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フリーターから就職する方法は?正社員になるメリットとおすすめの職種!
更新日
この記事のまとめ
- フリーターからの就職を成功させるには、企業側の不安要素を払拭するのがポイント
- フリーターのまま就職しない場合、雇用が不安定で収入がなくなるリスクがある
- フリーターから就職するメリットは、「雇用の安定」「社会的信用度アップ」など
- フリーターが正社員を目指すなら、できるだけ年齢が若いうちに行動するのがおすすめ
- フリーターの就活がうまくいかないなら、ハローワークや就職エージェントを活用しよう
フリーターのなかには、「正社員になると自由がなくなりそう」「就活自体が嫌だ」といった悩みから、就職を躊躇している人もいるでしょう。しかし、フリーターを続けるリスクは年齢とともに増していくのが現状です。迷っている人は、一度就職してみてから考えるのも方法の一つといえます。
このコラムでは、フリーターの就職事情や就活方法を網羅的に解説。エージェントの活用法もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- フリーターの就職は現状を知ることから!
- フリーターは正社員として就職できる?
- フリーターの就職は企業側にある「3つの懸念」の払拭がカギ
- そもそも就職は必要?フリーターのままでいるメリット・デメリット
- フリーターは就職すると自由がなくなる?
- 正社員との違いから見るフリーターが就職するメリット
- フリーターから正社員就職する5つの方法
- フリーターの就職におすすめ!未経験から挑戦できる8つの職種
- フリーターの就職はまず何を準備すればいい?
- フリーターが内定獲得を目指して正社員就職を成功させるコツ
- フリーターの就職活動の第一歩!履歴書の作成ポイント
- 就職を目指すフリーターが押さえておくと良い面接対策
- フリーターがブラック企業に就職するのを防ぐには
- 失敗続き…フリーターの就職はどうすればうまくいく?
- 就職が不安なフリーターはエージェントに相談しよう
- フリーターの就職に関するお悩みQ&A
フリーターの就職は現状を知ることから!
フリーターが正社員を目指すなら、まずは現状を知ることから始めましょう。理解を深めたうえで具体的な行動に進むのが、就職成功への近道になるはずです。
フリーターとは?
フリーターとは、「15歳から34歳までの若年者で、正社員として就職せずにパート・アルバイトで生計を立てている人」を指すのが一般的です。厚生労働省は、この条件に加えて「完全失業者のうち、探している仕事の形態がパート・アルバイトの者」もフリーターに含めるとしています。
厚生労働省によるフリーターの定義
厚生労働省の資料では、フリーターは「15歳~34歳で、男性は卒業者、女性は卒業者で未婚の者のうち以下の者の合計」としています。
1.雇用者のうち「パート・アルバイト」の者
2.完全失業者のうち、探している仕事の形態が「パート・アルバイト」の者
3.非労働力人口で、家事も通学もしていない者のうち、就業内定しておらず、希望する仕事の形態が「パート・アルバイト」の者
定義は、資料によって変わることもあるので、参考までに確認しておきましょう。
参照元
厚生労働省
第1-(2)-34図 フリーター、若年無業者の推移
なお、35歳以上で15歳~34歳に当てはまらないものの、年齢以外の要件に当てはまる人は、便宜上「高齢フリーター」や「中年フリーター」と呼ばれることもあります。
フリーターの人口
総務省統計局の「労働力調査(詳細集計)2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、2023年度のフリーター人口(パート・アルバイト及びその希望者数)は、全体で134万人でした。
引用:総務省統計局 「労働力調査(詳細集計)2023年(令和5年)平均結果の概要/第6 若年層(15~34歳)及び35~44歳の「パート・アルバイト及びその希望者」
2022年度のフリーター人口は全体で132万人、2021年度は138万人となっています。ここ数年間はフリーター人口に大きな変化はないようです。
参照元
総務省統計局
労働力調査(詳細集計) 2023年(令和5年)平均結果
日本のフリーターの割合はどれくらい?
日本のフリーターの割合は、およそ100人に1人といわれています。単純に、日本の総人口に対するフリーターの人口を計算したものなので、あくまで目安としてお考えください。
フリーターの割合に興味のある方は、「フリーターの割合は全人口でどれくらい?正社員になるためのコツも紹介」をチェックしてみてください。
フリーターとニート・アルバイトとの違い
ニートとは、「15歳〜34歳の非労働力人口(アルバイトも就職もしていない人)のうち、通学も家事もしていない人」を指すのが一般的です。フリーターとの違いは「働く意思」。無職のニートの場合も、アルバイトとして就業する意思があればフリーターに分けられることがあります。
また、アルバイトとは「パートタイム労働者」のことで、フリーターも含まれます。 アルバイトは年齢に関係なく広義で使われますが、フリーターは「15歳〜34歳」の年齢帯で使用される傾向があることが違いといえるでしょう。
フリーターとアルバイトの違いについて詳しく知りたい方は、「アルバイトとフリーターの違いは?正社員になるメリットも解説!」をチェックしてみてください。
フリーターは正社員として就職できる?
「そもそも、フリーターは正社員になれる?」という疑問をお持ちの人もいるでしょう。
結論からお伝えすると、フリーターから正社員を目指すことは不可能ではありません。ただ、フリーター歴の長さや年齢、アピールできる強みの有無などによって、状況は異なります。ひとまとめに「可能/不可能」と断定することはできないので、自分の状況にあわせて対策を講じるのがポイントです。
正社員になることは可能だが一定の難しさはある
お伝えしているとおり、フリーターから正社員を目指すことは不可能ではありません。しかし、新卒一括採用が根付く日本では大学新卒者が有利になる傾向があるため、比べるとフリーターからの就職難易度はやや高めといえます。
また、即戦力を求めるような中途採用ではスキルや経験が評価されやすいため、正社員経験のないフリーターの場合は不利に感じることがあるかもしれません。とはいえ、すべての企業でフリーターからの就職にスキルや経験を求めているわけではないので、工夫次第で就活を成功させることは可能でしょう。
年齢が若いほうが就職チャンスを掴みやすい
フリーターから正社員を目指す際に一定の大変さがあるとはいえ、年齢が若ければ就職のチャンスを掴みやすいといえます。企業は、スキルや経験が不十分な若者に対して、人柄や意欲などからこれからの可能性を評価する「ポテンシャル採用」を行う傾向があるからです。
特に、大卒者や第二新卒者と同程度の年齢、つまり22歳~25歳前後の年齢はポテンシャル採用を狙いやすいため、正社員としての就職できる可能性は高いといえます。
フリーター期間が短いうちに就活を始めるのがおすすめ
採用の場において、学校を卒業してから仕事に就くまでの期間や退職から次の就職までの期間は、「空白期間」とされる傾向があります。「フリーターの経歴は職歴に含まない」と考える企業もあるので、空白期間はできるだけ短いうちに就活を始めるのがおすすめです。
