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ニートから正社員になるのは無理だと感じる理由とは?就職成功の方法を解説
更新日
この記事のまとめ
- ニートから正社員なるのは無理ではない
- ニートから正社員就職を成功させるには、就活支援サービスの活用が有効
- ニートから正社員を目指すなら、自己分析と企業研究をしっかりと行う
「ニートが正社員になるのは無理?」と悩む方に向けて、就職成功のポイントを解説します。未経験者歓迎の企業は職歴を重視していないため、意欲をもって対策を講じれば就職が可能です。最近では、ニートの就職を支援してくれるサービスも増えています。
コラムを参考に、プロのアドバイスを受けながら就職活動を行いましょう。
ニートから正社員になるのは無理ではない
ニート状態から正社員として就職するのは、無理ではありません。実際にニートから正社員になった方も多くいるでしょう。
しかし、世間一般では「ニートから正社員になるのは無理」と考える人は多いようです。
ニートとは、就職や就学、家事、就業訓練を行っていない人を指しており、「家でダラダラしている人」「働けるのに働かない人」といったイメージを抱かれているのが理由と考えられます。また、ニート自身が「どうせニートだから」などネガティブな考えを持つことも要因として考えられるでしょう。
しかし、年齢が若いうちは正社員の採用ハードルはそれほど高くありません。特に、20代であれば、経験やスキルに自信がなくても「若さ」と「ポテンシャル」で採用されることもあります。年齢が上がるほど業務経験やスキルを求められるので、採用ハードルは上がり、就職が難しくなる傾向です。そのため、ニートの人はできるだけ早く就職活動を始めるのが良いでしょう。
なお、ニートの就職と年齢の関係については、「ニートって何歳まで?20代のうちに就活すべき理由や注意点を解説!」をご覧ください。
ニートのまま正社員にならない場合に考えられるリスク
「ニート」とは、就学や就業していない人を指します。収入が期待できないため、正社員就職せずニートのままでいると収入面で困る可能性があるでしょう。また、「働いていない・収入がない」という状態では社会的信用を得づらかったり、いざ就職に向けて活動を始めても「年齢に即した経験やスキルがない」「働いていない期間が長く採用に不安がある」といった印象を持たれたりする可能性もあります。
ニートを続けるリスクについては、「ニートから正社員を目指そう!受かるための方法やおすすめの仕事を紹介」のコラムも参考にしてください。
ニートが正社員になるのが無理ではない理由
近年、日本では労働人口が減少しており、人手不足を課題とする企業が増えています。そのため、就業経験やスキルが少なくても、仕事に対する意欲や将来性を評価されると、ニートから正社員に就職できるでしょう。
ニートが正社員になるのが無理ではない理由
- 人手不足の企業が増えてきているから
- 正社員は特別な存在ではないから
- 実際にニートから正社員になった人がいるから
- 「既卒・第二新卒」の募集が増えているから
- 就職支援サービスが増えているから
人手不足の企業が増えてきているから
現在の日本は少子高齢化によって労働人口が年々減少しており、幅広い業界で人手不足が深刻化しつつあります。人材確保を目的に、「未経験者であっても、できるだけ年齢の若い人を採用して長く働いてもらいたい」と考えている企業が多いため、ニート状態から正社員就職できるチャンスは広がっていると予想できるでしょう。
正社員は特別な存在ではないから
「正社員になるなんて無理」と考えているニートの方のなかには、正社員を「特別な存在」だと思い込んでいる人もいるようです。
しかし、正社員は決して特別な存在ではありません。厚生労働省が実施した「令和元年就業形態の多様化に関する総合実態調査の概況」によると、全事業所のうち正社員がいると回答した事業所は94.5%でした。また、調査から3年前の2016年と正社員数を比べてみると、全体の増減に大きな差はないものの、情報通信業や不動産業、医療・福祉の業界で正社員数は増えています。
