加しても、アピールにはつながりません。過ぎてしまったことは仕方がないと考え、これからのことに集中するのが大切。沈んだ気持ちで面接に参加すると、暗い印象を与えてしまいます。

気持ちをうまく切り替える方法については、「仕事で失敗ばかり…ミスが続く際の対処法と落ち込んだ気持ちの切り替え方」のコラムがおすすめ。面接でも仕事でも使える方法なので、ぜひ試してみてください。

3.謝罪やお礼のメールを送る

面接が終わった後に、謝罪やお礼のメールを送りましょう。合格不合格に関わらず、誠意を伝えるのが大切です。送るタイミングは、面接後すぐがおすすめ。できれば当日中に送るようにしましょう。

面接遅刻後のお礼・謝罪メールの例文

株式会社△△
採用担当者様

お世話になっております。
本日面接のお時間をいただきました、△△でございます。

この度は私の不注意で時間に遅れてしまったにも関わらず、面接の機会をいただきありがとうございました。ご迷惑をおかけしたことを、大変申し訳なく存じております。

今後はこの度のような失敗を繰り返さないよう、時間には余裕をもった行動を心がけたいと思います。

面接では△△様に(具体的な面接のエピソード)といったお話を伺い、ますます入社意欲が高まりました。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

面接で遅刻しないためにできる4つのこと

面接に遅刻した場合の対処法を考えることも大切ですが、そもそも遅刻しないのがマナーです。ここでは、遅刻しないためにできることを4つ解説します。

1.事前にルートを確認しておく

当日の会場までのルートを事前に調べておきましょう。ルート確認をしておくことで、当日トラブルが起きても慌てず対応できるように。また、「別の路線が使える」「この駅からなら歩いてでも間に合う」のように、対処できます。時間に余裕があれば、実際に会場まで向かい、下見をしておくのもいいでしょう。

2.前日までに準備を済ませておく

服装や持ち物などの準備は、前日までに済ませておきましょう。当日に準備すると、「あれが足りない」「準備できてるかな?」と心配して慌てたり、準備に時間がかかって移動の時間が短くなってしまったりする原因になる可能性があります。前日までに準備を万全にし、当日は出発するだけの状況にしておきましょう。

3.時間に余裕をもって出発する

面接の時間に余裕をもって出発すれば、遅刻するリスクを減らせます。時間どおりに到着するのではなく、電車が遅延しても問題ないように動いてみてください。

30分や1時間前に到着し、会場近くのカフェで面接対策をしておくのも効果的です。遅れることを想定して動けば、遅刻を減らせます。何分前に会場に向かうか迷う場合には、「面接は開始時間の何分前に到着すれば良い?会場に着いた後の流れも解説!」のコラムがおすすめです。

4.リマインド機能を使う

出発時刻や準備を忘れてしまう方は、スマートフォンのリマインド機能を使いましょう。あらかじめ設定しておけば、当日忘れていても気づけます。

転職活動中の場合、スケジュール管理には気をつけなければなりません。リマインド機能で「△時に面接」などと通知が来るようにしておけば、ミスも減るでしょう。

Web面接で遅刻しないためにできる対策

対面での面接だけではなく、Web面接でも遅刻への対策が必要です。ここでは、Web面接での遅刻対策を3つ紹介します。

1.事前に接続状況を確認しておく

面接が始まる前に、「インターネットに接続できているか」「使用するツールはダウンロードしているか」など状況を確認しておきましょう。面接直前につながらないことに気づき、遅刻する場合があります。

2.マイクやビデオのチェックをしておく

マイクやビデオが正常に使えるかどうかも、確認が必要です。音声については、話す・聞く両方の確認が必要です。ビデオは映るかどうかだけではなく、自分の顔が映るように位置調整もしておきましょう。

3.時間に余裕をもって入室する

当日はトラブルに備えて、時間に余裕をもって入室しましょう。開始よりも前に入室しておけば、映像や音声のトラブルが起きても、対応する時間が作れます。

ただし、早すぎると面接官の準備ができていない場合もあるので、入室は5分前がベストです。メールに「△時を目安に入室してください」と記載してある場合は、指示に従うと良いでしょう。

面接で遅刻しないためには、事前の準備が重要です。遅刻した場合の対策も大事ですが、そもそも遅刻しないのが一番。もし、自分だけでは面接などの対策が難しいと感じたら、転職エージェントに相談してみましょう。今の自分に何が足りないかを教えてもらえ、改善につなげられます。

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