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20歳で就職するメリットとは?就活のポイントや面接のコツについても解説
更新日
この記事のまとめ
- 20歳で就職するメリットは「毎月の給与額が安定する」「仕事の選択肢が多い」など
- 20歳で就職しない人は「自分のやりたい仕事が分からない」と悩んでいることが多い
- 20歳で就職の機会を逃すと徐々に就労先の選択肢が狭まる
- 20歳で就職活動するときはマナーを身に付けるのも大切
「20歳で就職をすることにメリットはある?」と気になる方もいるでしょう。20歳で就職することで、「毎月の給与額が安定する」「仕事の選択肢が多い」などのメリットがあります。また、自分がフリーターから就職できるか、できないと将来どうなるか、不安に思う方もいるでしょう。このコラムでは、20歳の方が就職活動をするときのポイントについても詳しく解説します。
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20歳で就職する3つのメリット
20歳で就職することで、「毎月の給与額が安定する」「仕事の選択肢が多い」「正社員は非正規社員よりも生涯賃金が多い」などのメリットがあります。以下で詳しく解説するので、見ていきましょう。
1.毎月の給与額が安定する
20歳で就職することのメリットの一つとして、毎月の給与額が安定する点が挙げられます。アルバイトは、勤務時間数によって給与額が増減するため、毎月の給与額が安定しない傾向にあるでしょう。
一方で、就職し正社員として働くと、毎月もらえる基本給があるうえ、昇給や昇進のチャンスがある場合も。また、就職すれば、就業年数や役職に応じ基本給が上がるだけでなく、ボーナスも支給されるのが一般的です。
2.仕事の選択肢が多い
仕事の選択肢が多いことも20歳で就職するメリットでしょう。20代前半、特に20歳であれば就職未経験者であっても、若さやポテンシャルが評価される可能性があるため、積極的に採用したいと考える企業が多い傾向にあります。しかし、年齢が上がるにつれて、スキルや経験が求められるようになり、仕事の選択肢が減る可能性があるでしょう。
3.正社員は非正規社員よりも生涯賃金が高い
正社員の方が非正規社員(アルバイト)よりも、生涯賃金が高いことも20歳で就職するメリットの一つです。
厚生労働省の「第8回雇用政策研究会議事次第 資料3(p26)」によると、正規社員と非正規社員では、医師や大学講師等を除く職業で、正規の賃金が非正規より高いと示されています。また、正社員は昇格や昇給があることが一般的なため、年齢や勤続年数を重ねるごとにこの差が開き続けると予想されるでしょう。もちろん、就職せずフリーターを続け、時給が上がることもありますが、数十円~数百円と、正社員の昇給額より低いのが一般的。若いうちに就職し正社員として働く方が、生涯賃金が高くなるといえます。
参照元
厚生労働省
第8回雇用政策研究会議事次第 資料3
20歳で就職しない人が抱いている思いとは
ここでは、20歳で就職しない人が抱いている思いを、以下にいくつかご紹介します。
やりたい仕事が分からない
20歳で就職しない人のなかには「自分のやりたい仕事や、向いている仕事が分からない」と悩む方もいます。人によっては、自分のやりたい仕事が分からないため、入社したい会社も決まらず、その結果就職しない道を選んでいる場合も。あるいは、就職しないことに対し多少の不安があっても「自分はまだ20歳だからフリーターで良い」と、考えることもあるでしょう。
就職することに対し意欲が湧かない
就職そのものに対し、意欲が湧かず魅力を感じないという意見もあります。特に、20歳の高卒者や大学中退者の場合、友人の多くは学生であることが多いでしょう。そのため、就職に対する焦りや必要性などを感じる機会が少ないと考えられます。
また、「就職すると責任が重くなる」「仕事を休みづらい」などのネガティブな印象から、就職を遠ざける人もいるようです。
人と比べて劣等感を抱いてしまう
20歳で就職しないフリーターのなかには、劣等感を抱いている人もいます。「すでに就職している友人と比べ収入が低い」「正社員でないことに負い目を感じる」と感じることもあるでしょう。また、価値観が違ったり、見下されていると感じたりすると、就職している人を避けてしまう場合もあるようです。
将来について不安がある
就職しないままだと将来どうなるか、漠然とした不安を抱いている人もいます。家族や友人などから、「何歳までフリーターを続けるの?」と聞かれることもあるでしょう。あるいは、就職している20歳の人が任されている業務や、成果などを聞き「自分はこのままで大丈夫だろうか?」と不安になることもあります。
20歳の人が抱く将来の不安についてや解決策などは「20歳フリーターの将来は?正社員になるべき?就職活動に必要な準備を解説」のコラムで解説しているので、参考にしてください。
20歳で就職の機会を逃すとどうなる?
