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住み込みの仕事はきつい?その理由は?働くメリットや求人選びのコツも解説
更新日
この記事のまとめ
- 住み込みの仕事とは、勤務先で寮や社宅などの住居を用意されている仕事のこと
- 「ホテルや旅館スタッフ」「建物の管理人」などは、住み込みで仕事が可能な場合もある
- 住居には、「社員寮」「借り上げ社宅」「併設住居」がある
- 住み込みの仕事は「短期間でお金が貯まりやすい」といったメリットがある
- 住み込みの仕事を選ぶときは福利厚生や寮のルール、周辺環境なども重視しよう
「住み込みの仕事はきつい?」と疑問に思う方もいるでしょう。人によっては、住環境や人間関係、労働時間などが理由で「仕事がきつい」と感じる場合もあるようです。
このコラムでは、住み込みの仕事が「きつい」といわれる理由や働くメリット・デメリットを解説します。また、住み込みの仕事の種類や就職を成功させるコツもまとめたので、ぜひご一読ください。
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住み込みの仕事とは
住み込みの仕事とは、勤務先で住居が用意されている仕事のことです。求人票には「住み込みOK」「社員寮あり」などと表記されている傾向にあります。通勤時間を短縮しやすく、家賃(寮費)無料や半額負担といった条件の求人もあり、金銭的な負担を軽減できるのが特徴です。
住み込みの仕事の給与形態
住み込みの仕事の給与は、時給制・日給制・月給制のいずれかの形態で支給されるのが一般的です。時給制は時間ごと、日給制は1日ごと、月給制は月ごとに給与額が決められています。リゾート地や工場で繁忙期に募集される住み込みの仕事では、給与が高めに設定される場合があるようです。
給与形態の詳細を知りたい方は「給与形態とは?種類を知って自分に合った企業に就職しよう」のコラムも参考にしてみてください。
「日払いOK」の仕事もある
日給制の住み込みの仕事の場合、「日払いOK」の会社もあります。「日払いOK」とは「給料の締め日が1日ごと」という意味で、その日のうちに給料が支給されるとは限りません。会社によって異なりますが、翌日以降の支給となる傾向にあるようです。「日払いOK」と似た言葉に「即日払い」がありますが、この場合は働いた日に給料が支給されます。住み込みの仕事が「きつい」といわれやすい6つの理由
ここでは、住み込みの仕事が「きつい」といわれやすい理由を解説します。求人選びの条件を決める際の参考にしてみてください。
住み込みの仕事が「きつい」といわれやすい理由
- 住環境が整備されていないことがある
- 人間関係が固定化されやすく逃げ場がない
- 体力の消耗が激しい仕事もある
- シフトの変更を頼まれやすい
- 退職と同時に引越さなければならない
- 労働時間が長いことがある
1.住環境が整備されていないことがある
住み込みの仕事では、滞在先の住環境が整えられていない場合があります。たとえば、想像より建物が老朽化していたり、騒音がひどかったりする問題が挙げられるでしょう。仕事そのものはきつくなくても、生活環境が悪いと十分な休息が取れず、結果的に「仕事がきつい」状態に陥る恐れがあります。
寮のルールを確認しておこう
寮によっては、門限や掃除当番があったり、外泊に届け出が必要だったりする場合もあるようです。ルールの厳しい環境がストレスになる方は、借り上げ社宅のある住み込みの仕事を選ぶ選択肢も取れるので、事前に寮のルールを確認しておくのがおすすめです。2.人間関係が固定化されやすく逃げ場がない
住み込みの仕事がきついといわれやすい要因の一つとして、人間関係のトラブルがあったときに逃げ場がなくなりやすい点も挙げられます。住み込みの仕事は、同僚や上司も同じ場所に住む場合があり、人間関係が固定されがちです。日ごろから人づき合いに気を遣うことから、置かれている状況に疲れてしまう人もいるでしょう。
