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転職先を今すぐ辞めたい!考えられるリスクや対処法を解説
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この記事のまとめ
- 転職先を辞めたいと思う理由には、理想と現実のギャップや人間関係などがある
- 転職先をすぐに離職してしまうと、キャリアに影響したり辞め癖がついたりする
- 聞いていた待遇と大きく違ったり、将来性を感じなかったりするなら辞めても良い
- 転職先を離職する前に、自分なりに状況を改善するための対策を試してみよう
- 次の転職を考える際は、これまでの経験を振り返り、求人内容や待遇を慎重に確認しよう
「転職したけどもう辞めたい…」とお悩みの方もいるでしょう。入社したばかりの離職には、人間関係の不一致や、理想と現実のギャップなどさまざまな理由があります。
このコラムでは、転職先をすぐに離職するリスクや、辞めたいと思ったときに試せる対処法を紹介します。また、転職をしたほうが良い場合や、次の転職先選びを成功させる方法についても解説するので、退職を迷っている方はぜひチェックしてください。
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「転職したけど辞めたい…」退職は可能?
結論から言えば、たとえ転職したばかりであったとしても仕事を辞めることは可能です。日本では憲法で職業選択の自由が認められており、転職先をすぐに辞めたとしても問題ありません。
民法の「第六百二十七条」では14日前までに退職届を提出すれば仕事を辞められると定められています。したがって、会社は仕事を辞めたい従業員の願いを拒否できません。
なお、会社側から「転職したばかりで辞めるのだから給料を支払わない」と言われたり、研修費を出すよう要求されたりした場合は違法となります。会社側は、労働基準法の「第十六条(賠償予定の禁止)」で、違約金や損害賠償を定めてはならないとされているからです。さらに、同法「第二十四条(賃金の支払)」によって、「賃金は労働者へ全額支払わなければならない」と定められています。
円満退職のためには会社の就業規則に従って手続きを行うことが大切
就業規則では何日前に退職の意思を伝えるべきか、退職前に有給休暇を消化する場合にはどのような手続きが必要かなどが細かく定められています。なお、会社の就業規則よりも民法が優先されるため、就業規則を守らなくとも必ずしも法律違反にはなりません。しかし、退職を切り出してから退職日までが極端に短かったり、無断欠勤をしたりすると、職場に迷惑が掛かりトラブルを招く恐れがあります。円満退職のためには就業規則に従って退職手続きを行うよう努めましょう。
「転職したけど辞めたい」と思う4つの理由
ここでは、転職したばかりですぐに辞めたいと思う理由を4つご紹介します。該当する項目がないかチェックしてみてください。
1.理想と現実が異なる
転職したものの理想と現実のギャップを感じ、「辞めたい」と思うことがあるでしょう。
前の職場に勤務していたときは、転職した後の仕事がやりがいのある仕事に見え、一生懸命働こうと決意していたはず。しかし実際に転職してみたら、やりたいと思っていた仕事と異なる業務を任されることがあります。
また、将来的にキャリアアップが望めない環境であったり、成長が見込めなさそうだと感じたりした場合も「転職した意味がなかった」と思うことがあるでしょう。
2.仕事量が多く疲弊してしまう
仕事量が多過ぎると、転職してすぐに辞めたいと思う可能性があります。
仕事量が想定外に多く、疲れ切ってしまうことがあるでしょう。また、仕事の内容が複雑過ぎたり、いきなり責任ある立場に就いたりすると、人によってはストレスが大きくなり体調を崩してしまう可能性もあります。
3.仕事になかなか慣れない
転職先を辞めたい場合、仕事になかなか慣れないのが原因という可能性もあります。
転職後は、業務内容はもちろん、同僚や上司の名前、取引先の名前、会社のルールなど、覚えることが多くあります。なかなか職場に慣れないと、自信を失って「辞めたい」と感じることもあるでしょう。
4.人間関係や職場の雰囲気が自分に合わないと感じる
転職してもすぐに辞めたいと思う理由に、転職先の職場の人間関係や雰囲気が自分に合わないことが挙げられます。
人間関係は仕事のやりやすさを左右する大きな要素です。職場の人間関係や雰囲気が自分に合わないと感じると、仕事自体のやりがいも薄れていく可能性があるでしょう。