以上のことから、働く社会人の多くが正社員という雇用形態で働いており、決して「正社員は特別」「正社員になるのは難しい」とは言えないと考えられるでしょう。
参照元
厚生労働省
雇用の構造に関する実態調査(就業形態の多様化に関する総合実態調査)
実際にニートから正社員になった人がいるから
ニートから正社員として就職する人も多く存在します。
独立行政法人労働政策研究・研修機構が実施した「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状 ③-平成29年版「就業構造基本調査」より-」によると、ニートと呼ばれる15~34 歳の男女の非求職無業者のうち、42.4%の方が就業への希望を持っていることが分かります。さらに、1年前は「無業・非家事非通学・無配偶で卒業者」だった方のうち、18.0%が正社員就職しているというデータからも、ニート状態から正社員になるのは無理ではないと分かるでしょう。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
資料シリーズ No.217若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③―平成29年版「就業構造基本調査」より―
「既卒・第二新卒」の募集が増えているから
既卒とは、就職が決まらないまま学校を卒業し、正社員就職していない人のこと。第二新卒とは、卒業後就職した会社を辞めて転職活動をしている人を指す言葉です。
前述したように、労働人口の減少によって働き手が足りていない企業が多く、若手人材の確保を目的に既卒や第二新卒を積極的に採用する企業は増えているといわれています。既卒には二ートの人も含まれることから、学校を卒業してから社会人になるまでに間が空いている人にもチャンスがあるといえるでしょう。
年齢が若いと将来に期待してポテンシャル採用される
正社員のなかでも、20代の若手はまだ経験やスキルを身につけている段階といえます。特に、入社後の成長に期待するポテンシャル採用では、「入社時にスキルがなくても働き始めてから仕事を覚えてくれれば良い」という考え方です。ポテンシャル採用については、「ポテンシャル採用とは?何歳まで適用される?新卒・中途との違いも解説」のコラムをご確認ください。
就職支援サービスが増えているから
これまで説明してきたとおり、日本では若手の人材不足が深刻化している背景から、さまざまな職業支援サービスが生まれています。
特に、20代の若手人材、既卒・第二新卒、フリーター、ニートなどに特化したものも多く、必ず相談できる機関があるはずです。ニートの職業支援実績があるサービスも多いので、しっかりとしたサポートが受けられるでしょう。
ニートが利用できる具体的な就職支援サービスについては、「ニートが使える就労支援機関は?引きこもりから就職する方法を解説」をご覧ください。
ニートが「就職は無理だ」と思う7つの理由
「ニートは就職が無理」と思う理由として、世間の意見や情報による思い込みが考えられます。また、自分に自信がなかったり周囲に相談できなかったりするのも、「正社員は無理」と思ってしまう原因といえるでしょう。
ニートが「就職は無理だ」と思う理由
1.正社員になるのは難しいと思い込んでいるから
正社員になることの難易度を高く考え過ぎている人もいるようです。
しかし、一般的に就職難易度が高くなるのは、有名企業や待遇が非常に良い会社などです。真剣に就活に取り組み不採用でも諦めずに面接を受ける姿勢があれば、正社員になるのはそこまで難しくはありません。
就職は無理であるという書き込みを見ているから
インターネットには「ニートには就職なんて無理」といった内容の書き込みが多いです。頑張って就職しようとしている人に対して、心ない言葉をぶつける人もいるでしょう。こういった書き込みや意見を目にするため、ニート本人もそれ以外の人も、ニート期間がある人には就職ができないと思い込みがちです。
しかし、「ニートに正社員は無理」という意見の根拠はどこにもありません。インターネット上の書き込みは嘘や間違いも多いので、情報を鵜呑みにしないようにしましょう。