仕事の人間関係をプライベートに持ち込みたくない方にとっては、住み込みであることがストレスとなる可能性があります。
3.体力の消耗が激しい仕事もある
体力の消耗が激しい仕事が含まれるのも、住み込みの仕事がきついといわれやすい理由の一つです。たとえば、工場での立ち仕事や建築現場での土木作業、農業など、力仕事や体力が必要な住み込みの仕事は一定数あります。
また、夜勤のある仕事も多いため、体力に自信がない場合や肉体労働が未経験の場合は特に「きつい」と感じやすいでしょう。
4.シフトの変更を頼まれやすい
住み込みの仕事がきついといわれやすい理由の一つに、シフトの変更を頼まれやすいことも挙げられます。住み込みの仕事は職場と滞在先が近いため、トラブルの発生や欠勤者の補充といった理由で、急に出勤を頼まれる可能性があります。休みたいと思っていたタイミングでシフト変更が生じると、仕事に対して「きつい」と感じてしまうでしょう。
5.退職と同時に引越さなければならない
住み込みの仕事は、退職と同時に引越しをする必要があるため、簡単にやめられないのが「きつい」といわれやすい要因の一つです。「住み慣れた場所を離れたくない」「転職先が決まらないと新しい住居を用意できない」など、人によっては住み込み以外の仕事に比べて退職のハードルが高いと感じるでしょう。その点を踏まえて、住み込みの仕事を探すときは長く働けそうな会社を選ぶことが重要です。
6.労働時間が長いことがある
職種や仕事内容によっては、労働時間が長いことも考えられるでしょう。宿泊施設では、夜中の受付業務や宿泊客の対応などを行うことから、24時間体制でシフトが組まれていることがあります。このような働き方では、日中に仮眠や休憩の時間が設けられている傾向にありますが、「拘束時間が長い」「家に帰ってゆっくり休めない」と感じる場合もあるでしょう。
ただし、会社によって考え方は異なるため、住み込みの仕事がすべて上記に当てはまるとは限りません。職場の実態については、就活の面接で確認するか、就職・転職エージェントを利用して人事担当者に聞いてもらうのがおすすめです。
住み込みの仕事で働く5つのメリット
住み込みの仕事で働くメリットには、「短期間でお金が貯まりやすい」「自分で家を探さずに済む」などが挙げられます。以下では、具体的なメリットを解説しているので、参考にしてみてください。
1.短期間でお金が貯まりやすい
住み込みの仕事で働くメリットとして、短期間でお金が貯まりやすいことが挙げられます。会社によっては家賃(寮費)が無料だったり、引越し費用を負担してくれたりする場合があることから、貯金額を確保しやすいでしょう。
また、観光地やリゾート地にある温泉旅館やホテルなどに住み込みで働く「リゾートアルバイト」も、時給が高い傾向にあり、短期でもお金が貯まりやすいといえます。
2.自分で家を探さずに済む
自分で家を探す手間が省けることも、住み込みの仕事で働くメリットの一つです。住み込みの仕事では、会社側が部屋や物件を用意している傾向にあります。自分で情報収集をしなくて住むので、周辺の下見や契約の時間を減らせるでしょう
3.通勤時間や交通費が掛からない
住み込みの仕事で働くメリットとして、通勤時間や交通費が掛からないことも挙げられます。会社で用意された住居は勤務先に近い場所が多いため、仕事が終わったらすぐに休めたり、プライベートな時間を確保できたりするでしょう。交通費が発生しない場合は、支出を抑えられるのもポイントです。
なお、すべての求人で「勤務地と居住地が近い」とは限らないので、事前に距離や移動手段を確認しておく必要があります。
4.自分にとって新しい土地で勤務できる
新しい土地で勤務できる点も、住み込みの仕事のメリットです。新しい環境で働くことによって、これまでにない経験を得られたり、新たな人間関係を構築できたりする場合も。。「実家を離れて仕事がしたい」「転職を機に環境を変えて働きたい」という方はメリットを感じやすいでしょう。