詳しくは後述しますが、フリーター期間が長くなると、年齢的にも就職のハードルが上がります。遅くとも30代になる前に就職活動を行うことが、フリーターから正社員になるポイントといえるでしょう。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
フリーターの就職は企業側にある「3つの懸念」の払拭がカギ
「フリーターが就職するのは難しい」と苦戦する人がいる反面、「就活を始めて数週間で正社員になれた」という人もいますが、その理由が何なのか知りたい方もいるでしょう。
正社員としての就職を成功させるための大事な要素は、「フリーターに対するマイナスイメージの部分を払拭できるか」です。これから正社員を目指す方は、フリーターの何が不安要素になるのかを知っておきましょう。
企業側がフリーターを採用する際に感じる懸念
- 本当に正社員になりたいのだろうか…
- 採用してもすぐに辞めてしまうのでは…
- ビジネススキルが足りず仕事を任せられないのでは…
1.本当に正社員になりたいのだろうか…
フリーターの方のなかには、あえてアルバイトという働き方を選ぶ人がいる一方で、「なんとなく」フリーターになる方が一定数います。
厚生労働省のパンフレット(p.2)によると、フリーターになった理由で多いのは、「就きたい仕事があり、勉強や準備をするため」「生活のため一時的に働く必要があったから」「なんとなく」といった内容でした。
このように、特別な理由なくアルバイトを選ぶ人もいるため、「本当に正社員になりたいのだろうか」「正社員じゃなくても良いのではないか」と、フリーターの採用に慎重になる会社は少なくないようです。
2.採用してもすぐに辞めてしまうのでは…
フリーターを長期間続けてたり、アルバイト先を転々としていたりすると、「正社員になるモチベーションが低いのでは…」「採用してもすぐに辞めてしまうのでは…」と懸念されることもあるようです。会社側としても、採用後は長く働いてもらいたいため、不安材料はできるだけ取り除きたいと考えています。
3.ビジネススキルが足りず仕事を任せられないのでは…
フリーターに限らず、就職・転職活動では年齢が上がるほどスキルや経験が求められる傾向にあります。たとえば、新卒や卒業後3年程度の既卒・第二新卒であれば、社会人経験がない、または浅いことが想定されるため、ポテンシャルを重視した採用が行われるのが一般的です。
しかし、20代後半から30代になるとベテラン社員と比べられはじめ、スキルや経験が求められる傾向に。そのため、フリーターのまま年齢を重ねると、「ビジネススキルが不十分なので仕事を任せられない」という印象を与え、内定獲得につながりにくくなる場合があります。
「もしかして自分は就職に出遅れてしまったのかも…」と不安な方は、「就職できる年齢に制限はある?早めに行動するべき理由や職探しのコツを解説」をご覧ください。フリーター就職における年齢について詳しくまとめています。
「フリーターから正社員になるのは難しい」という先入観をなくそう!
繰り返しになりますが、フリーターから正社員として就職するのは簡単ではないものの、決して不可能ではありません。前述のパンフレットによると、「アルバイトと類似の職種である」「継続的に勤務した経験がある」といった内容がプラスに評価される傾向があります。フリーター経験は就職に活かせるので、ポジティブに就活を行いましょう。
「フリーターから正社員になるのは難しい?」と不安な方は、「フリーターから正社員になるには?就職活動の基本や受かりやすい職業を紹介」のコラムも参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
若者への就職支援
そもそも就職は必要?フリーターのままでいるメリット・デメリット
就職せずフリーターを続けるメリットは、働き方の自由度が高く、責任の重い仕事が少ないこと。デメリットは、雇用が不安定で年齢を重ねても収入が増えにくいことなどです。
現状に少しでも不安や疑問を感じるなら、以下でフリーターのままでいるメリットとデメリットの両方を知ったうえで、正社員になる必要性を考えてみましょう。
就職しないメリット
就職せずフリーターのままでいるメリットには、以下のようなものがあります。
1.シフトの自由度が高い
フリーターは、勤務日数や時間帯などのシフトに融通が利く傾向があるため、休みを取りやすいメリットがあります。自由にシフトを組める分、趣味やプライベートを充実させられるでしょう。
2.業務上の責任が少ない
フリーターの業務は、正社員の指示に沿って仕事を行うのが基本です。そのため、正社員として就職した人と比べると責任が少ないほか、気持ちに余裕をもって仕事に従事できるのが魅力といえます。
3.働けば働いた分だけ稼げる
時給制や日給制のフリーターは、働けば働いた分だけ稼げます。稼ぎたいときにはシフトを増やし、プライベートを充実させたいときにはシフトを減らすなど、収入を調整しやすいのが利点です。
就職しないデメリット
就職せずフリーターのままでいるデメリットは、以下のとおりです。
1.解雇されるリスクがある
フリーターは、正社員に比べて仕事を失うリスクが高めです。有期雇用のため、社会情勢や会社の経営状態、本人の勤務態度などで契約が更新されないこともあります。
また、解雇されずとも病気やケガで働けなくなれば収入がゼロになるリスクも。特に、一人暮らしの場合は仕事が生活に直結するため、注意しなければなりません。
2.年齢を重ねても収入が増えにくい
フリーターの年収は、年齢を重ねてもほぼ横ばいで推移するといわれています。20代のうちは同年代の正社員と比べても収入に大差はないかもしれませんが、年齢を重ねていくと昇給や昇進のある正社員の収入が増え、フリーターとの差は広がっていくでしょう。
3.ローン審査に通りにくい
前述のとおり、フリーターは正社員に比べて社会的信用度が低めなので、家や車を購入する際のローン審査が通りにくいことも。社会的信用と収入の低さから、大きな買い物に踏み切れない人もいるようです。
4.キャリアアップが叶いにくい
フリーターは正社員と同レベルの教育制度を受けにくく、スキルアップやそれにともなう昇進・昇給を目指しにくいのが現実。キャリアアップを考えるなら、就職して正社員になるのが近道です。
5.30代後半になると就職の難易度が上がる
高齢フリーター(アルバイトで生計を立てている35歳以上の人)になると、未経験での就職は難しくなります。就職はポテンシャルの高い年齢の若いうちに行うほうが有利なので、年齢を重ねればそれだけフリーター生活から抜け出しにくくなるでしょう。
実際、年齢によって就職の難易度は変わります。年齢ごとの就職事情について気になる方は、「19歳フリーターは就職したほうが良い?将来のために今できること」「25歳フリーターの将来は?正社員就職を成功させる方法を紹介」「35歳から始める仕事!就職しやすい業界や必要なスキルは?」をご覧ください。
フリーターのままでいるのはリスクが高め
現在、正社員レベルの収入を得ている場合でも、フリーターのままでいるのはリスクが高めと考えるのが一般的です。若いうちは健康に不安はないかもしれませんが、年齢を重ねるうちに体力的な不安が生じることもあります。
また、結婚や子育てを意識するようになると、フリーターの収入面や雇用の不安定さが気になる場合も。こうした影響を考えると、できるだけ早いうちに就職をするのが安心です。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
フリーターは就職すると自由がなくなる?