2.行動する前から諦めているから
正社員になるのは無理だと言っているニートの人は、そもそも就職活動をする前から諦めていることが多いでしょう。
しかし、現在正社員として働いている社会人の多くは、何通も不採用通知を受け取りながらも、諦めずに就職活動を続けた人たちです。ニート経験の有無にかかわらず、目的に対して行動を起こさなければ達成は難しいでしょう。
ニート期間が長い
ニート期間が長いと社会との接点を持つ機会も減り、「社会人として働く自信がない」「働いていない期間が長く不安」といった状態になることもあるでしょう。しかし、ニート期間が長くても企業にしっかりとアピールできたり、強みやスキルを提示できたりすれば、評価される可能性があります。
ネガティブな考えで視野が狭くなっている
失敗を恐れるあまり、本人が自覚している以上に考えの視野が狭くなっているケースも考えられます。「一度ニート期間ができたら採用してもらえない」「新卒採用の時点で失敗したら就職はできない」といった、ネガティブな考えにとらわれていることもあるでしょう。
そのような人は自分から行動を起こすのが難しく、ニートを抜け出すための方法を試せなくなっていることも多いようです。
3.自信がないから
ニート状態や学歴・スキルなどに負い目を感じ、自分に自信を持てないことで「正社員は無理」と思い込むケースも考えられます。
自信をつけたり知識を身につけたりする目的で資格取得を検討する方もいるようですが、ニート期間に資格を取得する際には注意が必要です。資格が取れるまで就職活動を先延ばしにしていると、正社員就職も遠のきます。
前述したように、未経験者は年齢が評価に影響を及ぼすため、「2年間勉強して資格を取得した未経験者」と「資格は持っていないものの2年早く就活を始めた未経験者」では、後者が有利になる可能性も。資格がなくても就ける仕事や、就職後に資格をとれば良い仕事は数多くあります。1日でも早くニート生活を抜け出すために、就職活動を優先しましょう。
4.失敗を恐れているから
「就職活動に失敗するのが怖い」と思っているニートの人もいるでしょう。行動に移さずに口だけで「正社員になるのは無理」と言っているだけなら、「まだ自分は本気を出していないだけ」という言い訳もできます。
しかし、実際に就職活動をして失敗に終わった場合、本当に自分は正社員になるのは無理だと失望することになります。そのことを恐れて、「無理だから行動しない」という姿勢をとるニートの人は少なくありません。
プライドが高く就職先にこだわり過ぎている
プライドが高いと、「失敗できない」というプレッシャーから行動に移せない可能性があります。また、「有名大学を出ているから就職先も△△でなければ」など、理想や希望する条件が高い場合も、選択肢が限られてしまい就職活動が難航する原因になるでしょう。
正社員になれないのを周りのせいにしている
「ニートになったのは周囲が自分を評価してくれないから」「働かないのは希望に合う条件がないから」など、正社員にならない理由を周囲のせいにしていると、いつまでも改善点に気づけずに就職がうまくいかない可能性があります。周りのせいにして行動を起こさない状態を抜け出すためにも、自己分析や周囲への相談を積極的に行いましょう。
5.他人に相談できないから
正社員就職を希望していても、就活のやり方や企業の選び方などが分からず行動できないこともあるでしょう。また、相談しても「ニートだから無理」など心無いことを言われないか不安に思う方もいるはずです。
ニートは就学していないため、学校の就職課などは活用できません。誰に相談すれば良いのか分からなかったり、身近な人では有効なアドバイスをくれなかったりという理由から、正社員になるのは無理だと感じてしまうようです。
6.職場での人間関係に不安があるから
ニート状態になった理由が「周囲とのコミュニケーションがうまくいかなかった」「人間関係の構築が得意ではない」などの場合、職場の人間関係を不安視して正社員就職に前向きになれないこともあるでしょう。