5.「未経験歓迎」や「学歴不問」の求人もある
求人によっては「未経験歓迎」や「学歴不問」で応募が可能なことも、住み込みの仕事で働くメリットの一つです。経験や学歴を問わない求人では、人柄や意欲を問われる傾向にあります。入社意欲やポテンシャルをアピールすることで、採用につながる可能性もあるでしょう。
住み込みの仕事で働く3つのデメリット
住み込みのメリットだけに惹かれて仕事を決めてしまうと、就業後に後悔してしまう恐れもあります。住み込みのメリットとデメリットの両方を知り、納得して就職・転職できるようにしましょう。
1.住居を自由に選べない
住み込みの仕事のデメリットには、自分で自由に住居を選べないことが挙げられます。入社後は、基本的に会社が用意した部屋や物件に住むことになるでしょう。希望の立地や間取りが叶えられないと、不満に感じたりモチベーション低下につながったりするリスクもあり得ます。
2.仕事のオンオフがはっきりしない
仕事のオンオフがはっきりしない点も、住み込みの仕事におけるデメリットの一つです。たとえば、退勤後も寮で同僚や上司と顔を合わせると気を遣ってしまい、気持ちが休まらないという状態になることも。仕事とプライベートの境目が曖昧になると、ストレスが溜まってしまう可能性もあります。
3.私生活の人間関係が仕事に影響する場合がある
私生活の人間関係が仕事に影響する場合があるのも、住み込みの仕事のデメリットといえます。住み込みの仕事では、私生活でも上司や先輩、同僚と接する時間が多い傾向にあるでしょう。関わる時間が多さから、私生活で関係性が悪くなると、職場で接しづらくなったり、仕事に悪影響を与えてしまったりする場合も考えられます。
住み込みの仕事のメリット・デメリットをよく知りたい方は、「ニートから住み込みの仕事はできる?メリット・デメリットも解説」もご参照ください。
男性にも女性にもおすすめ!住み込みOKの仕事7選
男性・女性ともにおすすめできる住み込みの仕事は、「宿泊施設スタッフ」「飲食店スタッフ」「建物の管理人」などが挙げられます。以下でそれぞれの仕事内容について解説しているので、住み込みの仕事を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.宿泊施設スタッフ
宿泊施設スタッフの主な仕事内容は、施設内の清掃や備品の補充、受付などです。リゾート地のホテルや旅館は都市部から離れていることが多く通勤に時間が掛かることから、住み込みOKの求人が多い傾向にあります。
休日は観光を楽しめる可能性があるため、観光地が好きな方に向いているでしょう。ホテルや旅館のスタッフとして働きたい方は、「ホテル業界へ就職するには学歴は必要?仕事内容や給与事情なども解説!」のコラムもチェックしてみてください。
英語力が活かせることも
観光地の宿泊施設には外国の方も訪れる場合があります。英語で日常会話ができると、観光客の多い職場で歓迎されやすいでしょう。「英語力に自信がある」「英語で外国の方と話せるようになりたい」という方は、観光地での仕事にチャレンジしてみるのもおすすめです。
2.飲食店スタッフ
レストランやカフェといった飲食店のスタッフも、住み込みの仕事を探している方におすすめです。リゾート地のほか都市部の店舗もスタッフの募集があり、勤務地を選びやすいでしょう。また、住み込みだけでなく、食事つきの求人が多い傾向にあるのも特徴といえます。
職場によっては、調理師免許なし・未経験者OKで応募できる正社員求人もあるので、免許を持っていない方や接客未経験の方も挑戦しやすいでしょう。また、飲食店でのアルバイト経験があれば、就職に有利になる可能性があります。
「飲食の仕事」のコラムでは、飲食店スタッフの業務内容や年収、将来性などを紹介しているので、あわせてご参照ください。
3.建物の管理人
住み込みの仕事を探している方は、建物の管理人も視野に入れてみるのがおすすめです。建物の管理人は、主に企業の社宅や寮、保養所などの清掃や事務作業を行います。