「正社員になったら自由がなくなるかも…」「今の環境が変わってしまうのが不安」といった理由から、なかなか就職活動の一歩を踏み出せずにいる人もいるかもしれません。実際のところどうなのか、以下で解説します。
フリーターが正社員になっても自由な時間はつくれる
フリーターが正社員になったからといって、自由な時間がゼロになるわけではありません。むしろ、正社員になると効率的・安定的に収入を得られるようになるので、自由度が増す可能性もあります。
フリーターから就職を成功させた人の体験談
就職に対してネガティブなイメージを持つ方は、同じような経験のある人の体験談を参考にしてみるのがおすすめです。
【悩むより行動を。リードがあったから、勢いに乗って就職を決められた】
「とにかく今は、がむしゃらに働くしかないと思っています。新しく覚えることがたくさんあるはずだけど、くじけないでやっていきたいです。」
「まず悩むより先に行動したほうがいいと思います。ダラダラしていても、歳を取ってしまうだけなので。 私も1人で就活していたら就職がなかなか決まらなかっただろうし、今回はハタラクティブの就活アドバイザーの方に引っぱっていってもらったから、勢いに乗ってパパッと決められました。」
引用:ほしかった“就活の手助け”を得て、古着屋のバイトから正社員でホテルのフロント係に
ハタラクティブでは、ご紹介した体験談のほかにも、フリーターから正社員になった方のインタビュー記事を掲載しています。「フリーターから正社員へ 体験談」を参考に、就活について考えてみましょう。
悩み過ぎずに行動してみることが大事
一度挫折してしまい就職自体にネガティブなイメージを持っていたり、正社員になりたい気持ちがありつつも生活の変化を恐れていたりするなど、フリーターの不安や悩みは尽きないもの。思い切って就職してみることで解決する場合もあるので、今一度自分の状況と向き合ってみましょう。
正社員との違いから見るフリーターが就職するメリット
ここでは、フリーターと正社員として就職した人との違いを、大きく5つに分けて解説します。フリーターから正社員として就職することで、5つすべての項目においてメリットを得られるでしょう。
フリーターと正社員の違い
- 雇用の安定性
- 収入面
- 待遇面
- 社会的信用度
- キャリア形成
1.雇用の安定性
フリーターと正社員の違いの一つは、雇用の安定性です。正社員は、雇用期間の定めのない無期雇用契約を結ぶため、会社の経営難や倒産など、よほどのことがない限り解雇される心配はありません。正社員は、有期雇用契約を結ぶフリーターよりも仕事を失うリスクが少ないため、長期的に働きやすいといえます。
2.収入面
フリーターと正社員では、収入面にも大きな違いがあります。下記は、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」をもとにまとめた雇用形態・年齢別の平均賃金です。
正社員(男性) | 非正規(男性) | 正社員(女性) | 非正規(女性) | |
---|---|---|---|---|
全体 | 36万3,600円 | 25万5,000円 | 28万1,800円 | 20万3,500円 |
20~24歳 | 23万2,200円 | 20万2,000円 | 22万4,800円 | 18万9,800円 |
25~29歳 | 27万1,400円 | 22万9,1 00円 | 25万2,600円 | 20万6,800円 |
30~34歳 | 30万7,000円 | 23万8,100円 | 27万200円 | 21万500円 |
35~39歳 | 34万4.,800円 | 24万1,100円 | 28万6,400円 | 20万7,600円 |
参照:厚生労働省 「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況/雇用形態別にみた賃金」
調査によると、2023年度の正社員全体の平均賃金は、男性が約36万円、女性が約28万円でした。一方、フリーターを含む非正規雇用社員(正社員以外)の平均賃金は、男性が約25万円、女性が約20万円です。性別による違いはあるものの、年齢を重ねるごとに収入がアップしていく正社員に対して、フリーターの収入はほぼ横ばいに留まっていることが分かります。
収入アップを目指しやすいという点に加えて、安定的に稼げるという点でも、正社員のほうが優れているといえるでしょう。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
3.待遇面
正社員とフリーターでは、受けられる福利厚生の種類の多さや昇給のしやすさといった待遇面にも差があります。
たとえば、福利厚生には健康保険や厚生年金保険といった法定福利厚生をはじめ、住宅手当や役職手当などの各種手当、子育てや資格取得に関する支援制度のように会社が独自に設ける法定外福利厚生などがありますが、フリーターの場合、一部は対象外(または制限)になることがあるようです。
また、正社員は、昇給・ボーナス、研修・教育などの仕組みや、病気・ケガで働けなくなった場合の手当・保障が手厚いのも特徴です。フリーターの場合も、一定の条件を満たしていれば対象となることはあるものの、正社員のほうがより充実した待遇を受けられる傾向があります。
4.社会的信用度
フリーターが正社員として就職することで高まるのは「社会的信用度」です。一般的に、雇用が安定している正社員は社会的信用度が高く、仕事を失うリスクのあるフリーターは低いのが特徴です。
就職して社会的信用を得ることで、クレジットカードやローンの申請が通りやすくなるため、結婚や子育てを意識する場合は大事な要素となるでしょう。
5.キャリア形成
フリーターと正社員では、用意されているキャリアパスも異なります。無期雇用契約を結ぶ正社員は、長期的な雇用を想定しているため、段階的なスキルアップやキャリアアップを叶えるための教育制度や評価制度が整っている傾向にあるのが特徴です。将来的に実現したいキャリアパスを見据えながら着実にステップを踏んでいけるのは、正社員ならではといえるでしょう。
一方、フリーターは有期雇用契約のため、長期的に働くことは想定されていません。契約の延長によって長期的に働くことは可能ですが、「契約を更新しなければ辞めてしまう」という事情から、正社員に比べてスキルアップやキャリアアップのチャンスは少なめといえます。
フリーターと正社員の違いについては、「フリーターと正社員の収入の違いはどれくらい?就職のためのコツも解説」でもまとめています。違いを詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
フリーターから正社員就職する5つの方法
フリーターから就職するには、「正社員登用制度」や「就職サイト」「就職エージェント」などを利用する方法があります。就職サイトやエージェントは併用しても大丈夫なので、自分に合った就職活動の方法を選びましょう。
フリーターから正社員就職する方法
1.正社員登用制度を利用する
アルバイト先に正社員登用制度がある場合は、それを利用するのも手です。会社によっては、フリーターや契約社員などの非正規雇用者向けに正社員登用制度を用意している場合もあります。正社員登用されるには、勤続年数や社員からの推薦、特定資格の取得、試験の合格といった一定の条件があるため、アルバイト先の上司に確認してみましょう。
正社員登用制度について詳しく知りたい方は、「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」を参考にしてください。
2.就職サイトから応募する
自分のペースで就職活動をするなら、就職サイトを活用する方法があります。就職サイトの種類は豊富にあるため、フリーターが応募できる求人を多く扱っている「若年層向けの就職・転職サイト」を利用するのがおすすめです。
就職サイトの検索窓に条件を入力すると、ある程度求人を絞り込めます。正社員経験がない場合は、条件に「未経験OK」と入れて検索してみましょう。
3.ハローワーク(公共職業安定所)に相談する
厚生労働省が管轄する公的就職支援サービスであるハローワークを利用するのもおすすめです。職業紹介をはじめ、就職活動の相談、応募書類作成のサポート、面接対策、職業訓練、雇用保険の手続きなどのサービスを利用できます。
ハローワークで取り扱う求人は非常に多く、なかでも地域の求人が豊富なのが特徴です。地元での就職を検討しているフリーターは利用してみると良いでしょう。
ハローワークの利用方法
初めて利用する際は、窓口で「利用者登録」を行い、「ハローワークカード」を発行してもらいます。求人を探すときは、施設内の求人検索端末を利用し、分からないことがあれば、窓口の職員へ相談することも可能です。
ハローワークの詳しい利用方法は、「ハローワークとはどんなところ?サービス内容と利用の流れを解説!」をご覧ください。
ハローワークインターネットサービスの「求職申込み手続きのご案内」でもご確認いただけます。
参照元
ハローワークインターネットサービス
トップページ
4.紹介予定派遣から正社員を目指す
派遣会社に登録して、紹介予定派遣の仕事を紹介してもらう方法もあります。紹介予定派遣とは、最初に派遣社員として派遣先で働き、会社が一定期間働きぶりを見たのちに双方の同意のもと直接雇用する仕組みです。「紹介予定」の名称のとおり、最初から直接雇用を前提としているので、フリーターから正社員を目指しやすいでしょう。
