仕事に疲れた時はどうしたら良い?辞めたいと思った時の対処法

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この記事のまとめ

  • 仕事に疲れたと感じている人は、集中力がなかったり口数が減ったりする
  • 仕事に疲れたと感じさせる理由は、人間関係や仕事への向き不向きなどが考えられる
  • 仕事に疲れた場合、良質な睡眠を取ったり適度に運動したりすることが効果的
  • リフレッシュしても仕事に疲れたと感じ続けるなら転職を検討してみよう

仕事に疲れたと感じている方に向けて、なぜそのように感じるのか、考えられる原因を紹介します。誰でも疲れは感じますが、あまりにも長引いたりパフォーマンスに影響が出たりするなら要注意。身体的な疲れと精神的な疲れでは解消法が異なるので、このコラムで確認しましょう。なかなか疲れが取れないときの対処法についてもまとめています。

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仕事に疲れたときの4つのサイン

誰でも多少なりとも仕事に対して疲れを感じるもの。しかし集中力が低下したり口数が減ったりする場合は、思っている以上に疲れが溜まっている状態です。仕事の疲れを解消するには、疲れやストレスの原因を知ることが大切。注意したい心身のサインを確認しましょう。

1.集中力がない

仕事がたくさんあるのに集中できないのは、仕事に疲れているサイン。さらに、仕事はしているものの、まったく別のことを考えている場合も、仕事への情熱を失っていることを示しています。集中力を欠いた状態で業務にあたっても、細かいミスが続きさらにやる気を失ってしまうことも。業務が始まったばかりなのにもう退社時間が気になる、月曜日に出社したばかりなのにもう次の土曜日が待ち遠しいといった方は、仕事に疲れている可能性が高いでしょう。

2.いくら寝ても眠い

仕事に疲れたと感じている人は、いくら寝ても眠い状態になりがちです。仕事が嫌い、やる気が出ない状態で家に帰ってくると、寝る時も次の日の仕事のことを考えてしまい熟睡できないことがあります。
考え事をしたり、嫌なことばかり思い浮かべたりしていると眠りが浅くなり、体の疲れが取れない状態で出勤することに。寝てはいるのに疲れは取れていないので業務中も眠く、さらに仕事がいやになるという負のスパイラルに陥ってしまうことも考えられます。

3.口数が減る

仕事に疲れた人は、口数が減ることがあります。
仕事で自分のエネルギーを費やしすぎてしまうと、人との会話を楽しむことができなくなり、会話自体が面倒になるようです。
さらに、心の余裕がなくなるのでちょっとしたことで怒りっぽくなることも。最近口数が減ってきた、怒りっぽくなったといわれたら、仕事に疲れている可能性が高いです。

4.自分を大切にできなくなる

自分を大切にできなくなることも仕事に疲れた人が出すサインの1つです。
心に余裕がなくなると、他の人に気遣いを示せなくなることはよくありますが、食事や入浴といった自分のケアにも無頓着になることがあります。部屋が汚くなっていたり、身だしなみが乱れていたりしていると感じたなら、仕事に疲れていると捉えて対策を行いましょう。

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仕事に疲れたと感じる5つの原因

仕事に疲れたと感じる原因の多くが、人間関係や労働環境といわれています。誰でも仕事に疲れることはありますが、前項で紹介したような状態が見られる場合は、放っておくと更に心身に影響を及ぼす可能性があります。なにが疲れの原因なのかを確認してみましょう。

1.職場の人間関係

仕事に疲れたと感じる原因の1つに、職場の人間関係が挙げられます。人間関係は、職場での働きやすさを大きく左右する要素です。業務内容や仕事そのものは好きでも、人間関係が良くないとストレスが溜まり疲れの原因となるでしょう。
また、上司や会社がハラスメントを行うような状況も、良くありません。直接自分に被害が及ばない場合でも、誰かが日常的に怒鳴られているといった職場に勤務していると仕事がいやになってしまうこともあり得ます。

2.仕事に適性がない

不向きと思える仕事をずっとこなさなければならない場合も、仕事に疲れたと感じやすくなる原因。やりがいのある仕事だったり、自分の好きな分野の仕事だったりすれば、熱意を持って業務にあたれるものです。
たとえば体を動かすのが好きな人がデスクワークをしたり、コミュニケーションが苦手なのに接客業や営業を担当したりすると、大きなストレスがかかります。「興味がない仕事を続けるデメリットとは?パターン別の対処法も解説」のコラムでも、仕事の適性と疲労について触れています。

