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既卒就活の成功ポイント!プロによる面接対策のコツや実際の体験談をご紹介
更新日
この記事のまとめ
- 既卒の就活は歓迎されているため、「不利かも」「難しそう」と諦めなくて良い
- 既卒就活の特徴は「新卒枠に応募可の場合がある」「若手不足の企業で需要が高い」など
- 既卒者が内定を獲得するには、採用担当者側の懸念を払拭することが大切
- 既卒からの就活を成功させるには、自己分析や面接対策といった基本を徹底しよう
- 既卒の就活に迷う場合、ハローワークや就職・転職エージェントの活用がおすすめ
既卒の方のなかには、「就活は厳しいのかな…」「今から就職するのは無理そう…」と、不安を感じている方もいるでしょう。既卒の就活は企業からの需要が高く、意欲やポテンシャルが評価される傾向があるため、決して無理ではありません。このコラムでは、既卒の就活の実態や進め方のポイントを解説。ハタラクティブのキャリアアドバイザーによる面接対策のコツや体験談もご紹介しているので、既卒の方は参考にしてみてください。
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既卒の就活は厳しい?正社員になれる理由
既卒の就活は「厳しそう」「新卒と比べると不利なのでは」といったイメージをもつ人もいるでしょう。しかし、若い働き手として既卒に期待を寄せる企業は多いため、既卒での就職はそれほど厳しいわけではありません。既卒として就活を成功させるには、自身の立ち位置を理解したうえで、しっかりと対策することが大切です。
ここでは、既卒の就活が十分に可能である理由を詳しく解説します。
既卒での就職活動、不安や焦りを感じるのは当然です。ただ、人事の方からは、「時間をかけて自分と向き合った既卒の方は、入社後の成長が早く期待できる」というお話も伺います。
すべての経験は決して無駄ではなく、あなただけの強みになるはずです。勇気を出して行動してみてください!
既卒が就職できる理由
- 既卒を新卒枠で応募可能とした企業は70%ある
- 既卒フリーターの場合も6割以上が正社員になっている
- 就職後3年以内の離職率は3割近くで若者の需要が高い
既卒を新卒枠で応募可能とした企業は70%ある
厚生労働省の「労働経済動向調査(令和5年8月)の概況(p.14)」によると、新卒採用枠で「既卒の応募が可能だった」企業は70%、そのうち実際に採用にいたった割合は38%でした。
以下の表では、新卒採用枠に「既卒者は応募可能だった」としている企業の割合が高い産業をまとめたので、ご覧ください。
産業 | 既卒者は応募可能だった | 採用にいたった |
---|---|---|
建設業 | 74% | 30% |
医療・福祉 | 85% | 46% |
生活関連サービス業・娯楽業 | 78% | 24% |
金融業・保険業 | 78% | 28% |
情報通信業 | 73% | 53% |
宿泊業・飲食サービス業 | 82% | 49% |
全体 | 70% | 38% |
参照:厚生労働省「労働経済動向調査(令和5年8月)の概況(p.14)」
既卒者が新卒として応募できた割合の高い産業は、「医療・福祉」と「宿泊業・飲食サービス業」でした。「既卒者の採用にいたった」と回答した企業の割合は、医療・福祉の分野が46%、宿泊業・飲食サービス業が49%となっています。また、情報通信業は、採用にいたった割合が最も高く、53%という結果でした。
この結果から、既卒は新卒枠で応募できる可能性が高く、業種によっては実際に採用にいたった方も多いことが分かります。
既卒フリーターの場合も6割以上が正社員になっている
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「労働政策研究報告書No.213(P.124、図表4-28)」によると、就職しようとした25〜34歳のフリーターのうち、正社員になれた割合は66.6%でした。調査対象者のすべてが既卒とは限りませんが、多くのフリーターが正社員になっていることが推察されます。
就職後3年以内の離職率は3割近くで若者の需要が高い
若いうちからスキルアップやキャリアアップを目指すため、新卒で就職した場合も3年以内で離職するのは珍しいことではありません。厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します」によると、新規学卒就職者の就職後3年以内の離職率は、下記のとおりでした。
学歴 | 新規学卒就職者の就職後3年以内離職率 |
---|---|
高校新卒 | 37.0% |
短大等新卒 | 42.6% |
大学新卒 | 32.3% |
参照:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します」
こちらのデータから、高校新卒の場合も大学新卒の場合も3割強の方が、就職後3年以内で離職していることが分かります。企業側にとっては、将来を担う若い人材が職場から離れてしまうのは避けたい事態といえるでしょう。
離職者が出た分、企業側は新しい人材を確保しなければなりません。そのため、既卒や第二新卒のような、新卒以外の若い人材にも採用の間口を広げているのが現状です。既卒の方にも正社員になるチャンスがあるといえるでしょう。
年齢の若い既卒は需要が高いため早めに就活しよう!
若い人材は、「今後の成長」を期待して採用してもらえる可能性があります。特に、新卒採用で満足のいく結果が得られなかった企業は、年齢の若い既卒や第二新卒の方に注目しているようです。今から前向きに行動すれば、就活の成功に近づけるはずですよ。
既卒就活の実態については、「既卒の就活は厳しい?就職は無理?内定獲得のためにすべきことをご紹介」でも解説しているので、参考にしてみてくださいね。
ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
参照元
厚生労働省
労働経済動向調査(令和5年8月)の概況
新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
労働政策研究報告書No.213
既卒の就活は実際どれくらい難しいのでしょうか?