紹介予定派遣制度の基本ルールに関しては、「既卒から正社員になれる?紹介予定派遣や正社員型派遣について解説」でご紹介しています。
5.就職エージェントを活用する
民間の就職支援サービスである就職エージェントの活用も、フリーターにおすすめの就活方法です。若年層向けやハイクラス向け、業界特化型など、会社によって得意な分野があります。就職活動の経験のないフリーターは、未経験者歓迎の求人を多く取り扱う「若年層向けのエージェント」を選ぶと良いでしょう。
就職エージェントでは、カウンセリングを行ったうえで希望や適性に沿った求人を紹介してもらえます。また、応募書類の添削や面接対策のアドバイス、選考の日程調整などを行ってくれるため、就活初心者のフリーターでも安心です。詳しくは、このコラムの「就職が不安なフリーターはエージェントに相談しよう」で後述します。
フリーターの就職におすすめ!未経験から挑戦できる8つの職種
就職活動が初めてのフリーターにおすすめの求人の特徴は、「未経験OKの求人」や「人手不足の傾向にある業界の求人」です。これらの特徴を踏まえて、おすすめの職種をご紹介します。
1.営業職
営業職は、未経験から始めやすく、入社する際に学歴などの経歴は問われない傾向にあるため、フリーターが就職しやすい求人がたくさんあります。企業になくてはならない仕事なので、求人は豊富です。メーカーや代理店、商社、小売店など、さまざまな就職先があるほか、企業によって対象となる顧客や営業スタイルは異なるので、自分に合った求人を探すと良いでしょう。
営業職の主な仕事は、個人や企業などに向けて営業活動を行うこと。働くうちに、コミュニケーション能力や提案力が身につきます。
営業職が気になる方は、「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」のコラムもご覧ください。
参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
営業の仕事
正社員
企画営業
-
年収 516万円 ~ 826万円
-
賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり
2.接客・販売スタッフ
飲食業界やアパレル業界、通信業界などで働く接客・販売スタッフも、未経験OKの求人が見られる職種です。専門スキルを要する場合を除き、接客・販売の仕事に就くために必須となる資格はありません。業界に関わらず接客や販売のアルバイト経験のあるフリーターは、即戦力として歓迎されるでしょう。
就職後に経験を積めば、副店長・店長・マネージャーのような管理職として従業員の教育やマネジメントを任せられることも。人の面倒を見ることが好きな人にも向いている職種です。
接客業に興味のある方は、「接客業とは?どんな職種がある?必要なスキルや志望動機の書き方も解説」で求められるスキルを確認しましょう。
正社員
店舗スタッフ・店舗管理職
-
年収 307万円 ~ 429万円
-
未経験OK,賞与あり,昇給あり,諸手当あり
3.介護職
介護業界は、高齢化の影響で人手不足の傾向にあり、学歴や経歴を問わず、無資格・未経験から応募できる求人が充実しています。未経験からスタートしても、働きながら介護資格を目指せるので、スキルを身につけたいフリーターにおすすめです。就職先に資格取得支援制度があれば、資格取得の費用を負担してくれることもあるでしょう。
また、昨今は介護人材の需要増加にともない、介護従事者の定着を目指した処遇改善が度々行われています。労働環境や給与面の向上が図られている業界なのも魅力です。
介護職に興味のある方は、「高卒から介護職になれる?資格は?給料や年収面も詳しく解説」をご参照ください。
参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
施設介護員
正社員
介護職
-
年収 297万円 ~ 351万円
-
大手企業,未経験OK,残業少なめ,賞与あり,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
4.ITエンジニア
IT業界も人手不足の傾向があるため、プログラマーやシステムエンジニアなど、未経験OKの求人が豊富にあります。教育体制の整った会社なら、未経験から就職しても研修やOJTなどを通して一からIT技術を身につけられるでしょう。就職後に活躍していくには、常に進歩するIT技術を習得する根気強さが求められます。
ITエンジニアに興味があるフリーターは、未経験から目指せるシステムエンジニアについて調べてみるのがおすすめです。
システムエンジニアの仕事について知りたい方は、「SEは未経験から目指せる仕事?」をチェックしましょう。
参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
システムエンジニア(基盤システム)
正社員
システムエンジニア
-
年収 305万円 ~ 471万円
-
未経験OK,賞与あり,昇給あり,諸手当あり
5.事務職
事務職は、多彩な企業で活躍できる仕事で、未経験OKとする求人もあるので、フリーターから挑戦しやすい仕事です。業務内容は、書類作成やファイリング、電話対応といったデスクワークが中心。仕事とじっくり向き合いたい方やコツコツ作業を進めたい方の就職先に向いています。
事務職には、一般事務のほか、人事事務、総務事務、経理事務、営業事務、医療事務といった種類があり、自分に合う就職先を選ぶのがポイントです。
事務職に求められるスキルについては、「未経験から事務員を目指して大丈夫?業務内容と求められるスキルをチェック」をご参照ください。
参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
事務の仕事
正社員
事務職 (派遣スタッフの業務管理)
-
年収 315万円 ~ 360万円
-
残業少なめ,賞与あり,プライベート重視,昇給あり,諸手当あり
6.施工管理職
建設業界の施工管理職は、働き手が減少傾向にあり、未経験OKの求人が増えています。特に若手の需要は大きく、10代や20代のフリーターは重宝されるでしょう。主な就職先は、建設会社や電気・ガス・水道会社など多岐にわたります。
施工管理の実務を行うには、建築学の知識や建設業法などの知識が必要です。フリーターから就職後は意欲的に学び、ゆくゆくは「1級施工管理技士」などの資格を取得すれば、現場のまとめ役を目指せます。
施工管理職に興味のある方は、「施工管理の仕事」に目を通してみてください。
参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
建築施工管理技術者
正社員
建設プロジェクトマネジャー (施工管理)
-
年収 367万円 ~ 567万円
-
大手企業,未経験OK,賞与あり,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
7.工場・倉庫作業員
工場や倉庫で働く作業員は、資材・荷物の搬出入や開梱作業、検品、仕分け、ピッキング、品質管理などを行う仕事です。勤務先の工場や倉庫が扱うものによって具体的な仕事内容は異なります。就職するために必須となる資格や経歴はないので、無資格・未経験のフリーターの方におすすめです。
正社員として就職する場合、入社後は簡単な軽作業からスタートするのが一般的。最初は、体力が求められる場面も多いかもしれませんが、ゆくゆくは「倉庫管理主任者」などの資格を取得し管理業務を任されることもあるでしょう。
倉庫作業員については、「フリーターから始める軽作業の正社員」のコラムでも解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
倉庫作業員
正社員
製造・物流(現場運営・スタッフ管理)
-
年収 330万円 ~ 420万円
-
大手企業,未経験OK,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
8.コールセンターのオペレーター
オペレーターは、金融・保険・製造・サービスなど、さまざまな業界の企業で設置されているコールセンターで、電話対応を行う仕事です。具体的な仕事内容は企業によって異なりますが、顧客さまからの電話対応を行うインバウンド業務、もしくは顧客さまへ電話を掛けるアウトバウンド業務を行います。
オペレーターになるのに必須となる資格はなく、業務はマニュアル化している傾向があるため、無資格・未経験のフリーターの方も挑戦することが可能です。顧客さまからの電話に対応する際は、商品やサービスに対するクレームを受ける場合もあり、冷静な判断や臨機応変な対応力が身につくでしょう。
コールセンターの仕事をより詳しく知りたい方は、「コールセンターの仕事」のコラムもチェックしてみてください。
参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
コールセンターオペレーター
正社員
コールセンターオペレーター
-
年収 378万円 ~ 432万円
-
未経験OK,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,プライベート重視,昇給あり,諸手当あり
フリーターの就職はまず何を準備すればいい?