20歳で就職の機会を逃すと「年齢に伴い就労先の選択肢が狭くなる傾向にある」「周囲の声や目が厳しくなる恐れがある」などが懸念される恐れがあります。以下を確認し、今後のライフプランを考える参考にしてみてください。
年齢に伴い就労先の選択肢が狭くなる傾向にある
年齢を重ねるとともに、就労先の選択肢が狭くなるのも実情です。もちろん、30代40代の人が絶対に就職できないという訳ではありません。しかし、20歳の就活ではポテンシャルや若さを評価されやすく選択肢は多い傾向にあります。就職しないまま30代や40代になったとき、年齢とそれに準ずる経験・スキルが不足していることが理由で、希望する仕事に就けない可能性は高くなるでしょう。
就職の年齢制限が気になる方は「就職できる年齢に制限はある?早めに行動するべき理由や職探しのコツを解説」を参考にしてみてください。
周囲の声や目が厳しくなる恐れがある
「まだ20歳だからフリーターで大丈夫」と考えていても、年齢を重ねるごとに周囲の声や目が徐々に厳しくなる恐れがあります。20代後半でニートやフリーターの方の場合、親や親戚などと顔を合わせる度に、早く就職するよう言われることもあるでしょう。実家で家族と一緒に暮らしていたら、「就職しないなら出て行け」「いつまで親に甘えているんだ」と言われてしまう可能性もあります。
20代前半であれば、まだ周囲の声や目が厳しくないので就活を先送りにしがちですが、選択肢の多い20歳だからこそ、就職を視野に入れることが大切です。
正社員と年金の受給金額に差が出る
正社員と非正規社員(アルバイト)では、将来受給できる年金の金額が異なる可能性があります。年金の種類は、大きく分けて「国民年金」と「厚生年金」の2つです。しかし、アルバイトの場合は、働き方によっては「厚生年金」に加入しないため、将来受給できるのは「国民年金」のみとなります。
日本年金機構の「令和6年度の年金額改定について」によると、国民年金として受け取れる金額は、2024年現在で月額約6万8,000円です。これは、支払い義務のある20歳から60歳までの40年間、滞りなく納めた場合の金額であるため、支払っていない期間があれば減額となります。正社員として就職しない場合は将来、1ヶ月間を6万8,000円以下で生活しなければならない可能性もあるでしょう。
一方で、一般的な企業へ就職した場合は厚生年金に加入するため、国民年金に加え厚生年金も受給できます。厚生年金で受け取れる金額は、収入による個人差があるものの、国民年金に上乗せされるため、金額が高くなるといえるでしょう。将来のことを見据え、20歳のうちに就職を目指すのも選択肢の一つです。
国民年金・厚生年金についてもっと詳しく知りたい方は、「フリーターの年金受取額はいくら?国民年金と厚生年金について解説」や、「国民年金の支払いについて解説!年金の仕組みとは」も参考にしてください。
参照元
厚生労働省
令和6年度の年金額改定について
20歳で就職活動をする際のポイント
20歳で就職活動をする際のポイントを、以下にいくつかご紹介します。これから就活を行う方はぜひ参考にしてください。
社会人としての身だしなみに気を付ける
20歳の人が就職活動をする際に大切なのは、社会人としてのマナーを身に付けることです。20歳で高卒者やニートの場合は、転職の際、ビジネスマナーに不安がある人もいるでしょう。マナーを知らずに選考に挑むと、採用担当者にネガティブな印象を与えてしまう恐れがあります。
面接に向かうときは、以下の項目をチェックしましょう。
スーツ | シワを伸ばし襟を正す スカートやズボンの裾の長さが適切か確認する |
ネクタイ | 曲がらないよう真っすぐ結ぶ |
靴 | 汚れを取る |
頭髪 | 清潔感のある形に整える |
その他 | ヒゲを剃る 派手過ぎる化粧は避ける カラーコンタクトを避ける |
上記のような身だしなみ以外に、言葉遣いや履歴書の書き方にも、社会人として一定のマナーがあります。社会人としてのマナーを身に付けたうえで就職活動に臨みましょう。
結婚や出産などのライフイベントを考える
20歳で就職活動をする際、女性だけでなく男性も結婚や出産、育児などのライフイベントを見据えておくことも大切です。応募先会社の産休や育休制度の有無、取得率などを調べ、家庭と両立できる職場かどうかを確認してみると良いでしょう。
若年者向けの求人情報を見る
20歳で就職活動をする際は、若年者向けの求人情報に目を向けてみましょう。「学歴不問」「未経験者歓迎」と記載がある求人を「ポテンシャル採用」と呼ぶことも。ポテンシャル採用とは、今あるスキルよりも応募者の資質や未来の可能性を重視し、採用することを指します。
ポテンシャル採用を行う会社は、主に20代前半の若年者を求めていると考えられるため、20歳で就職活動をする人におすすめです。しかし、なかには労働環境の悪さが原因ですぐに人が辞めてしまうことにより、頻繁に人材を募集している企業や業界もあるので、応募を決める前に企業・業界分析をしっかりと行いましょう。
面接を受けるときの3つのコツ
ここでは20歳で就活を行う方に向けて、面接を受けるときのコツをご紹介します。以下を参考に面接対策を行ってみてください。
