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大学生の自分ブランドの発見とキャリア自律を支援している団体【特定非営利活動法人ブランディングポート】
更新日
はじめに
特定非営利活動法人ブランディングポートは、2017年8月に設立され、2022年5月に特定非営利活動法人の認可を受けた団体です。東京都豊島区に拠点を構え、若者のキャリア自律を支えています。これまでに経済産業省主催「キャリア教育アワード」、東京都豊島区「としま子ども若者応援事業コンペティション」における受賞などキャリア教育の取り組みが評価されている団体です。
本記事では、同団体の活動内容について詳しくご紹介していきます。
概要
特定非営利活動法人ブランディングポートでは、「すべての若者に『自分ブランド』な生き方を」をミッションに掲げ、「若者が自律的にキャリアを切り拓き自信を循環させる社会」をつくることを目指しています。
大学生が、経験から「自分ブランド」を見つけ出し、キャリア自律を育むための支援を行っている団体です。
同団体では、「自分ブランド」を次のように定義しています。
自分ブランドとは?
自分の持つ強み×情熱
自分の持つ強みや情熱の種を発見し、「経験」という投資行動を積み重ねることで、本当の強みや情熱になり自分ブランドは磨かれる。
すべての若者が自分ブランドな生き方を見つけるために、港のようにいつでも立ち寄れる場を作ることも、同団体の設立への想いです。
キャリアへの不安を自信に変える拠り所として、若者のキャリア自律の支援を続けています。
支援内容
特定非営利活動法人ブランディングポートでは、2017年から2つの支援活動を行なっています。
1つ目は「経験学習型インターンシップB-CAMP」、2つ目は「キャリア・就活セミナー B-COMPASS」です。
経験学習型インターンシップ B-CAMP
B-CAMPとは、大学生が約6ヶ月間にわたり企業・地域と連携した実践経験を積みながら、メンターとともに自分ブランドを発見する産官学民連携のインターンシップです。
B-CAMPを通して自分ブランドを発見するだけでなく、自分ブランドを磨き続けることも期待されています。学生に、「企業・地域と連携した実践環境」および「専属メンターとの内省機会」を提供することにより、仲間とともに自分ブランドを発見できるように、以下の実践・内省を提供しています。
企業・地域と連携した実践環境
企業や団体と連携して、学生が主体的に課題解決に挑戦するプロジェクト業務を行います。企業から提供されるテーマをもとに、学生チームでフィールドワークや企画会議を行い、「地域づくり」の要素を加えた課題解決を推進していきます。ブランディングポートの担当コーディネーターが伴走します。
専属メンターとの内省機会
専属の社会人メンターが、二週間に一度のペースで自己内省を支援します。コーチングスキルを持つ社会人が内省する以外にも、独自開発のビジョンカードによる目標設定やストレングスファインダーを用いた強み発掘など、オリジナルのプログラムによって、自分の強みや情熱といった自分ブランドを発見し、次の挑戦へとつなげています。
キャリア・就活セミナー B-COMPASS
B-COMPASSは、大学生に対して「社会人基礎力やキャリアの学び」などの学習機会を提供。また、自らキャリアを切り拓いている社会人たちと対話する機会も設けています。一人ひとりが生き方の選択肢を増やし、明るい未来を描くためのキャリアセミナーです。
また人事経験者や現役人事による就活対策も定期的に行っており、大学生のキャリアに対する不安の解消を様々な切り口で行っています。
また学生のキャリア支援の一環として、さまざまな「地域づくり×キャリア教育」に関するイベントの主催・共催をしています。
2023年11月には、若者の自己肯定感を高めるイベント「としま自分の日」を開催。東京都豊島区が主催し、同団体の大学生チームが企画運営したイベントです。コンセプトは、「自分と向き合う1日」。大学生7名と豊島区長のトークセッションでは、自信のつけ方や未来の不安の乗り越え方といった若者のリアルな悩みを対談しました。このほか、自分らしい価値観を再発見し自己肯定感を高める巨大人生ゲーム「じぶん発見ゲーム」なども行いました。
また「としまの広場 〜若者×企業の社会貢献マッチング交流会〜」は、豊島区の高校生と大学生が全面企画したイベントです。2023年12月に開催された2回目の同イベントでは、6団体のNPO法人と40名以上の学生が参加し、地域活動に学生が参画する機運を高めました。
参加者の声
特定非営利活動法人ブランディングポートのインターンシップ・セミナー参加者の声を一部ご紹介します。
明治学院大学:Iさん
B-CAMPは通常のインターンシップとはどのような違いがありますか?
ただの企画提案で終わるのではなく、実際に自分たちで考えたアイディアが“カタチ”になり、地域や企業の方々に影響を与えられるプロジェクトに携われることです。企業から大枠のテーマを伺った後は、完全に学生に委ねられます。地域のフィールドワークやイベント企画では、ブランディングポートのコーディネーターの方にもサポートいただき、課題を乗り越えていきました。
加えてB-CAMPでは内省支援が他にはない特徴だったように感じています。「専属メンターが私自身にコミットして下さっている」と強く感じていました。メンターとは2週間に1回のセッションを行い、自分の価値観や強みを掘り下げてもらいました。最終報告会では、自分らしいブランドが出来上がって、メンターにもフィードバックいただき、自信が持てました。
東京学芸大学:Yさん
B-COMAPSSのセミナーを通じて、気づきはありましたか?
「今までの自分がまさに井の中の蛙で、考え方の枠を広げればもっと可能性がある」とハッとさせられました。
当時の自分は「子供たちを教育したいから教員になる」という考えを信じて疑っていなくて。ですが一度考え方の幅を広げれば、学校だけではなくモノや施設空間を使っても教育はできますし、対象を子供たちに限定するだけではなく、大人への教育も考えられますよね。B-COMPASSで背景や業界の違う様々な社会人と対話する中で自分の思考の幅が広がり、本当にやりたかったことを形作っていけたと感じています。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。