コミュニケーションに自信がないニートの方は、「コミュニケーション能力とは?スキルを鍛える具体的な方法をご紹介!」をぜひご一読ください。コミュニケーション能力を鍛えるための方法を知れば、苦手意識を軽減できる可能性があります。
7.健康面に不安があるから
心身に不調があり、正社員就職しても働き続けられるか分からないという理由で「正社員として働くのは無理」と考えてしまうケースもあります。また、ニート期間が長いと「いきなり生活が変わって体調を崩さないか」「フルタイム勤務に耐えられるか」といった不安から、就職活動に取り組めないこともあるでしょう。
ニートで就職できる人とできない人の差
ニートから就職できる人とできない人がいるのは、行動力に差があるためです。自分から行動を起こし、なおかつ諦めずに継続することが、就職を成功させるコツといえるでしょう。正社員は無理と思い込んでいる方は、「ニートから就職を成功させるには?早く始めるべき理由や就活のコツを紹介」のコラムもチェックしてみてください。
ニートから正社員を目指す際に求められるポイント
ニートから正社員を目指したとき、「前向きな思考」や「論理的思考力」が身に付いていると高評価につながりやすいようです。ここでは、ニートが正社員就職に取り組む際に求められるポイントをまとめました。
ニートから正社員を目指す際に求められるポイント
- 前向きな思考
- 論理的思考力
- 体力
- 仕事に偏見がなくチャレンジ精神が旺盛な姿勢
前向きな思考
企業は、過去を後悔して前進できない人物よりも、失敗を糧に前を向いて行動を起こせる人材を求めています。社会人として求められるのは、意欲的に物事に挑戦するマインド。過去の失敗や経験から学びを得て、課題やチャンスに活かす能力が大切です。
ニートであったことは事実として捉え、ニート期間を振り返って反省したり学びを得たりすることで、より好印象を与えられるでしょう。
論理的思考力
論理的思考力とは、物事を論理的に捉えて考える力です。対象となる事柄の全体像を把握したうえで整理し、飛躍や矛盾しない考えを持つこと。「筋の通った考え方」ともいえるでしょう。
ビジネスにおいて、論理的思考力を求められるシーンは多くあります。課題に直面したときに、冷静かつ論理的に解決策を出せる能力があれば、適切な判断を迅速に行えるでしょう。
体力
ニート生活を送るなかで、体を動かす機会が減ることもあるでしょう。しかし、どんな仕事でも体力は必要です。特に、工場勤務や立ち仕事、外回りの多い営業職などは体力が求められます。
体力に自信のある方は、「体を動かす仕事には何がある?就職するメリット・デメリットを紹介」のコラムを参考に仕事選びをするのもおすすめです。
仕事に偏見がなくチャレンジ精神が旺盛な姿勢
「あの仕事は大変と聞いた」「あの仕事はつまらないイメージがある」など、偏見やイメージだけで仕事を判断していては、応募先の選択肢が狭まり就職が難しくなるでしょう。また、選考でも「前向きな姿勢が見られない」「思い込みで仕事を選んでいる」といった印象を与えてしまう可能性があります。
仕事内容や物事に対して偏見がなければ、多くの求人に応募できるため正社員就職のチャンスが広がるでしょう。また、前述したように、企業は前向きで意欲的にチャレンジできる人材を評価します。一方的なイメージで仕事を選ぶのではなく、正しく理解したうえで自分に合うかを判断しましょう。「職種とは?わからない方向けに解説!職業一覧や自分に合う仕事の見つけ方も」のコラムも参考にしてみてください。
営業志望だと正社員を目指しやすい傾向がある
一般的に、営業職は「未経験から挑戦しやすい」「経験やスキルより意欲を重視する」「多くの企業に存在するため求人数が多い」といった理由から、未経験者が採用されやすいといわれています。営業職に対してネガティブな印象を持つ方もいるようですが、スケジュール管理や交渉術など仕事の基礎が身につくため、初めての就職にもおすすめです。営業職については「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」のコラムでご確認ください。
ニートが正社員になるための就職活動の方法