1.空白期間をポジティブに説明する
面接時に、就職していない期間、いわゆる「空白期間(ブランク)」について聞かれることもあるため、説明できるよう準備が必要です。たとえば、「なぜ就職しなかったのか?」「空白期間は何をしていたか?」「うちの会社で長く働けるのか?」などの質問が考えられます。面接官からこのような質問をされたときは、以下のことを意識して回答しましょう。回答例も続けて記載するので、ご参照ください。
- ・就職しなかった理由を正直に伝える
- ・就職しなかったことによる反省点を話す
- ・フリーターの期間に得たことを話す
- ・入社したら何をどのように努力するか伝える
【回答例】
「若いからまだ就職しなくても良いだろう」と軽く考えており、今は深く反省しています。
フリーターの期間は、△年間レストランで働き、接客業の楽しさを知りました。
私は人と関わることが好きなので、入社後はアルバイトで得た経験を活かして、積極的に業務に取り組みたいと考えています。
このように、空白期間を正直に伝えたうえで、入社後の自分の姿を説明すると、ネガティブな印象をポジティブに変えられるでしょう。
2.熱意をアピールする
20歳で就職活動するときは、仕事に対する熱意や入社意欲をアピールすることが大切です。熱意を伝えるためには、企業・業界分析を行い、複数の会社や企業へ応募する場合でも、1社ごとに詳しく調べましょう。
また、応募先の企業や会社の商品やサービスなどを知ることで、具体的にどのように貢献できるか、熱意を伝えやすくなります。たとえば、応募を決めたきっかけやその会社で働きたい理由、入社後の目標について、自信を持って熱意をアピールすることが大切です。
3.将来のキャリアプランを伝える
20歳で就職活動をするときは、面接の際に「将来はこうなりたい」といったキャリアプランを、面接官へ伝えましょう。現在から5年後、10年後までのキャリアプランを立て、会社で何をしたいかを具体的に話すことが大切です。以下に回答例をご紹介しますので、ご参照ください。
販売職の場合の例文
そしてそれらの経験を活かし、自分が企画した商品を多くのお客さまへ提供できるよう、本社の商品企画部で勤務したいと考えています。
技術職の場合の例文
ご紹介したようにキャリアプランを伝えるときは、応募企業・業界の業務内容に合う内容を、順序立てて話すことが大切です。そのためには、企業・業界分析と自己分析を事前に行い、自分が会社とマッチしているかをよく考えることも重要になります。
20歳で就職活動が不安ならエージェントの利用も手
20歳で就職活動を始めたいと思ったときは、1人で悩まず就職エージェントに相談するのも選択肢の一つです。就職エージェントとは、民間の就職支援サービスのこと。就職エージェントでは、企業・業界分析や自己分析のサポートから、履歴書の添削や面接対策まで行っています。
就職エージェントの詳細や利用するメリットについては「就活エージェントを利用するメリットとは?どんな人におすすめ?」のコラムで解説しているのでご一読ください。
「やりたい仕事が分からない」「高卒・ニートで資格なしだから自信がない」という方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、若年層に特化した、就職・転職エージェントです。プロの就活アドバイザーが、マンツーマンでカウンセリングを行い、あなたに合う求人をご提案。また、応募書類の添削や、面接対策などもサポートします。サービスはすべて無料で利用できるので、ぜひお気軽にご相談ください。
20歳の就職に関するFAQ
ここでは、20歳の就職に関する質問に答えていきます。
20歳のフリーターが正社員の求人に応募できる?
はい、できます。20歳のフリーターの方も、正社員として就職するチャンスは十分にあります。
現在、日本では若手人材の不足が深刻化しており、多くの企業がフリーターや既卒、第二新卒などの若者を、正社員として未経験から採用している傾向にあるでしょう。フリーターから正社員になる方法などを詳しく知りたい方は、「フリーターから正社員になるには?就職活動の基本や受かりやすい職業を紹介」も参考にしてください。
20歳フリーターやニートの就職率は低い?
20歳のフリーターやニートの就職率は、一般的には新卒として就職した同世代の人よりも低い傾向があります。しかし、就職できないということはありません。まずは、自己分析や企業研究を通して自分のやりたいことや目標を明確にしてみましょう。自己分析のやり方に関しては「自己分析のやり方が知りたい!簡単にできる方法や就活に活かせるコツを紹介」を参考にしてみてください。
20歳でフリーターはやばい?就職できない?
20歳でフリーターの方が就職できないということはありません。一人での就活が不安な方は、ハローワークや就職エージェントを利用して、あなたに合った企業や業界を見つけましょう。若年層の就職・転職サポートに特化したハタラクティブは、フリーターやニート、第二新卒歓迎や未経験者歓迎の若者向けの求人を多く扱っているので、ぜひ相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。