転職先をすぐに辞めたいと思う理由について詳しく知りたい方は、「仕事辞めたい病とは?原因や克服方法を解説」のコラムもご覧ください。
転職先をすぐに辞めたいときに考えるべき4つのリスク
転職先が合わないと感じ、辞めたいと思っても、すぐに退職する判断をするのは止めましょう。実行に移す前にリスクを考慮することが必要です。特に入社後1ヶ月や1年以内に離職する場合は、短期離職として捉えられ、キャリアに影響を及ぼす可能性があります。
ここでは、転職先をすぐに辞めたいと思ったときに考えるべき4つのリスクをご紹介します。リスクを把握し、自分の今後のキャリアにも影響することを踏まえたうえで退職するかどうかを考えるようにしましょう。
1.次の転職活動に支障が出る
転職先をすぐに辞める大きなリスクの一つは、「次の転職活動への不利益」です。
今の職場を辞めて転職先を探す場合、必ず短期離職の履歴が残ってしまいます。今の職場で働きながら転職活動を行う場合も同様に、短期で転職を考えていることは知られてしまうでしょう。
転職自体は悪いことではないものの、企業によっては「自社で雇用してもすぐに転職されてしまうのではないか」と、短期離職にネガティブなイメージをもつこともあります。
転職の回数が次の採用にどう影響するかについては「転職回数が多いと不利?就活への影響と対策」で解説しているので、ぜひチェックしてください。
2.逃げ癖がついてしまう
短期間で転職先を辞めると、逃げ癖がついてしまう恐れがあります。逃げ癖や辞め癖がついてしまうと、ちょっとした挫折や困難でもすぐに辞めたいと感じ、何度も短期間での転職を繰り返すことにもなりかねません。
短期間での転職を繰り返すことによって、ますます転職活動が不利になっていく恐れもあるでしょう。
3.スキルアップできなくなる
転職先をすぐに辞めてしまうと、自分のスキルアップができなくなってしまいます。
どのような業種や職種でも、ある程度の期間は働き続けないとスキルを身につけることはできません。あまりに短期間で転職先を辞めてしまうと、何のスキルも獲得せずに次の仕事を探すことになります。
転職活動でどのようなスキルを身につけているのか尋ねられても、何も答えられなくなってしまうでしょう。この点も、人事担当者からすればマイナスポイントとなる可能性があります。
4.優良企業を見逃す
転職先をすぐに辞めてしまった場合、本当に優良な企業を見逃してしまう恐れがあります。
転職して数ヶ月は、仕事に慣れなかったり、業務内容を覚えるのが難しかったりするなど、辞めたいと感じやすい時期といえるでしょう。
しかし、仕事に慣れてくるとやりがいを感じられる仕事であることや、良好な人間関係が構築できる職場であることに気づく可能性もあります。すぐに転職先を辞めてしまうと、その会社の本当に良いところに気づく前に職場を離れる可能性もあるでしょう。
会社をすぐに辞めてしまった場合、転職先の面接では短期で退職した理由を聞かれるのが一般的。もし短い期間で離職するのであれば、「短期離職の理由はどう伝える?面接官がチェックしていることや例文を紹介」のコラムを読んで面接対策をしましょう。
転職先を辞めるのが望ましい可能性がある3つの状況
転職先をすぐに辞めることにはいくつかのリスクがありますが、「辞めたい」と思う理由・状況によっては仕事を辞めるのが望ましい可能性がある状況もあります。
以下で詳しく解説するので、参考にしてみてください。
1.聞いていた待遇と現実が大きく異なる
入社前に聞いていた待遇と現実が大きく異なる場合、再び転職を検討した方が望ましい場合があります。
たとえば、「残業はない」と聞いていたのにサービス残業をさせられる、面接時と異なる部署に異動になった、入社前に聞いていた給与額と異なるなどの場合は、仕事やモチベーションに支障が出ることも。上司に相談してみて、変化が期待できないのであれば退職を検討しましょう。
転職先を辞めさせてもらえない場合の対処法や相談先については、「仕事を辞めさせてくれないのは違法?対処法や相談先を紹介」のコラムで解説しているので、ぜひ参考にしてください。
2.人間関係が非常に悪い
どのような職場でも人間関係のトラブルはつきものですが、転職先が過度にストレスを感じる環境であれば転職するのがおすすめです。
パワハラが横行していたり、毎日怒鳴り声を聞かなければならなかったりするような職場では、心を病んでしまう恐れがあります。職場環境の改善がされないようであれば、辞めるのが得策です。
心身ともに病んでしまう前に、より良い職場を探すのが望ましい場合があるでしょう。