既卒の就活は、新卒に比べて狭き門ではあります
既卒の就活は、新卒に比べて狭き門になることは事実としてあります。また、新卒よりも求めることが多くなることも事実です。
そのため、コミュニケーション力や経験、得てきたスキルをしっかりアピールすることが重要になります。
困難な点
・企業側の既卒採用枠が少ない
・スキルや経験が問われやすい
・離職期間の説明を求められる
有利な点
・自分のキャリアプランを明確に説明できる
・自分と向き合った期間があり、軸が明確である
・企業の求める人物像を理解しやすい
既卒の就活は、新卒と比べて不利な点はありますが、決して不可能ではありません。大切なのは、企業が求める人物像と自分の経験・スキルを結びつけ、熱意を持ってアピールすることです。積極的に情報収集や自己分析を行い、戦略的に就活を進めましょう。
- 向いてる仕事なんてあるのかな?
- 避けたいことはあるけれど、
- やりたいことが分からない・・・
既卒の定義とは?
既卒(きそつ)とは、「学校を卒業後3年程度で、一度も正社員としての社会人経験がない人」を指すのが一般的です。高校や大学を卒業して数年間、無職の場合をはじめ、フリーターとしてパートやアルバイトをしている場合も既卒と呼ばれます。
既卒の概要については、「既卒者の定義とは?就活のポイントやおすすめの職種について解説!」のコラムをご一読ください。
既卒と新卒の違い
新卒とは、高校や大学を卒業後、すぐに会社へ就職する人を指します。新卒者が学校の卒業見込みで就職予定であるのに対し、既卒者は学校を卒業しており就職していない状態が違いといえるでしょう。
それぞれの特徴は、「新卒と既卒の違いとは?就職活動に与える影響」でも触れています。
既卒と第二新卒の違い
第二新卒とは、学校を卒業後に正社員として就職し、数年以内で退職して転職活動を行う人を指します。既卒と第二新卒の違いは、学校を卒業後に正社員として働いた社会人経験があるかどうかです。
詳細は「既卒と第二新卒の違いは?どちらが有利?定義やメリット・デメリットを解説」をご覧ください。
既卒とフリーターの違い
フリーターとは、現在正社員として就職しておらず、パートやアルバイトとして勤務している人のことです。既卒とフリーターは同じような立ち位置にありますが、一度正社員になった経験があるとフリーターに当てはまるといった違いがあります。
フリーターの概要について知りたい方は、「フリーターとは?一人暮らしは実現できる?正社員就職のポイントも解説」のコラムをご確認ください。
既卒の就活が大変だといわれる理由
既卒の就活が大変だといわれる理由は、「新卒と比較したときのイメージ」と「中途と比較したときのイメージ」、「空白期間に対するマイナスイメージ」などがあるためです。それぞれの理由を下記で詳しく見ていきましょう。
新卒枠では不利になりやすい
新卒と既卒を比較した場合、下記のような点で既卒のほうが不利になる可能性があります。
新卒採用を重視している企業があり応募できる求人数が減る
新卒一括採用の仕組みがある日本では、「新卒」に限定した求人が多い傾向にあります。「既卒を新卒枠で応募可能とした企業は70%ある」で解説したように、既卒を新卒枠で応募することを可能とする企業はあるものの、70~85%となっており100%ではありません。
それでも既卒が応募できる求人が少ないわけではありませんが、新卒採用を重視する企業がある以上、新卒よりも応募できる求人が少なくなるのは事実です。
新卒のほうがフレッシュな印象がある
新卒は、大学を卒業する見込みのある学生。社会人経験がなくフレッシュな印象があります。既卒の場合も卒業して間もないうちは同様の印象を与えますが、「空白期間」や「フリーター期間」ができることで学生としての印象は薄れていくでしょう。
就職しないことに対するネガティブな反応がある
新卒で就職しなかったことに対して、ネガティブな反応をする企業も少なからず存在します。たとえば、「新卒としての就活を怠ったのではないか」「就活がうまくいかずに既卒になったのではないか」のように考える採用担当者もいるので、マイナスの印象を払拭する必要があるでしょう。
中途枠では即戦力として評価されにくい
企業によっては既卒者を「中途採用枠」で受け入れている場合もあります。中途枠では、即戦力の経験者が優先される傾向にあるため、社会人経験のない既卒者は不利になりやすいでしょう。
求人によっては指定の業界・職種の経験やスキルを問われるので、応募条件を満たせない場合も。未経験職種の場合は選べる幅が狭まり、選考通過が難しくなる状況はデメリットとして捉えられるでしょう。
空白期間や就業意欲を懸念されやすい
既卒の就活では、学校卒業後の「空白期間」を懸念されることがあります。たとえ理由があって空白期間ができてしまったとしても、履歴書の職歴欄に記載できる内容がなければ企業側には伝わりません。そのため、空白期間が長くなると、「働く意欲が低そう」「採用しても長続きしないのでは」といった懸念を抱かれやすくなります。
企業側の懸念を払拭するためには、就職しなかった理由や空白期間に取り組んでいたことをしっかりと説明することが大事です。既卒で空白期間がある場合の就活のやり方については、「既卒で空白期間があっても就活に影響はないの?面接対応の仕方も解説!」を参考にしてみてください。
既卒になったら人生終了って本当?