ニートから正社員になるには、求人サイトを閲覧して自分で仕事を探す方法があります。ただし、仕事探しに慣れていない場合や面接に自信がない場合は、プロの力を借りて正社員を目指すのが良いでしょう。
ここでは、ニートの方が利用できる就職支援サービスを紹介するので、ぜひ利用を検討してみてください。
ハローワーク
ハローワークは、国が運営を行う「公共職業安定所」の名称です。経歴や年齢を問わず、就業や転職を希望する人なら誰でも利用できます。
また、職員による支援も行われており、就職に関する相談も可能です。履歴書の書き方や企業の選び方といったセミナーも開催されているので、活用してみましょう。
ハローワークのトライアル雇用も活用できる
ハローワークが行う「トライアル雇用」は、いきなり就職するのが不安な方が3ヶ月間企業で試用雇用として働き、その後常用雇用に以降する制度です。トライアル雇用してもらえる企業の求人はハローワークで探せるので、自宅近くのハローワークで相談しましょう。詳細は「「トライアル雇用」とは?制度の具体的な内容やメリットなどを解説!」のコラムをご覧ください。参照元
厚生労働省
ハローワーク
わかものハローワーク
「わかものハローワーク(わかもの支援コーナー、わかもの支援窓口)」は、正社員を目指す若年層を支援する機関です。地元企業や全国各地の求人を検索できるほか、就職支援ナビゲーターが個別支援を行ってくれるので、就職活動の進め方が分からない人におすすめ。履歴書の添削や面接の指導なども行ってくれます。
わかものハローワークは全国25ヶ所に設置されている(2021年4月1日時点)ので、気軽に利用することが可能です。
参照元
厚生労働省
わかものハローワーク
わかものハローワーク・わかもの支援コーナー一覧
ジョブカフェ
ジョブカフェは正式名称を「若年者のためのワンストップサービスセンター」といい、就職に必要なサービスをワンストップで提供している機関です。全国の都道府県に設置されるジョブカフェの特徴は、地域の特色を活かした職場体験や職業紹介を行っていること。
「ジョブカフェ」の名称にはカフェのように気軽に立ち寄ってほしいという意味合いが込められているので、気負わずに相談に訪れると良いでしょう。
参照元
厚生労働省
ジョブカフェにおける支援
就職・転職エージェント
「就職・転職エージェント」は、民間企業による就労支援のサービスです。ハローワークなどのサービスと同じように無料で利用でき、専任の担当者がカウンセリングや求人提案、選考対策のサポートを行ってくれます。
エージェントでは、面接の日程調整や条件交渉といった企業とのやりとりを代行してくれるので、就職活動が初めての方もスムーズに選考を進めていけるでしょう。特定の業界や年代に特化しているなど、エージェントにはさまざまな種類があるので、自分に合ったサービスを選ぶのがポイントです。
ニートから就職するためにすぐに始めたい8つのこと
ニートから正社員就職を成功させるには、十分な準備が必要です。まずは自己分析で自分について理解し、どんな仕事が合っているかを確認しましょう。
以下で、正社員就職に向けて行いたいことをまとめました。
ニートから就職するためにすぐに始めたいこと
1.働く目的を明確にする
ニートの方が就活をしていると、「自分はニートだから不採用でもしょうがない」というネガティブな考え方に陥ることがあります。就活で不採用になるのはよくあることで、正社員になるのに一番大切なのは諦めずに就活を続けることです。
途中で諦めてしまいそうという人は、「将来のために貯金を××円を貯める」「欲しかったものを買う」「資格を取る」のように、働く目的を明確にするのがおすすめです。
2.自己分析をして自分の強みを知る
自分自身の強みや特徴、価値観などを知るために自己分析を行いましょう。自己分析を行わなければ、適性のない仕事に就いてしまう可能性があります。適性のない仕事についてしまうと、「努力しても成果につながらない」「評価をしてもらえない」「うまくいかないことが多く意欲がなくなる」といった事態につながることも。せっかく就職しても短期間で離職となったり、再びニート状態に戻ってしまったりすることもあるでしょう。