3.労働時間が長い

仕事に疲れたと感じるのは、長時間労働が原因の場合もあります。
残業が毎日続けば、心身ともに疲弊するでしょう。残業時間が増えると、休息やプライベートの時間が減ってしまいます。慢性的に疲労がたまり、リフレッシュする時間も取れないのでストレスがどんどん溜まっていき、結果的に仕事に疲れたと感じてしまうのです。

4.理不尽なことが多い

仕事をしていて理不尽なことを多く経験すると、仕事に疲れたと感じやすくなります。
代表的な例では、職場でのパワハラや顧客からの理不尽なクレームが考えられるでしょう。日常的に上司からパワハラを受けていると、仕事に行くのが嫌になってしまいます。自分の側に落ち度があってミスをした場合であっても、他の従業員の前で怒鳴るなどの行為はパワハラであり、大きなストレスの原因となるものです。
さらに、顧客からの理不尽なクレームも仕事に疲れたと感じさせる要因の1つとなるでしょう。

5.正当な評価が受けられない

仕事に一生懸命に取り組んでいるのに、給料も上がらず昇進もない、正当な評価が受けられていないと感じる場合にも、仕事がいやになってしまうことがあります。
仕事の内容と給料のバランスが悪く不満を抱えていると、いずれ仕事に疲れたと感じることになるでしょう。

メンタル面の不調は軽視できない

厚生労働省の実施した「労働安全衛生調査結果の概況」によると、メンタルヘルスの不調によって1カ月以上休業したり、退職したりした労働者が居た事業所は9.2%ありました。仕事の疲れに対して「誰でも感じること」「これくらいなら大丈夫」と軽視せず、少しでも違和感や不安を感じるなら適切な対処が必要でしょう。

参照元
厚生労働省
労働安全衛生調査

仕事に疲れたときにやってはいけないこと

誰でも「仕事に疲れた」と感じることはあります。しかし、疲れた状態で退職を決めたり、自分に負担のかかる方法でストレスを解消したりするのは避けるべき。。仕事に疲れた状態では冷静な判断ができません。

衝動的に仕事を辞める

あまりに仕事に疲れると、仕事を辞めたいと思うもの。しかし、衝動的に退職をしてしまうと再就職先を探すのに手間取ったり、「もう働きたくない」という気持ちが強まったりして空白期間が長くなることも珍しくありません。
空白期間が半年から1年以上あると転職に不利?履歴書にはこう書く!」のコラムでも解説しているように、空白期間は3ヶ月以内が目安。3ヶ月以上になると、採用担当者から「働く気がないのでは」「この期間に何をしていたのか」とネガティブな印象を持たれやすくなります。さらに、前職を辞めた理由が「仕事に疲れたから」「衝動的に辞めてしまった」では、よりイメージダウンになるでしょう。
もし仕事に疲れて退職を考えたとしても、衝動的な退職は避けるべき。「仕事に疲れたと感じる5つの原因」も参考にしながら、仕事を辞める理由や転職先に求めることをしっかり確認し、準備しましょう。

体に負担が掛かる方法でストレス解消をする

仕事につかれてストレスが溜まったときに、暴飲暴食など体に負担がかかるストレスの発散方法はしてはいけません。毎晩お酒を大量に飲む、食べたいものを好きなだけ食べる、栄養ドリンクを大量に摂取することなどが考えられます。たくさん食べたりお酒を飲んだりすることで精神的なストレスを発散することは可能です。しかし、体に与えるダメージを考えると、決しておすすめできるストレス発散方法ではありません。暴飲暴食は、体調を崩す原因になり得ます

無理をしてしまう

仕事に疲れてしまうと、どうしても仕事へのモチベーションが低くなってしまうでしょう。そんなときに「他の人はもっと頑張っている」「自分も周りと同じように頑張るべき」と周りのメンタルや考え方に合わせて無理をしてしまうことがあります。周りと比較してしまうと、疲れている状態にもかかわらず自分を追い込んでしまい、さらに大きなストレスや疲れにつながることも。仕事に疲れたと感じたら、無理せず自分のペースで解決を目指しましょう。

仕事に疲れた時の4つの対処法~身体の疲れ編~

仕事に疲れたと感じた時には、できるだけ早く対策を講じる必要があります。身体に対する疲れなら、十分な睡眠や入浴が効果的。また、適度な運動は心身のリフレッシュ効果が期待できます。