そのようなことはありません。厚生労働省の指針により、卒業後3年以内の既卒者を新卒扱いとする企業は増えつつあります。既卒の就活はチャンスが幅広く広がっているので、前向きな行動を心掛けることが大切です。
企業側が既卒者の就活で見ている要素
既卒者が就活を効率的に進めるためにも、企業側が評価しているポイントを理解しておくことが重要です。この項では、企業が選考でチェックしている要素を3つご紹介します。
就活に向けた行動力があるか
企業側は、既卒者がこれまでにきちんと就活をしてきたか、どのような努力をしてきたかを見ています。就職活動の場では、主体的に取り組んでいることを積極的にアピールしましょう。
たとえば、就職したい分野の商品やサービスがあれば実際に手にとってみたり、採用ページが見つからない企業に人材を募集しているか問い合わせたりするといった行動が挙げられます。自分から情報収集をする姿勢があれば、就職に対する意欲があると見てもらえるでしょう。
これまでの失敗を活かせているか
既卒者の就活では、これまで失敗してきたことから学び、次のステップへつなげられているかどうかも評価されています。自分の失敗を企業や人のせいにしていると、「反省する姿勢がない」「自分を分析するスキルがない」と判断されてしまうリスクも。
就活での失敗を自分なりに受け止め、同じようなミスを繰り返さない努力をしていれば、その事実を汲み取ってもらえるでしょう。
応募者の特性が求める人物像にマッチしているか
企業側は、応募者が求める人物像に合っているかどうかもチェックしています。たとえば、黙々と作業するのが得意なのに、チームワークがメインの職場でアピールしても、好印象につながりません。
既卒者が就活をするときは、自分と企業が結びつく点を理解しておく必要があります。現在は経験やスキルがなくとも、将来的に成長の見込みがあると判断してもらえれば、採用担当者へ好印象を与えられるでしょう。
既卒就活がうまくいかないときのチェックリスト
既卒の就活がうまくいかないときは、就職活動のやり方といった根本的な原因があるかもしれません。ここでは、就活がうまくいかないときによくある理由をリストアップしました。
既卒就活がうまくいかない理由
- 具体的な行動ができず後回しにしている
- 「既卒就活は無理」「もう辞めたい…」とマイナスに考えている
- 「大手以外は対象外」と高過ぎる理想を掲げている
- 不安や疑問を抱えたまま1人で考え過ぎている
具体的な行動ができず後回しにしている
「正社員になりたい」という気持ちがあるにもかかわらず、具体的な行動を起こせていないのなら、就活はうまくいきません。「求人を見てみたけどピンとくる仕事がない」「エントリーや応募をしたことがない」というように、不安や悩みを抱えたまま何もしないでいると、就職のタイミングを見失ってしまうリスクも考えられます。
就職活動を行うには、「明確な目標」が必要です。目標を達成するためにはどのような行動をすれば良いのかを良く考え、早めに実行することで現状から脱せられる可能性があります。
「既卒就活は無理」「もう辞めたい…」とマイナスに考えている
「既卒就活はつらいし無理」「就活をしてみたけど大変で辞めたい」というように、マイナスに考えていると、就活を進める気持ちが薄らいでしまう場合があります。
マイナスな気持ちで進める就活は、自信のなさや意欲の低さが採用担当者に伝わってしまうことも。「既卒から就活を成功させるプラスのイメージ」をもって、前向きに就職活動に取り組むことが大事です。
就活を辞めたいと悩んだときの対処法
就職活動がうまくいかないときに「もう就活を辞めたい…」と悩むのは、既卒者以外にもよくあることです。つらくなってしまった場合は、一度就職活動から離れ、気持ちをリセットするのがおすすめです。休息を取ってリフレッシュすれば、物事の捉え方が変わったり、新たな思いで就職活動と向き合えるようになったりする場合があります。
就活がどうしてもしんどいときは、「就活がつらいのはなぜ?しんどいと感じる理由とやめたいときの対処法を解説」のコラムを参考にしてみてください。
ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス「大手以外は対象外」と高過ぎる理想を掲げている
積極的に行動をするのは良いことですが、「大手企業のこの職種でなければダメ」と理想が高過ぎる場合は就活がうまくいかないかもしれません。大手企業は人気や知名度があるため優秀な新卒が集まりやすく、倍率が非常に高いのが特徴です。
既卒者が応募できる大手企業の求人もありますが、新卒を中心にライバルが多く集まることが予想されます。狭き門を突破するのはなかなか厳しい道程になることも。就活がうまくいかない場合は、大手以外の中小企業にも目を向ける必要があるでしょう。
不安や疑問を抱えたまま1人で考え過ぎている
就活が初めての場合、何が正しい取り組み方なのか分からないという人もいるでしょう。就活中の不安や疑問を1人で抱え込むと、解決策が見出だせないまま時間が経過してしまいます。
既卒者が就活で悩んでいるときは、第三者に相談したほうが早期解決につながるでしょう。就活で悩みがちなこととその解決策については、「就職活動は迷うことだらけ?会社選びや内定承諾で悩んだ際の解決策とは」のコラムを参考にしてみてください。