就職活動が初めてのフリーターは、履歴書の作成や面接対策を行う前に、情報収集や持ち物の確認などの準備をしっかり行いましょう。事前の準備が足りていないと、就職活動本番で思わぬ失敗を招くことに。就職を成功させるには、細かな部分にも目を向けるのがポイントです。
1.就職活動で必要なものを揃える
まずは、就活で必要なアイテムを揃えることから始めましょう。以下の就活準備リストを活用してみてください。
就活準備リスト
・面接用のスーツ一式(鞄、靴、ベルト、ネクタイなどを含む)
・手帳やメモ帳、筆記用具
・応募書類一式(履歴書、職務経歴書、封筒、クリアファイル、証明写真)
・パソコンやスマートフォン(会社とのやり取りや情報収集に使うもの)
・その他(必要に応じて充電器、替えのストッキング、折りたたみ傘)
なお、面接の際の服装は、状況に応じてオフィスカジュアル(ビジネスカジュアル)でもかまいません。面接の服装に関するマナーは、「正社員の面接の服装はどうすれば良い?男女ごとに詳しく解説!」でチェックしましょう。
2.自己分析で自分の強みや価値観を知る
就職活動で役立つ自分の強みや価値観、適性を知るには自己分析を行うことが重要です。自己分析のやり方は、「過去の経験を棚卸しする方法」「他己分析」「適職診断」といった方法があります。
自己分析をしたことがないフリーターの方には、ハタラクティブのキャリアコンサルタントが動画で分かりやすく解説する「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」がおすすめです。
「やりたいこと」「得意分野」がなくても大丈夫!
どうしても自分の適性を見つけられない場合は、「これだけは避けたい」という苦手なことから考えてみてください。
就職活動では「強み」から「適性」を見つけるのが基本ですが、フリーター生活が長いとピンとこないことも。就職後に自分の適性が分かってくることもあるので、苦手の回避を考えるだけでも十分です。
3.企業研究で「求められている人物像」を理解する
フリーターが就職活動をする際は、必ず企業研究を行いましょう。企業研究は、「効果的な志望動機を作るため」「応募先の会社と自分の共通点を見つけ、入社後のミスマッチを防ぐため」に欠かせない作業です。
企業研究を丁寧に行うと、その会社に対する理解が深まり、応募先に沿った志望動機を伝えられます。会社の採用担当者にも、「よく調べているから志望度も高い」といった印象を与えられるでしょう。
企業研究が不十分だとどうなる?
企業研究が不十分だと、会社の事業目的や業務内容などをよく理解しないまま就職してしまうことに。フリーターから正社員になっても、入社後の仕事内容に違和感があれば、早期退職になる可能性があります。
企業研究のやり方が分からないなら、「企業研究は転職でも必ず行おう!情報の集め方と活用のポイント」を確認してみましょう。
フリーターが内定獲得を目指して正社員就職を成功させるコツ
就職活動は、目的なく進めても意味はありません。自分の置かれている状況を理解することで、就職の成功率はぐっと高まるはずです。ここでは、フリーターが就職を成功させるコツを5つご紹介します。
1.就職経験のないフリーターは「未経験OK」に注目する
正社員としての就職経験のないフリーターは、仕事を探す際に「未経験者歓迎」「未経験OK」の求人を選ぶのがおすすめです。会社が未経験者を歓迎する求人を出す意図は、職歴以外の面を重視するということ。人材を一から教育する準備や環境が整っている傾向があるので、未経験から安心して就職できます。
未経験者歓迎の求人が多い職種は、このコラムの「フリーターの就職におすすめ!未経験から挑戦できる8つの職種」を参考にしてください。
2.高卒・大卒の既卒フリーターは若さを武器にする
高校既卒や大学既卒(中退含む)のフリーターは、年齢が若いうちに就職活動をスタートさせるのがポイントです。新卒社員との年齢差を考慮されにくく、ポテンシャルを評価してもらえるので、既卒フリーターが就職を成功させやすいでしょう。
年齢を重ねると経験やスキルが重視され、「未経験者歓迎」の求人でも採用されづらくなります。思い立ったらすぐに就職活動を始めることが大事です。
既卒とは?