1.質のよい睡眠をしっかり摂る

十分な睡眠は心身の健康に必要不可欠。しっかり眠らないと、翌日まで疲れが持ち越され、どんどん疲れがたまっていきます。身体の疲れがたまり続けると、精神的なストレスも増えていくでしょう。
体力をしっかり回復させるため、体を休ませることが重要です。ここでいう質のよい睡眠とは、夜中に目を覚まさない、朝すっきりした状態で目が覚めるという状態を指します。質のよい睡眠が摂れると、たとえ眠る時間が短くても体力を十分に回復できるでしょう。

2.ゆっくりお風呂に入る

良質な睡眠にもつながるリフレッシュ方法ですが、ゆったりお風呂に入るのも身体の疲れを取るのに効果的です。
仕事が忙しいとシャワーで済ませてしまいがちになりますが、身体の疲れをしっかり取るためには湯船につかることが重要です。湯船に浸かると肩や首が温められ、デスクワークで溜まった疲れを癒してくれます。好みでアロマオイルや入浴剤を使うと、さらにリラックスできるでしょう。

3.適度な運動で汗を流す

仕事に疲れたと感じている時に効果的な別の対処法は、適度な運動です。
適度な運動で汗を流すと、ストレス発散にもつながり、気分をリフレッシュさせることができます。仕事で疲れて運動する機会など起きないと思えても、ちょっとジョギングに出かけたり、サイクリングに行ったりすると、体が温まって気分転換になるでしょう。運動して体を動かすと、夜ぐっすり眠れるという方もいます。

4.バランスの良い食事を心がける

忙しくて仕事に疲れたと感じている場合、食事もおろそかになりがちです。
そこで、意識してバランスの良い食事を心がけるようにしましょう。自炊が難しければ、野菜の多い商品を選ぶのがポイント。
カップラーメンなどのインスタント食品やレトルト食品は簡単に調理できて便利ですが、栄養バランスという観点からはあまりおすすめできません。体に良い野菜をしっかり摂って、強い体を作るようにしましょう。

仕事に疲れた時の3つの対処法~心の疲れ編~

メンタル的な疲れを解消するには、仕事のことを考えずに自分の好きなことを行うのがおすすめです。友人と会ったり趣味に没頭したり、「仕事を忘れられる時間」を設けてみましょう。

1.自分へのご褒美を用意する

心の疲れを癒やすための1つの方法は、自分へのご褒美を準備することです。
豪華なディナーや好きなスイーツを食べたり、自分が欲しかったものを買ったりすることがご褒美となるでしょう。楽しみを作ることは仕事を頑張るモチベーションにつながります。

2.仲の良い友達と遊ぶ

ストレスを発散するためには、仲の良い友達と遊ぶのも効果的です。気の許せる友達と楽しい時間を過ごせば、仕事のことを考えないで済むでしょう。気分転換になり、新たな気持で仕事に取り組めるのではないでしょうか。

3.休みの日は仕事のことを考えない

仕事に疲れたと感じると、ずっと仕事のことを考えてしまいます。
せっかくの休みの日でも仕事のことが頭から離れず、余計に疲れてしまうことも。休みの日は仕事のことは考えないと心に決めて、意識して楽しいことを考えるようにしましょう。旅行をしたり趣味に取り組んだりするのがおすすめです。

仕事に疲れた時にできる対処法についてさらに知りたい方は、「仕事がだるいと感じるのはなぜ?3のパターンや対処法も併せて紹介!」もご覧ください。

仕事の疲れが長引くときは

いくら対処してもなかなか疲れが解消しない場合は、抱えている仕事の量を減らしたり周囲を頼ったりして、改善を目指しましょう。それでも思うような結果が出ないときは、仕事や職場を変えることも検討してみてください。

仕事の量や内容を減らす

仕事の量が多すぎて疲れているのであれば、仕事量の調整が解決策になることも。
上司や同僚の協力が不可欠ですが、一度上司に仕事の量を減らせないか、他の人に担当してもらえないかなど相談するとよいでしょう。また、担当している仕事がうまく行かなかったり、期日までに終わりそうになかったりするなら、周囲に相談するのも効果的です。小さな目標や中間目標を設定することで、仕事を進めやすくなることも。仕事の効率化については、「効率の良い仕事の進め方を知りたい!業務が早い人は何をしている?」も参考にしてみてください。

転職を考える

仕事に疲れたという気持ちが長く続いているのであれば、転職を考えるのも一つの手です。
仕事自体が自分に向いていないと感じたり、職場の人間関係が嫌だったりするのであれば思い切って転職してみましょう。適性がない状態で仕事を続けるのは辛いもの。転職を検討するなら、会社を辞める前に「仕事を辞めたいのは甘え?辞めるべきかどうかの判断基準を解説」のコラムにも目を通してみてください。

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