既卒の就活を成功させる10個のポイント
ここでは、これから就職活動をする既卒の方に向けて、いくつかのポイントをご紹介します。就活を成功させるヒントが知りたい方は、下記の内容を参考にしてみてください。
1.思い立ったらすぐに行動を始める
既卒の就活は、思い立ったらすぐに行動を始めるのがポイントです。「3年目までは新卒として見てもらえる」と油断してしまったり、仕事探しの理想を追求しすぎたりすると、自分に合った求人を逃してしまう可能性があります。
既卒者が就職するなら、好条件の求人が出たタイミングで本格的に動けるのが理想です。「正社員になろうかな」と迷っている段階から、ある程度の準備を進めておきましょう。
2.客観的な意見を取り入れる
既卒の就職を成功に近づけるためには、1人で悩まずに周囲の意見を参考にすることも重要です。客観的なアドバイスを取り入れれば、モチベーションの維持や向上にもつながります。
具体的な相談先は、家族や友人、学生時代の先輩、就職支援サービスなど。特定の業界や職種に詳しい人がいれば、実際の仕事内容を知られたり、自分に向いているかを判断しやすくなったりするのもメリットです。
3.既卒の強みを理解する
就職成功を実現するには、既卒の強みを把握しておくことが求められます。自分が就活でアピールできることを知っておくと、自己PRや志望動機の内容を考えやすくなります。
既卒の強みとは?
就活時にアピールできる既卒者の強みとしては、以下のような点が挙げられます。自分自身のスキルや性格と照らし合わせてみてください。
- ・若い人材ならではの柔軟性や将来性がある
- ・ほかの会社の社風に染まっていない
- ・(フリーターをしていた場合)特定の業務スキルがある
- ・(新卒就活がうまくいかなかった場合)挫折した経験がある
- ・企業の希望する入社時期に合わせられる
若い人材ならではの柔軟性や将来性は、既卒のアピール材料になります。「新卒就活での学び」や「卒業後の社会経験」もあわせて伝えれば、より説得力のあるアピールができるでしょう。
4.就活の目標と期限を設ける
既卒者が就活に取り組む際は、「いつまでに1社エントリーしてみよう」という目標を立て、具体的な行動を起こすことをおすすめします。期限を明確にしておかないと、想定以上に就活が長引いたり、就活自体が面倒に感じてしまったりするので注意が必要です。
ある程度就活のスケジュールを立てておけば、意識的に行動できるようになります。就職の機会を逃さないよう、短期集中を心がけましょう。
5.就職に役立つスキルや資格を得る
興味のある業界や職種があるものの、「本当に自分に合っているのか」と迷いがある既卒者は、関連性の高いスキルや資格を習得するのも方法の一つです。たとえば、ITエンジニアに興味があるのなら「ITパスポート」、経理なら「日商簿記検定」、介護職なら「介護職員初任者研修」のように、関連する資格を取得すれば、勉強を通して業界や業務に関する知識が身につきます。
就活の場で資格を保有していることや勉強中であることをアピールすれば、採用担当者に意欲が伝わるでしょう。ただし、資格取得に時間がかかってしまうと、既卒として就活できる時期を逃してしまう恐れも。資格は、無理のない範囲で取得することが大事です。
6.自己分析をして就活の軸をはっきりさせる
既卒者が就活をする際は、自己分析をして仕事探しの軸を明確にしましょう。自己分析を通じて向き不向きや興味関心といった要素を見出すと、働きたい業界やスキルを活かしやすい職場を掴みやすくなります。
また、自己分析によって就活の軸が定まれば、就職後のミスマッチを防ぐことも可能です。自己分析のやり方は、「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」をご覧ください。
7.既卒を意欲的に募集している求人を探す
「未経験者歓迎」「既卒歓迎」といった求人なら、経歴を問われないことから歓迎されやすいでしょう。募集要項に「既卒OK」と書かれている場合は、既卒を意欲的に採用している可能性が高いので注目してみてください。
また、若年層向けの就活サイト、就職エージェントやわかものハローワークなどの就職支援サービスを利用すれば、既卒向けの求人を見つけやすくなります。最近では、求人や就活イベントの情報をまとめてチェックできる就活アプリもあるので、それらを活用するのも手です。
8.大手以外の企業にも目を向ける
前述のとおり、大手企業は新卒一括採用を取り入れているところが多く、倍率も高い傾向にあります。既卒での就活は、大手だけでなく中小企業に目を向けると、就職先の選択肢が広がるでしょう。
大手企業ばかりを狙っていると就職のタイミングを逃してしまう可能性もあるため、自分の希望条件が叶えられる職場を広く探すことが大事です。
9.完成度の高い履歴書を作成する
既卒者が就活を行うときは、履歴書の完成度を高めておきましょう。
アルバイト経験がある方は、履歴書の職歴欄にその経歴を書くのがおすすめです。職歴欄は正社員経験を記入するのが一般的ですが、空欄で出すよりもアルバイト経験を書いたほうが、「社会で働いた経験がある」とアピールできます。