適性のある仕事に就ければ、仕事に対する意欲が持ちやすかったり、評価を受けやすかったりと「働きやすい」「続けていきたい」と前向きに業務に取り組める可能性が高まります。
「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」では自己分析のやり方を動画で分かりやすく解説しているので、やり方が分からない方はチェックしてください。
3.業界研究を行い自分に合う仕事を探す
自己分析と並行して「業界研究」も行いましょう。世の中にどんな業界があるかを知らければ、自分に合った仕事を見つけられません。すでに知っている業界だけではなく、知らなかった業界にも目を向けて仕事探しの視野を広げていきましょう。
業界研究の詳しいやり方は、「業界研究のやり方から情報収集の仕方・ノートのまとめ方まで徹底解説!」をご覧ください。
ニートから正社員を目指しやすい業界
ニートに限らず、有効求人倍率の高い仕事は働き手を求めていると考えられるため就職しやすいと考えられます。また、需要に対して働き手が不足している「人手不足」の業界もおすすめ。人手不足の仕事は働き手の確保を優先に考える企業が多いため、経験やスキルは問われないことも珍しくありません。「人手不足の業界とは?原因を考察するとともにメリット・デメリットも解説」のコラムでは、有効求人倍率から人手不足と思われる仕事と、その特徴についてまとめています。4.仕事選びの基準を決める
仕事選びの基準を持っていなければ、膨大な求人の中から応募するべき求人を選べません。仕事内容や勤務地、社風、残業時間、給与などの条件から、自分が譲れないと思う条件を洗い出すことで定めましょう。
希望条件が多い場合は、すべてを満たす仕事を見つけるのが難しいので条件に優先順位をつけるのがポイントです。
5.生活習慣の改善
ニートをしていると生活が不規則になりがちなため、生活習慣を改善することが大切です。起床・就寝時間を整える、食事の時間を定める、定期的に外出や運動を行うなど、生活にメリハリをつけて規則正しい生活を送るよう心掛けます。
規則正しい生活習慣を身につけておけば、就職後の生活の変化にスムーズに対応できるでしょう。
まずはアルバイトや派遣社員、期間工として働くのも手
「いきなりフルタイムで働くのに不安がある」「ニート生活が長く働けるか不安」といった場合は、生活習慣を整えたり、働くことに慣れたりする目的で、正社員の前にアルバイトや派遣といった非正規で働くのもおすすめです。ただし、あくまでも正社員就職するための方法として捉え、期間を決めて取り組みましょう。正社員就職すべきか悩んだら、「フリーターの将来は不安?男女で違いはある?正社員になるためのコツを紹介」のコラムを参考にしてください。
6.就活にかかる費用の捻出方法を考える
就活には、履歴書などの必要書類やスーツにかかる費用のほか、面接に出向く際の交通費などがかかります。また、1日に複数の面接をこなす場合は、昼食代といった食事費用が必要になることも。
どの項目にいくら必要なのかを確認し、費用の捻出方法を決めておきましょう。
7.正社員求人を探すときのポイントを把握する
正社員の求人のなかには、経歴やスキルなどで条件が設けられているものもあります。ニートから正社員就職を目指すときは、「未経験歓迎」「学歴・経歴不問」といった求人に注目しましょう。
「未経験歓迎」は、企業側も未経験者を採用することを前提としており、経験やスキルを問われないのが一般的です。選考では人柄や意欲を評価されるでしょう。「学歴・経歴不問」も同様です。「受かりやすい仕事ってあるの?未経験者歓迎の求人が多い業界とは」のコラムも参考にしながら、求人を探してみましょう。
8.採用面接のポイントを掴む
選考のなかでも「面接が苦手」という方は多いようです。特に、ニート経験があると、「ニートだったことをどう思われるか」「緊張してうまく話せるか分からない」といった不安を抱くこともあるでしょう。