既卒とは、高校や大学を卒業して一度も就職していない人を指す言葉で、中退の場合を含みます。法的な定義はありませんが、卒業後1〜3年以内の人を既卒と呼ぶ傾向があるようです。
既卒と似た状況に、一度就職して社会人経験がある卒業後1〜3年程度の人を指す「第二新卒」があるので、こちらもあわせて覚えておきましょう。
用語について詳しくは、「既卒とは?いつまでを指す?就活のやり方や成功のコツを解説します」をご覧ください。
3.30代のフリーターはバイト経験を強みにする
正社員として就職したことのない30代のフリーターは、選考でアルバイト経験をアピールしましょう。本来、履歴書の職歴欄に記載するのは正社員経験からが基本で、アルバイト歴を書く必要はありません。
しかし、30代で正社員の経験がない場合、職歴欄に何も書かないと採用担当者から「今まで何もしなかったのか」と思われてしまう可能性があります。応募先の会社で活かせる経験やスキルがあれば立派な強みになるので、積極的に書きましょう。
4.正社員経験ありのフリーターはブランクは最小限に留める
正社員として就職した会社を退職してフリーターになった人の場合、ブランク期間はできるだけ作らないのがポイントです。
「転職(再就職)するまでのつなぎ」と思っていても、フリーター期間が長くなれば、応募先の会社に「採用してもすぐに辞めてしまうのでは?」とマイナスの印象を与える恐れがあります。求職活動を行うなら、「○○月から」とプランを立てて行動するのがおすすめです。
5.フリーターの経歴に自信がなければ資格取得を検討する
「正社員の経験がない」「アピールできる強みがない」というように、経験やスキル不足を不安に思う場合は、次のような資格を取るのも一つの手です。
フリーターにおすすめの資格
・日商簿記検定3級~2級
・MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
・秘書技能検定3級~2級
・介護職員初任者研修
・普通自動車免許
・宅地建物取引士(宅建)
・基本情報技術者試験
事務職なら「日商簿記検定3級〜2級」「MOS」「秘書技能検定3級~2級」、介護職なら「介護職員初任者研修」、外回りの多い営業職なら「普通自動車免許」などが役立ちます。
また、不動産業界に興味があるなら「宅地建物取引士」、IT業界なら「基本情報技術者試験」のような国家資格を目指してみるのも良いでしょう。
資格は就職に必須というわけではない
資格を取れば必ず就職できるわけではありません。資格取得のためにフリーター期間を延ばすのは、かえって就職のチャンスを逃してしまうことも。無理をしない範囲で目指すことが大切です。
資格取得を検討してみたい方は、「フリーターにおすすめの資格を職種別に解説!取得時の注意点や勉強法も紹介」のコラムをご参照ください。
6.積極的に行動し最後まで諦めない
フリーターからの就職は、新卒と比べて不利になることもあります。内定を獲得する可能性を増やすためにも、積極的に行動することが大切です。
途中、「うまくいかない…」「選考で落ちてしまう」など、落ち込むこともあるかもしれません。そのようなときも、「フリーターからの就職は一定の大変さがある」と捉え、最後まで諦めない前向きな気持ちを持つことも大事といえます。
7.希望条件を絞り過ぎずに幅広く応募求人を探す
「就職経験のないフリーターは「未経験OK」に注目する」でお伝えしたように、未経験OKの求人に注目することは効率よく応募先を探すために有効ですが、ほかの条件については絞り過ぎるのは避けるのがポイントです。
たとえば、「未経験OK→給与は○○万円以上→残業なし」のように絞っていくと、応募できる求人の母数が少なくなります。また、「大手企業や有名企業に就職したい」「知っている商品・サービスを扱う企業がいい」のように特定の企業のみに注目するのも、選択肢を狭める要因になるでしょう。
自分にあった仕事を見つけるだけでなく、内定獲得のチャンスを広げるためには、希望条件にはある程度の幅をもたせ、できるだけ多くの求人を見比べてみてください。
8.志望動機や正社員になりたい理由を前向きにアピールする
フリーターから正社員の仕事の内定を獲得するには、「志望動機」や「正社員になりたい理由」を前向きにアピールすることも重要です。
「フリーターの就職は企業側にある「3つの懸念」の払拭がカギ」で触れましたが、企業側はフリーターを採用する際に「本当に正社員になりたいのだろうか」という懸念を抱く可能性があります。そのため、志望動機や正社員になりたい理由に関する質問を通して、その仕事や正社員でなくてはならない理由を前向きに伝え、懸念を払拭してもらう必要があるのです。採用担当者が納得できる動機を伝えられれば、「採用しても頑張ってくれそうだ」と好印象を与えられるでしょう。
面接で伝える志望動機のポイントは、「面接の志望動機は履歴書と同じ内容でOK?答え方や作成のポイントを解説」でまとめているので、ぜひご参照ください。
フリーターの就職活動の第一歩!履歴書の作成ポイント
フリーターの就職活動は、履歴書の作成が第一歩です。ここでは、採用担当者の目に留まる履歴書の作成ポイントをまとめたので、参考にしてみてください。
1.履歴書はA4サイズを用意する
履歴書は、項目の多いA4サイズを選ぶのがおすすめです。一般用、転職者用、パート・アルバイト用があるので、就職活動中のフリーターは一般用を選びましょう。
また、アプリやパソコンで作成するのも方法の一つ。作成方法は、「履歴書作成を効率化!スマホやパソコンの活用方法と基本ルールを紹介」のコラムで解説しています。
2.履歴書作成のマナーを守る
就職活動が初めてのフリーターは、「ビジネスマナーが身についていないのでは」と思われないためにも、マナーを守って履歴書を作成しましょう。
履歴書を書くときのマナー
・下書きしてから清書を行い丁寧に書く
・学歴は中学校卒業から書く
・間違えたら修正ペンや修正液を使わず書き直す
・消せるボールペンは使用しない
・企業名や住所、資格名は省略しない
・西暦、和暦を統一する
履歴書には空欄を作らないように心掛けてください。書き忘れを疑われ、マイナス評価につながります。完成度の高い履歴書を作成したい方は、フリーター向けに履歴書の書き方をまとめたコラム「フリーターが知りたい履歴書の書き方!職歴はどう書く?自己PRも解説」もご覧ください。
3.就職先で役立つフリーター経験を記載する
職歴欄には正社員経験のみを記載するのが一般的ですが、フリーター経験が応募先の業務に役立ちそうな場合は、アルバイト歴を記入しましょう。面接においてアピール材料の一つになります。
4.志望動機と自己PRは応募先とリンクさせる
フリーターから正社員として就職するには、志望動機や自己PRを充実させることが大切です。採用担当者は、志望動機から「志望度の高さはどうか」を、自己PRから「会社が求める人物像とマッチしているか」を確認しようとしています。志望動機や自己PRは、応募先についてよく調べたうえで、その会社ならではの内容を考えましょう。
効果的な志望動機の書き方は、「フリーターから正社員へ!転職を成功させる志望動機の書き方や例文をご紹介」のコラムが参考になります。自己PRは「フリーターの自己PRの書き方と例文をご紹介!書けない場合の対処法も解説」をご参照ください。
履歴書と一緒に職務経歴書は必要?