なお、在籍していた学校で配布された履歴書は、基本的に新卒が使うのを想定されているため、既卒の就活では避けるのが無難です。既卒向けの履歴書作成のポイントは、「職歴なしから就職を目指す方へ!履歴書の書き方や面接で好印象を与えるコツ」のコラムを参考にしてみてください。
10.面接対策を万全に行う
既卒が就職成功に近づくためには、面接対策を万全に行う必要があります。身だしなみや応募書類を手渡すときの動きのように、基本的なマナーを身につけておくことが大切です。
面接で緊張してしまう場合は、模擬面接を繰り返し行い、本番の流れをよく掴んでおきましょう。1人で面接対策をするときは、スマホの録音機能を活用し、「はっきりと答えられているか」「質問と回答に矛盾はないか」を冷静にチェックするのも有効です。
既卒就活で効果的な面接対策を行う方法
既卒の就活では、新卒時とは異なるアプローチで面接対策をする必要があります。以下の内容を参考に、万全の体勢で面接に臨みましょう。
1.「既卒になった理由」を明確にする
既卒者が面接に挑む際は、自分が「なぜ既卒になったのか」という理由を明確にしましょう。採用担当者が知りたいのは、就活におけるあなたの姿勢や考え方です。企業側は応募者が既卒になった理由を聞くことで、「入社してもすぐに辞めないか」「強い意志で就活に臨んでいるのか」といった要素を確認しています。
2.空白期間に努力したことをアピールする
既卒の就活では、就職に向けて努力していることを具体的にアピールしましょう。たとえば、「就職活動のイベントに参加している」「スキル不足を補うために資格の勉強をしている」といった内容が効果的です。実際に行動を起こしていることを伝えれば、就職への意欲や努力を評価されやすいでしょう。
空白期間について回答するときのポイントは、「空白期間を面接で聞かれたら?「何もしてない」はOK?答え方や例文を紹介」をご確認ください。
3.「その企業だからこそ」の志望理由を述べる
既卒者が面接で話す志望動機は、「その企業だからこそ働きたい」という熱意が伝わる内容にまとめるのがポイントです。どこにでも通用するような曖昧な志望動機では、「この会社以外でも良いのでは」と思われ、採用担当者に好印象を残せません。
採用担当者が納得できるよう、応募先企業と自分のマッチ度の高さをアピールしましょう。既卒の志望動機を考えるポイントは、「既卒が志望動機を作成する際のポイントは?好印象を与える作成のコツも紹介」をチェックしてみてください。
4.自己PRは自分と企業の接点を盛り込む
既卒者が就活で自己PRをするときは、自分と企業の接点を説明できるようにしましょう。具体的には、「これまでの経験を業務で活かせること」「自分の特性やスキルが社風に合うこと」といった内容が適しています。
企業との接点をアピールできれば、採用担当者も応募者が働くイメージをしやすくなり、志望理由の説得力も増すでしょう。
5.社会人経験や実績の代わりに「意欲」を伝える
既卒の就活では、中途採用枠に応募することもあるでしょう。中途採用枠には、一定の経験値のある人もライバルになるため、実績のない既卒は不利になりやすいといえます。
既卒者は、実績の代わりに強みになる「仕事に対する意欲」や「コミュニケーション能力」をアピールすることが大切です。
厚生労働省の「平成30年若年者雇用実態調査の概況」によると、企業が新規学卒者の正社員採用選考で重視する上位3つは下記のとおりでした。
※新規学卒者:学校卒業後3年以内で、新規学卒者採用枠で採用された人(在学中を除く)
新規学卒者(既卒3年以内)の採用選考で重視されること | |
---|---|
1位 | 職業意識/勤労意欲/チャレンジ精神(77.9%) |
2位 | コミュニケーション能力(71.1%) |
3位 | マナー/社会常識(61.0%) |
参照:厚生労働省「平成30年若年者雇用実態調査の概況(p.7)」
既卒者を積極採用している企業では、スキルよりも「仕事に対する姿勢」や「対人能力」をチェックしていることが分かります。そのため、就職意欲やコミュニケーション能力といった現状アピールできる強みを積極的に伝えて、選考通過を目指しましょう。
就職活動のアピール方法に悩んでいる既卒者は、「既卒者向け自己PRの書き方や作成ポイントを解説!例文も紹介」も参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
平成30年若年者雇用実態調査の概況
6.よくある質問の回答を用意する
既卒の就活では、「なぜ既卒で就活をしてるのか」「卒業後は何をしていたのか」を面接で深堀りされる傾向にあります。面接本番で回答を考えると、採用担当者にうまく伝わらない可能性があるので、事前に準備しておくのがコツです。
ここでは、既卒の面接でよくある質問への答え方を解説しているので、参考にしてみてください。
【質問1】既卒の期間にしていたことはありますか?
企業側は、応募者が既卒として過ごしていた期間に何をしていたのかを知りたいと考えています。このような質問をされたら、既卒期間を大切に有効活用したことをアピールしましょう。企業側の不安を払拭するためにも、空白期間を経て成長したことを、今後に活かしていく姿勢を示すことが大事です。
【質問2】正社員として就職する理由は何ですか?