3.会社に将来性を感じない
転職する前は将来性のある会社だと思ったのに、実情があまりにもひどいと感じる場合も辞めるのが望ましい可能性があります。
たとえば、キャリアアップを目的に転職を行ったのに、「事業規模が小さくなる」「新事業を提案しても通らない」など、自分のキャリア形成と会社の事業方針にギャップを感じることがあるでしょう。
そのような場合は、早めに退職してより将来性のある企業を探すほうが自身のキャリアのためになることがあります。
転職先をすぐに辞めたい人がすべき4つのこと
「転職先をすぐに辞めたい」と思ったときは、一度冷静になって転職するべき職場なのかを見極めてみましょう。
以下で、転職先をすぐに辞めたい人がすべき4つのことをご紹介します。
1.期間を決めて様子を見る
転職先を今すぐに辞めたいと思っても、「3ヶ月だけ踏ん張ってみる」というように期間を決めて様子を見るのがおすすめです。
働くうちに仕事を覚えられてやりがいを感じたり、人間関係が構築できて働きやすくなったりすることもあります。期間を超えても転職の意思が変わらないのであれば、仕事を辞めることを再度検討しましょう。
2.周りと積極的にコミュニケーションを取る
転職先を辞めたいと思った場合、周りとのコミュニケーションを積極的に取ってみましょう。人間関係やコミュニケーションが円滑になると仕事がやりやすくなり、「辞めたい」という気持ちが薄らいでいく可能性があります。
明るく挨拶をする、仕事で分からないことがあれば積極的に質問や相談をする、笑顔でほかの人に接するなどを心掛けると、職場が自分にとって働きやすい場所に変化する場合もあるでしょう。
転職したばかりのときは知り合いが全くおらず、孤独を感じることもあります。そのようなときこそ積極的にコミュニケーションを取り、自分から溶け込むよう努力してみましょう。
3.今の会社の良い点を考える
転職先を辞めたいと思っているときには、今の会社の悪い部分に目が行きがちになります。一度先入観を取り去って、今の会社の良い点を考えてみましょう。
転職する前は、今の転職先に大きな魅力を感じていたはずです。前職を辞めてでも入りたいと思った理由や、働きはじめて感じた良い点を考えてみましょう。
そのほか、今の職場で得られるスキルや資格についても考えるのもおすすめです。今の職場で頑張ることで得られるスキルや資格があるのならば、仕事を続けるモチベーションになるでしょう。
4.会社の環境について問題提起をする
もし職場環境に問題があり、転職先を辞めたいと思っているのであれば、上司に尋ねるのも一つの方法です。
たとえば、「残業がないと聞いていたのに実際には残業がある」「パワハラと思える行為が見られる」などの状況がある場合は、問題だと感じていることについて上司に相談してみましょう。もし改善策が講じられて職場環境が良くなれば、辞めたいと思う理由がなくなる可能性があります。
転職先を辞めたいと思った場合に試せる対処法についてさらに知りたい方は「仕事を辞めたいと思ったときの対処法とは?退職を検討すべき状況も解説!」のコラムもご覧ください。
次の転職を成功させるための2つの方法
ここでは、次の転職を成功させるための2つの方法をご紹介します。転職先を辞めて新しい職場を見つける方は参考にしてみてください。
1.自分が直すべき点に注目する
次の転職を成功させるために大切なのは、「自分にも何らかの原因があるかもしれない」と考えてみることです。自分に改善すべき点があれば、新しい職場が見つかっても同じ状況に陥り、早期離職につながる恐れがあります。
自分が直すべき点に注目すると、次の転職先を選ぶ際の見方が変わったり、一つの職場で長く働きやすくなったりするでしょう。
転職を成功させるコツについては「転職を成功させるポイントとは?面接で気をつけることも解説」のコラムでも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
2.待遇は事前にしっかり確認する
転職先を辞めたいと思った理由が待遇面にあるならば、給与や残業の有無、福利厚生などについて、面接時や入社前にしっかり確認することが大切です。あらかじめ確認しておけば、入社後にギャップを感じにくくなります。
待遇について事前に詳しく尋ねるのは勇気がいりますが、早期退職を避けるためにもしっかり確認しましょう。
「次の転職先選びは失敗したくない…」「事前に企業情報を詳しく知りたい!」という方は、ハタラクティブにご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。