履歴書は氏名や連絡先、学歴などの基本的なプロフィールを伝える役割があり、職務経歴書はこれまでの経験やスキルなどをアピールする役割があります。フリーターになる前に正社員として就職していた人はもちろん、アルバイト経験が応募先の会社で活かせる人は、職務経歴書を用意しましょう。
職務経歴書の書き方は、「フリーターに職務経歴書は必要?書き方の見本や作成のポイントをご紹介」のコラムで触れています。
就職を目指すフリーターが押さえておくと良い面接対策
フリーターが就職活動でつまづきがちなのは採用面接でしょう。選考を突破するためには、万全の面接対策を行っておくことが大切です。以下で、面接対策のコツを解説します。
1.面接の流れを押さえる
初めて就職面接に挑む場合、おおまかな面接の流れを押さえておきましょう。流れを知っておけば、ある程度落ち着いて受け答えしやすくなります。
面接の流れ
・入室…ノックは3回、「失礼します」と一礼したうえで入室する
・椅子に座る…面接官にうながされてから座る
・自己紹介…氏名や経歴などを1分程度を目安に準備しておく
・質疑応答…適度なアイコンタクト、相づちを意識し、聞き取りやすい話し方を意識する
・退室…「本日はありがとうございました」と一礼して退出する
2.身だしなみは清潔感を意識する
フリーターに関わらず、就職活動の服装はスーツが基本です。服装は、面接の第一印象を左右する大事な点。面接で良い回答をしても、服装がだらしなければ、「仕事中もだらしなそう」という印象を与えてしまいます。服装やヘアスタイルは清潔感を心掛け、印象アップを図りましょう。
3.よくある質問に対する回答を用意しておく
面接で頻出する質問があるので、その回答を用意しておくのがおすすめです。フリーター経験から何を学び、それを入社後の仕事にどう活かせそうかを答えると、効果的なアピールにつながるでしょう。
よくある質問リスト
「今まで就職しなかった理由は何ですか?」
「フリーターから正社員を目指す理由は?」
「志望動機を教えてください」
「自己PRをしてください」
「あなたの長所は何ですか?」
「短所はありますか?」
「これまでの失敗経験を教えてください」
「アルバイトの業務内容は?」
「人生で一生懸命に取り組んだことは?」
「3年後のビジョンを教えてください」
「就職したら何を実現したいですか?」
「最後に何か質問はありますか?」
このほか、面接でよくある質問とその回答例については、「面接でよくある質問と回答例を紹介!中途採用と新卒では内容が違う?」をチェックしてみてください。
4.社会人としてのビジネスマナーを守る
フリーターが就職活動をする際は、ビジネスマナーの基本も押さえておきましょう。特に次の3点は就職活動で必ず見られるポイントです。
会人として気をつけたい3つのマナー
遅刻しない
自分から挨拶をする
正しい言葉遣いを心掛ける
どのような理由があっても、面接直前のドタキャンはマナー違反となります。必ず電話かメールで連絡をしてください。また、面接官と対面するときは、自分から挨拶をするとともに、正しい言葉遣いを心掛けましょう。敬語は慣れないと難しいと感じる場合もあるため、日ごろから練習しておくのがおすすめです。
フリーターがブラック企業に就職するのを防ぐには
フリーターの就職活動は、「ブラック企業」に注意することも大切です。ここで、ブラック企業の意味や見分け方、就職してしまった場合の対策方法を押さえておきましょう。
そもそもブラック企業とは?
ブラック企業に明確な定義はありませんが、従業員に対して長時間の労働や厳しいノルマを課していたり、パワハラが横行していたりする会社を指す場合が一般的なようです。また、残業代が支払われなかったり、コンプライアンス遵守がなされていなかったりする会社もブラック企業といえます。
ブラック企業について詳しく知りたい方は、「ブラック企業の見極め方は?求人から分かることや面接で注意すべきポイント」もあわせてご覧ください。
厚生労働省によると…
厚生労働省のポータルサイト「確かめよう 労働条件」では、ブラック企業の主な特徴として、以下のような項目を挙げています。
1.労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
2.賃金不払残業やパワハラが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
3.このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う
同省では、ブラック企業を疑われる企業において労働条件上の問題にお困りの方向けに、予防や解決に向けた具体的な対策を講じています。興味のある方はチェックしてみましょう。
参照元
厚生労働省
労働条件に関する情報発信を行うポータルサイト「確かめよう 労働条件」を開設します
ブラック企業を見抜く4つのチェックポイント
ブラック企業の求人には、以下のような傾向があります。フリーターから優良企業へ就職するためにも、ブラック企業には十分気をつけるようにしてください。
ブラック企業を見極めるポイント
- 募集期間が異常に長い
- 同業他社の平均賃金より明らかに高額
- 口コミサイトの評価が著しく悪い
- 面接結果をその場で聞かされる
1.募集期間が異常に長い
通常、採用が決まれば求人は取り下げられるものです。募集期間が異常に長く、いつも求人を出している会社には注意しましょう。労働状況の過酷さからすぐに人が辞めてしまい、常に人手が足りないブラック企業の可能性があります。
ただし、人手不足の業界や業績が向上している会社では、長期的に人材の募集を掛けていることもあるので、募集期間だけでなく他の要素も確認して判断することが大切です。
2.同業他社の平均賃金より明らかに高額
同業他社の平均賃金に比べて明らかに給与が高額なのも、ブラック企業の一つの特徴です。高額な賃金で応募者を集めるのが狙いの可能性もあるので、高収入を得たいフリーターは特に気をつけてください。
3.口コミサイトの評価が著しく悪い
口コミサイトでの評価が競合他社に比べて著しく低い会社には、注意したほうが良いでしょう。口コミサイトの内容がすべて正しいとはいえませんが、情報の一つとして確認してみるのがおすすめです。
4.面接結果をその場で聞かされる
面接したその場で「明日から来てください」とすぐに採用が決まる場合は、一旦考える時間をもらったほうが良いかもしれません。ブラック企業には、離職率が高く人手不足の傾向があるため、その場で採用を判断することもあります。早くフリーターから就職したいと思っても、よく検討してから返事をしましょう。
視野を広げてほかの求人とよく見比べることが大切
就職先選びに失敗するのを防ぐために、すぐに好条件の求人に飛びつくのではなく、ほかの会社の求人と見比べ、本当に妥当な内容なのかを慎重に判断しましょう。就職に焦っていると、給与や離職率の違和感に気づかないもの。就職活動は余裕をもって始めれば、焦らず冷静に行動できるはずです。
失敗続き…フリーターの就職はどうすればうまくいく?
「就職活動が思うように進まない…」「失敗続きで自信がなくなりそう…」とお悩みのフリーターは、うまくいかない原因を知り対処法を試してみましょう。
【原因1】就職することに迷いがある
就職すること自体に迷いがあれば、応募先の採用担当者に就職意欲が低いことを見抜かれる可能性があります。特に、周囲からいわれてなんとなく就活を始めている人は要注意。そのままでは面接で意欲が伝わらないばかりか、採用担当者に「すぐに辞めてしまうのでは」と思われてしまい、なかなか内定につながりません。フリーターの就活は、「入社してその仕事をしたい!」という強い気持ちが必要です。
【対処法】就職活動の目的・期限をはっきりさせよう
「なぜ就職したいのか」を考え、目的意識を持ちましょう。「フリーターより正社員のほうが良さそう」といった漠然としたものではなく、「長期的に活躍したい」「スキルアップしたい」など、正社員になる具体的な目的を考えてみてください。
また、「○○月まで」と期限を決めて行動するのもおすすめです。スケジュールを立てることでやるべきことが明確になり、モチベーションアップにもつながります。
【原因2】応募先をなんとなく選んでいた
応募先をなんとなく選んでいた場合は、会社が求める人物のイメージを掴むのも難しいでしょう。採用担当者が見ているのは、求める人物像とマッチしているかどうかです。求める人物像を理解せず、的はずれなことをアピールしても、面接で「合わない」と判断されてしまいます。
【対処法】自己分析と企業研究でミスマッチを防ごう
自己分析と企業研究をしっかり行い、応募先の会社が求める能力と自分の能力がマッチしているかを確認してください。たとえば、「同じ作業を黙々と続けるのが得意」というフリーターが、「フットワークの軽さ」を求める会社へ就職するのは違和感があるので避けたほうが無難です。会社と自分の相性を確認することで、ミスマッチを防ぎましょう。
【原因3】就活方法が分からないまま進めている
就活方法がよく分からないままバイトの面接感覚で選考を受けている場合は、企業が求める人物像とミスマッチが起きる場合があります。採用の場では、フリーターより正社員のほうがマナーを重視されるもの。面接官に失礼な言葉遣いや態度を取ってしまうと、「就職するための努力をしていない」と思われてしまう可能性があるでしょう。
【対処法】言葉遣いや身だしなみから変えてみよう
目上の人に対する言葉遣いや身だしなみから変えてみましょう。普段の生活で、言葉遣いや立ち居振る舞い、清潔感のある身だしなみを意識すれば、自然と就活に必要なマナーが身につくはずです。ビジネスマナーが完璧でなくても大丈夫なので、丁寧な振る舞いを意識するようにしてください。
【原因4】「フリーターは就職できない」と諦めていた
書類選考で落ちてしまったり、不採用通知が続いたりすると、自信を失ってしまう人は多いようです。自信のなさや諦めの気持ちは表情や仕草に表れるため、面接官に伝わってしまいます。就職活動で不採用が続くのはあなただけではありませんので、諦めずに取り組むことが大切です。
【対処法】不採用が続くのは縁がなかっただけと考えよう
不採用が続いても、「この会社とは合わなかっただけ」と割り切り、次の選考へ前向きに挑戦することが大切です。気持ちの切り替えは難しい部分ではありますが、「過去は過去」「同じ失敗は繰り返さない」といったポジティブさも時には必要と考えてみましょう。
【原因5】大手や知名度の高い会社ばかりに応募していた
大手企業や有名企業に絞って就職先を探している場合は、就活が思うように進まない可能性も。福利厚生が充実した大手企業が気になるかもしれませんが、競争率が高いうえ、応募者に高度なスキルや豊富な経験を求める傾向にあります。
【対処法】中小企業やベンチャー企業にも目を向けよう
中小企業やベンチャー企業にも目を向け、視野を広げて求人を探してみてください。世の中には、あまり知られていない優良企業や職種がたくさんあります。これまで知らなかった分野にまで視野を広げれば、既卒フリーターを求める会社は意外に多いと感じるはずです。
「就活ってつらい」と感じたときは?