既卒の就活では、正社員を目指す理由についても問われることがあります。採用担当者は、この質問によって応募者が職場で長く活躍してくれるかどうか、価値観を判断しているようです。契約社員やアルバイトではなく、正社員として働きたい明確な理由を伝えましょう。
【質問3】最後に何か質問はありますか?
逆質問は、就活の場で就業意欲をアピールできる機会といえます。働くうえでの積極性や熱意の伝わる質問をいくつか用意しておくと、好印象を与えることが可能です。
なお、調べてわかるようなことや待遇に関することばかりを質問すると、かえってマイナスイメージにつながるので注意しましょう。
面接でよくある質問と回答例文については、「既卒の面接でよく聞かれる質問は何?成功させるポイントもご紹介します」も参考にしてみてください。また、面接で一番よく聞かれる「既卒になった理由」の答え方は、次項で詳しくまとめています。
面接で「既卒になった理由」を答えるコツを就活のプロが解説!
この項では、既卒になった理由を面接で聞かれたときの回答のポイントを、就職・転職エージェント「ハタラクティブ」の就活アドバイザーである今澤 由起(いまざわ ゆき)さんが解説します。
2014年にレバレジーズへ入社。ハタラクティブの就職エージェントとして、年間700件以上の若者の就職・転職支援を担当。モットーは「求職者一人ひとりに働く楽しさを伝える」こと。一人でも多くの既卒者やフリーターの就職先を見つけるべく、求職者の声にしっかり耳を傾けながらカウンセリングを行っている。
今澤さんは、「ハタラクティブを利用する既卒者のタイプは、大きく6種類に分けられる」と語ります。ここでは、既卒者のタイプ別に、「既卒になった理由」に回答するコツをまとめました。
【タイプ1】大手を中心に受けて内定を貰えずに卒業した
新卒の就活で大手の企業ばかりに応募していた場合、就職できないまま既卒になることが多いようです。既卒になった理由を聞かれたときの答え方のポイントは、新卒での就活の問題点を振り返った内容を盛り込むこと。反省点を述べたうえで、「本当にやりたいことが分かった」「キャリアプランが明確になった」と前向きな内容を伝えると効果的です。
「新卒時には大手金融業界に絞って就活していましたが、なかなかうまくいかず、現在も既卒として就活を続ける結果となってしまいました。今となっては、人気の高い業界にこだわり過ぎた点を反省しております。現在は視野を広げ、アルバイト時代に培ったコミュニケーション能力を活かすべく、営業職としての就職を目指しています。」
【タイプ2】新卒時に就活に力を入れていなかった
「新卒就活への取り組み方が甘かった」と感じている既卒者は、就職に活かせる自身の行動や努力を伝え、就職活動に積極的な姿勢をアピールする必要があります。アルバイトやサークル活動というように、就活以外に取り組んでいたことがあれば回答に入れてみてください。そうすることで、新卒の就活には情熱を傾けられなかったものの、ほかのことに打ち込む熱意があったとアピールできます。
「正社員として働く自信がなく、就活には消極的で既卒になってしまいました。現在は卒業と同時に始めた飲食店でのアルバイト経験を活かしたいと考えており、接客業・販売業を中心に就活を行っています。今後は内定がいただけるまで諦めず前向きに行動したいと思います。」
【タイプ3】アルバイトに熱中し過ぎていた
アルバイトに熱中し過ぎていた既卒者は、学生時代に「どのようにアルバイトを頑張ったのか」を、実績を交えて具体的に伝えるのがポイントです。バイト先の規模や1週間の勤務日数、リーダー経験があるなら何人くらいをまとめていたかなど、就活まで手が回らなかった理由を織り交ぜてみましょう。ただ遊んでいて就活しなかったわけではないことを伝える大切な材料になります。
「大学時代は居酒屋チェーンのアルバイト副店長として週4日働き、約10名のスタッフをまとめていました。奨学金の返済が始まったこともあり、せっかくの新卒採用という機会を棒に振り、既卒になってしまったことは非常に反省しております。現在はアルバイトでの副店長経験で培ったコミュニケーション力や判断力を活かして、企画職に就きたいと考えています。」
仕事で活きる経験は積極的に伝える
応募先企業で活かせそうなアルバイト経験は、既卒の就活で積極的にアピールするのがおすすめです。たとえば、営業職を志望する場合、飲食店のホールや販売職で得た接客スキルは評価される可能性が高いでしょう。志望先の業務と関連する内容を伝えられれば、採用担当者へ好印象を与えられます。
【タイプ4】単位に追われて就活がままならなかった
大学1〜3年生にかけて遊びやサークル活動などを優先して授業にあまり出ていないと、4年生で多くの単位を取る必要が生じます。それが原因で就活に手が回らず、既卒になる場合もあるでしょう。「なぜ新卒で就職しなかったのか?」と聞かれたときは、何に熱中して大学に通えなかったのか、4年生でどれくらいの頻度で大学に通い就活できなかったのかを、できるだけ明確に伝えることがポイントです。
「大学3年までサークル活動やアルバイトに熱中して、学業をおろそかにしてしまいました。そのため、4年の就活時期に50単位以上取らなくてはならず、週5日、朝から夕方まで授業に出ていて就活に専念できず既卒になってしまいました。計画性を持たず大学生活を過ごしてしまい反省しております。今後はサークル活動やアルバイトで身につけた経験を少しでも活かしながら、新しいことにも積極的に挑戦し、いち早く御社の事業に貢献できる人材になれるよう尽力してまいります。」