ニートの方が面接を受けるとき、高確率で「ニートになった理由」を問われます。この質問には曖昧に答えたりごまかしたりせず、正直に伝えましょう。そのうえで反省や今後について伝えることで、前向きな印象を与えられます。
また、同様に質問される可能性が高い「ニート期間にしていたこと」も、前向きな回答がポイントです。回答のコツは「空白期間を面接で聞かれたら?「何もしてない」はOK?答え方や例文を紹介」でもご確認いただけます。
ニートから正社員になる際に準備しておきたいこと
正社員の選考を受けるまでに、身だしなみを整えておきましょう。見た目だけで判断されるわけではないものの、清潔感のある第一印象は「誠実そう」「社会人としてのマナーがある」など好印象につながります。また、コミュニケーションに不安がある場合は、家族や友人と会話の機会を増やしたり、ハローワークやエージェントの面談を活用したりするのがおすすめです。
就職のための準備を進めるなかで「自分は本当に正社員になれるのか…」と不安を感じる人は少なくないと思います。
「正社員になるのはやっぱり無理」と自信を失ったときは、一人で悩まずに誰かに相談するのがおすすめ。身近なところでは家族が挙げられますが、「就職については家族と話しづらい」という方もいるでしょう。その場合、友人や先輩、インターネット上の友人など、相談しやすい人がいれば聞いてもらうのがおすすめです。
周囲に相談できる人がいなかったり、就活を進めるなかで分からないことがあったりする場合は、就職エージェントのハタラクティブを利用してみてください。
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さらに、ハタラクティブで扱っている求人の多くは未経験者歓迎なので、今から社会人を目指す方にもおすすめです。ハタラクティブでは、入社後に困ったことがあった際も相談に対応しているので、プロのサポート受けながら就職したい方はぜひご相談ください。
ニートから正社員を目指す人に関するFAQ
ここでは、ニート状態から正社員を目指したときに、抱きやすい疑問や不安をQ&A形式でまとめています。
ニートが正社員を目指す際の不安はどうしたら解消される?
実際に行動を起こせば解消されることもあります。いざ行動に移したら、「思ったより大変ではなかった」「希望に合う条件の求人が見つかった」ということもあるでしょう。
また、不安の原因が「就職できるかどうか」の場合は、自分に合う仕事を見つけることで解消される可能性も。「パソコンが苦手だから任されたらどうしよう…」という不安を抱えているなら、パソコン作業の少ない職種や研修が充実している企業を選ぶなど、不得意分野を避ける方法もあります。
30代・40代ニートから正社員を目指せる?
可能ですが、20代に比べると厳しくなるのが実情です。
過去に正社員として勤務した経験があれば、活用しましょう。就業経験がない場合は、自分の適性に合う仕事を見つけ、前向きにアピールすることが大切です。「30代ニートは就職できる?就活のコツを知って社会復帰を目指そう」のコラムもご覧ください。
志望動機の書き方を教えてください
志望動機は、「(競合があるなかで)なぜその企業を選んだか」「その根拠はなにか」「入社して何をしたいか」を中心に作成します。
また、ニートからの就職では「なぜ正社員になりたいのか」も追加しましょう。企業は、志望動機から「意欲の高さ」「自社との相性」「応募者の価値観」を確認しています。書き方や内容で悩んだら「ニートの就職に役立つ!意欲が伝わる志望動機とは」のコラムを参考にするほか、ハタラクティブにもお気軽にご相談ください。
ブラック企業の見極め方を教えてください
ブラック企業を見極めるのは難しいものの、「給与が低過ぎる・高過ぎる」「事業・業務内容がはっきり分からない」「求人が常に出ている」などで判断できることがあります。
また、入社後では「休日がない」「残業が常態化している」「社内ルールが明確化されていない」などで判断することも可能です。詳しくは「ブラック企業の特徴とは?入社前の見分け方と対処法を解説」のコラムで解説しています。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。