就職活動がうまくいかないと、「就活ってつらい…」と感じてしまうもの。就活がうまくいかないと感じているフリーターは、その原因を見つけ一つずつ対処していきましょう。
就職に失敗したときの対処法については、「就職に失敗したらどうする?対策やその後の選択肢を知っておこう」をご参照ください。
就職が不安なフリーターはエージェントに相談しよう
就職活動に不安を感じるフリーターは、就職エージェントに相談してみましょう。ここでは、就職エージェントについて、詳しくご紹介します。
エージェントの利用メリットは「手厚いサポート」
就職エージェントを使うメリットは、求人紹介から内定まで、アドバイザーによる手厚いサービスを受けられること。「一人ではどのように求職活動をすべきか分からない」といった人には心強いサービスです。非公開求人があるのも、就職エージェントならではの特徴といえるでしょう。
エージェントで受けられる就職支援サービス
・適性を考慮した求人紹介(非公開求人含む)
・適職診断
・求職活動における相談
・履歴書作成のアドバイスと添削
・面接対策のアドバイス
・面接の日程調整
・企業との交渉代行
就職支援を提供する会社にもよりますが、基本的には無料でサポートを受けられます。そのほか、就職エージェントで受けられるサービスの種類や利用するメリットは、「就職エージェントとは?活用するメリットやデメリットを知ろう」をご覧ください。
就職エージェントの利用手順は簡単
就職エージェントの利用は、以下のような流れで行われます。
- 1.【登録】登録フォームに必要事項を入力する
- 2.【カウンセリング】アドバイザーとの面談を実施
- 3.【面接対策】アドバイザーと面接の対策を行う
- 4.【面接】紹介された企業で面接を受ける
- 5.【内定獲得】内定後の交渉代行や入社準備のサポートを受ける
最近は、アドバイザーとの面談をオンラインで行う場合もあります。就職エージェントによっては入社後のフォローがあることも。正社員経験のないフリーターは、入社後のフォローが励みになることもあるでしょう。
フリーターの就職はエージェント選びが成功のカギに
就職エージェントは、会社によって得意とする年齢や業界が異なります。そのため、年齢が若いフリーターは若年層や既卒向けのエージェント、介護業界に就職したいなら介護業界に特化したエージェントというように選択すれば、自分に合った求人を紹介してもらえるでしょう。
どのような就職エージェントを使うべきか迷っている方は、ハタラクティブへお気軽にご相談ください。ハタラクティブは、既卒やフリーター、第二新卒などの若年層の就職支援に特化した就職・転職エージェントです。
フリーターを積極的に採用する会社の求人が豊富にあり、研修や教育体制が充実した会社をご紹介できるので、入社後に「仕事についていけない」というミスマッチが起こりにくいのが特長。就職活動中は、ハタラクティブの専任アドバイザーが全面的にサポートするのでご安心ください。豊富な経験に基づいた手厚いサポートで、フリーターの就職を内定までしっかりと支援します。
フリーターの就職に関するお悩みQ&A
ここでは、フリーターから正社員としての就職を目指す際に想定されるお悩みを、Q&A方式でまとめました。
フリーターは就職できないって本当ですか?
フリーターからの就職活動はそれほど難しいことではありません。「フリーターだから」と身構えずにチャレンジすることが大切です。まずは、自分がなぜ正社員になりたいかを明確にしましょう。最初に就活の軸を定めることで、応募先の会社や志望動機を考える際に自分の考えがブレなくなります。
フリーターの就活方法については、「フリーターの就活の流れがわからない人へ!手順や就職成功のコツを解説」のコラムも参考にしてみてください。
高卒フリーターにおすすめの就職先は?
高卒フリーターから目指しやすい就職先は、介護業界やIT業界などの会社があります。学歴不問や未経験者歓迎の求人が多く、教育体制が整っている傾向があるためです。
ほかに、フリーター向けの職業が知りたい方は、「フリーターから正社員を目指そう!採用されやすい職業と就活のコツを解説」もチェックしてみましょう。
アルバイトを辞める時期はいつがいいですか?
アルバイトを辞めるのは、就職先が決まってからが良いでしょう。フリーターがアルバイトを辞めてしまうと、一時的に収入が途絶えてしまうことになります。就活中に費用面の心配をするのは、気が散ってしまうためおすすめしません。シフトに入る日数が多い場合は、アルバイト先へ相談して減らしてもらいましょう。
就職がうまくいかないのはフリーターだから?
就職がうまくいかないのは、フリーターの経歴が原因とは限りません。面接で不採用になるのは、志望動機や自己PRなどの準備不足、面接の基本的なマナーが守れていないことなどが挙げられます。うまくいかないときは、その選考を振り返り、どこが悪かったのかを分析することが重要です。
フリーターの面接対策は、「面接練習のやり方を解説!よく聞かれる質問や一人で行う方法は?」で確認しましょう。
30代フリーターはどうしたら就職できますか?
30代フリーターの就職活動は20代に比べて難しくなる傾向にあります。正社員経験がない場合は、「未経験者歓迎」「ポテンシャル採用」の求人に応募するのがポイントです。特別なスキルや経験を問わない傾向があるので、30代のフリーターが応募しやすいでしょう。
詳しくは、「30代は就職できない?フリーター・未経験から就活を成功させる方法を解説」のコラムで解説しています。プロの意見を参考にしたい方は、ハタラクティブまでお気軽にご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。