【タイプ5】家庭の事情で就活を断念した
経済的な問題や家族の介護のように、家庭の事情で学生時代に就活ができず、やむを得ず既卒になったという方もいるでしょう。このような場合、話せる範囲内で自身が置かれている状況を具体的に説明してください。介護や経済的な問題は暮らしに関わる重要なことであり、企業側も理解を示してくれるでしょう。
「大学4年のときに父が脳梗塞で倒れ、後遺症で半身マヒになりました。妹がまだ中学生で、母は仕事があったため、私が自宅で約1年間父の介護をしていました。トイレの介助から食事の用意、ヘルパーさんの手配まで行っていたなか、就活ができない状態が続き、新卒として就職できませんでした。この度、父が施設に入り自宅で介護する必要がなくなったため、既卒として就活をしています。社会人として後れを取っているため、入社となった際には人一倍努力し、いち早く御社に貢献できるよう、仕事に励みたいと考えています。」
【タイプ6】夢を追っていて就活しなかった
歌手やスポーツ選手というように、新卒の就活時期に夢を追い、既卒になった人もいるでしょう。「なぜ新卒で就職しなかったのか?」にうまく答えるコツは、夢を追うのではなく就職することを決めた決意を明言することです。企業が確認したいのは、就職してきちんと仕事に専念できるのか。内定を出した人材が、入社後「やっぱり夢を諦められません」と辞めてしまったら、会社にとっては大きな痛手になります。そのため、正社員になる決意が固いことを、質問される前に自分から伝える姿勢が必要です。
「学生時代はプロミュージシャンを目指して音楽活動に熱中していたので、就職は考えていませんでした。しかし卒業後、音楽を仕事にする厳しさを身をもって知りました。今となっては、仕事と趣味を分けて考えられず既卒になったことを後悔しており、もっと早く就活すべきだったと反省しております。音楽活動は今後、趣味として続けていきたいと考えています。これまでの甘えた環境から抜け出し、できるだけ早く御社商品のシェア拡大に貢献できる人材になれるよう努めてまいります。」
既卒就活を成功させた人の体験談
ここでは、就職・転職エージェントのハタラクティブを利用し、既卒の就活を成功した人の体験談をまとめました。既卒から正社員として就職を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。
【体験談1】Eさん(21歳・短大卒)の場合
「Eさんは納得できる就職がしたいと新卒内定を辞退し、卒業後も就活を続けていました。上京を視野にハタラクティブへ登録したものの、就活の軸は定まっていなかったそうです。最終的にCADオペレーターの仕事に決められたのは、ハタラクティブのアドバイザーが就職への不安を一つひとつ取り除いてくれたからと振り返っています。」
Eさんの体験談の詳細は、「新卒内定を断ったのにやりたいことがない…キャリアを重視した21歳の就職成功談」をご覧ください。
【体験談2】A・Yさん(25歳・大卒)の場合
「大学卒業後は接客のアルバイトをしていたA・Yさん。就活を始めたのは、安定した収入を得たいと思ったのがきっかけでした。何をしていいか分からず、サポートを求めてハタラクティブに登録。アドバイザーから仕事探しや面接対策の支援を受けられたことが、スムーズな就職につながったと語っています。A・Yさんは接客経験が評価され、ホテルのフロントスタッフに内定しました。」
A・Yさんの体験談については、「ほしかった“就活の手助け”を得て、古着屋のバイトから正社員でホテルのフロント係に」をチェックしてみてください。
既卒者に向いている5つの就活方法
若年層向けに就職支援サービスを提供するハタラクティブの若者しごと白書2023によると、高卒・大卒フリーターの多くが、企業探しの手段として求人・転職サイトやハローワーク、エージェントを利用しています。
高卒フリーター | 大卒フリーター | |
---|---|---|
1位 | 求人・転職サイト(64.9%) | 求人・転職サイト(70.1%) |
2位 | ハローワーク(19.3%) | 就職・転職エージェント(8.9%) |
3位 | 家族や親戚からの紹介(5.9%) | ハローワーク(8%) |
参照:ハタラクティブ「若者しごと白書2023(p.25)」
ここでは、既卒者に向いている就活方法を5つご紹介するので、自分に合ったものを利用してみましょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2023
1.企業の採用ページ
既卒が就活するときは、企業の採用ページから直接応募が可能です。気になっている企業があれば、現在募集しているのか、どのような人材が求められているのかをチェックしてみましょう。
企業によっては採用ページの情報量が少なく、詳細をつかみにくい可能性もあります。このような場合は選考を通じて不明点を質問すれば、疑問を解消できるだけでなく、就業意欲も示せるでしょう。
2.求人・転職サイト(就活サイト)
既卒の就活に限らず、求人・転職サイトの利用は最もポピュラーな就職活動の方法です。求人・転職サイトでは、登録後に求人を検索したり応募できたりするので、基本的な就活の流れはこれ一つで行うことができるでしょう。
ただし、仕事探しから入社にいたるまで、すべて自分で進める必要があるので、一定の大変さはあります。スケジュール管理が苦手な方や就活が初めての方は、次のご紹介するハローワークや就職・転職エージェントを併用すると良いでしょう。
3.家族・親戚・友人による紹介
既卒の就活では、家族や親戚、友人などが働いている職場を紹介してもらうのも手です。仕事の流れや評価されやすいこと、風通しの良さなど、実際にその環境で働いている人から情報を提供してもらえます。
ただし、親しい人が働いている環境が、自分にマッチするとは限りません。選考を通して「自分には合わない」と感じた場合、辞退しづらいというデメリットも考慮しておきましょう。
4.ハローワーク(わかものハローワーク)
ハローワークは、公的な就職支援機関です。学歴や年齢に関する利用制限はないので、既卒の方ももちろん利用できます。窓口の職員に相談しながら就活を進めることが可能なほか、地域の求人を豊富に扱う傾向があるので、地元での就職を検討している既卒者におすすめです。
なお、ハローワークには、35歳未満の方を対象としたわかものハローワークがあります。専門の職員がマンツーマンでサポートしてくれるので、より効果的な就活ができるでしょう。ハローワークの利用方法については、「ハローワークの利用方法|初めての方向けに利用条件や登録のやり方をご紹介」のコラムを参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
わかものハローワーク
5.就職・転職エージェント
民間の就職支援機関である就職・転職エージェントでは、キャリアアドバイザーがカウンセリングを行い、一人ひとりに合った求人を紹介してくれるのが魅力です。紹介された求人に応募する際は、エージェントがスケジュール調整や交渉を代行します。また、応募書類の作成や面接対策のように、就活でよくある疑問をアドバイスしてくれるので、1人での就職活動が不安な場合も安心して進められるでしょう。
若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブは、既卒の方が利用できる就職支援サービスです。既卒の方におすすめな未経験歓迎の求人をはじめ、非公開求人もご用意しています。
ご登録後は、専任のキャリアアドバイザーが就活の条件やお悩みをヒアリングしたうえで、ぴったりの仕事をご紹介。また、面接でよくある、「なぜ新卒で就職しなかったのか?」といった答えにくい質問を対策しながら万全の体制で就活を進めることが可能です。
本格的に就職活動を行うのが初めてという方も一からサポートいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
既卒者が就活の際に若年層向け就職・転職エージェントを利用するのはオススメです。
まず、若年層の自己分析に慣れている担当者が多く、自分では難しい言語化をサポートしてくれます。
また、若年層向けエージェントなので若年層向けの求人が多く集まっていたり、伝えづらい交渉ごと(給与や働き方の希望)も代わりに対応してくれたりするのもポイント。うまく周りを頼りながら、積極的に就職活動に取り組みましょう!
既卒の就活に関するお悩みQ&A
ここでは、既卒の就活に関してよくあるお悩みを、Q&A方式で解消していきます。既卒での就職に不安がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
既卒者は大手企業に就職できますか?
募集人数が多い大手企業であれば、既卒者も採用される可能性があるかもしれません。とはいえ、大手企業の求人は申込者数が多く、新卒のほうが選考に有利な傾向にあるのも事実です。「既卒を除いた新卒のみ」を採用の対象としている企業では、応募そのものが難しいことも考えられます。既卒で就活をするときは、大手企業だけに絞らず、中小企業の情報収集も行うようにしましょう。
大手企業を目指すときのポイントは、「フリーターから大手企業への就職は可能?おすすめの仕事もご紹介」をご一読ください。
企業側が既卒者を採用する理由を知りたいです
「新卒採用時に人材が思うように集まらなかった」「若年層の採用を積極的に行っている」というように、既卒者を採用する理由は企業によってさまざまです。求める人物像にマッチした若い人材であれば、長期活躍に期待できることもポイントといえます。既卒者が就活に取り組む際は、企業側のニーズを汲み取り、自分なりの強みを発揮しながら選考対策に努めることが大事です。
既卒者は新卒枠と中途枠の両方に応募できますか?
新卒枠と中途枠の両方に応募が可能です。ただし、既卒者を新卒として見るかどうかは企業によって異なるため、自分が応募条件を満たしているかどうかを事前に確認しておきましょう。新卒枠と中途枠での就活には、それぞれメリットとデメリットがあるので、どちらで就職を目指すかよく検討することも大事です。
採用枠の違いについては、「既卒は中途採用を選ぶべき?新卒との違いや就職成功のコツをご紹介!」のコラムで解説しています。
既卒者の就活で利用できるサービスはありますか?
就職・転職サイトやハローワーク、エージェントなどが利用できます。サービスによっては既卒の求人情報に特化しているものもあるので、併用すれば効率的に就活を進めることが可能です。
アドバイザーのサポートを受けながら自分に合った求人を探したい方は、ハタラクティブの就職・転職支援サービスをご活用ください。あなたの現在の状況やお悩みに寄り添って総合的にサポートいたします。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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