求人によっては、単身者だけでなく、夫婦や家族で同居が可能な場合も。建物内に管理人室がある場合は交通費や家賃、光熱費を低額に抑えられる可能性があるため、貯蓄を考えている方も検討してみてください。
管理人の業務内容や向いている人の特徴などは、「マンション管理人の仕事内容とは?勤務形態や求人傾向について詳しく解説」のコラムでまとめているので、気になる方はチェックしてみてください。
4.農業
住み込みの仕事の選択肢として、農業もおすすめといえます。主な仕事内容は、種まきや田植え、収穫などです。家族経営をしている農家の場合は、勤務先の家族と同じ家に住み込み、寝食をともにすることもあるでしょう。
作業が早朝や深夜におよぶ場合もあるため、滞在場所や1日の勤務スケジュールなどの詳細は事前に確認しておくのが無難です。住み込みの仕事で農業の経験をしたい方は、「農家へ転職するのは難しい?農業の現実や失敗しないためのポイントを解説」のコラムもぜひご一読ください。
5.工場作業員(期間工)
工場作業員(期間工)も、住み込みの仕事を探している方におすすめです。工場作業員とは、工場内でライン作業・ピッキングなどを行う人のことを指します。
なかでも期間工は、限られた期間だけ働く工場作業員のことで、その期間のみ滞在先に住み込むのが一般的です。繁忙期の助っ人として募集されることが多いので、求人情報を定期的にチェックしましょう。
期間工に興味のある方は、「期間工とは?向いている人の特徴や働くメリット・デメリットを紹介」のコラムもあわせてご覧ください。
6.警備員
住み込みOKの仕事に興味がある方は、警備員の求人にも目を向けてみましょう。
警備員は、事件や事故、犯罪などが起こらないように警戒・防止する仕事です。業務前の研修で護身術や法令知識を学び、身につけた知識で対応できる仕事を任されるため、初心者の方も挑戦しやすいでしょう。また、オフィスや商業施設、工事現場などさまざまな勤務先があるため、危険度の低い仕事を選び応募することも可能です。
住み込みで仕事ができる警備会社の寮は、セキュリティ対策が万全である場合が多いのがメリット。警備員の具体的な業務内容は「警備員の仕事内容は?きつい?年収や向いている人の特徴も解説」で紹介しているので、参考にしてみてください。
7.ドライバー
住み込みの仕事を探していて運転が好きな方には、ドライバーの仕事がおすすめです。ドライバーは人やモノを目的地まで運転して運ぶのが仕事です。具体的には、タクシードライバーや配送ドライバーなどが挙げられます。職種によっては大型車の運転免許や第二種運転免許が必要な場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
ドライバーの仕事内容や向いている人については、「ドライバーの仕事内容とは?種類や求められるスキルについて解説」をご確認ください。
住み込みでできる変わった仕事はある?
住み込みでできる仕事のなかには、執事や潜水艦の料理人といった変わった仕事もあります。「住み込みをしながら一般的にはできない経験を積みたい」「珍しい職業に就いてみたい」と考える方は、「珍しい仕事39選!高収入&正社員として働ける職種や求人の探し方も紹介!」を参考に仕事を探すのもおすすめです。なかには特別な資格や経験が必要となる仕事があるものの、経験や学歴不問でできる職業もあるため、視野を広げて仕事を探してみましょう。住み込みの仕事でよくある3つの住環境
住み込みの仕事の主な住環境は、「社員寮」「借り上げ社宅」「併設住居」です。ここでは、それぞれの長所・短所を解説するので、住み込みの仕事に応募する前に確認しておきましょう。
住み込みの仕事でよくある住環境
- 社員寮
- 借り上げ社宅
- 併設住居
1.社員寮
社員寮は、会社が保有する物件のなかから指定された部屋に住み込みます。集合住宅で同じ会社の人しか入居しないため、安全性が高いのが長所です。一方、職場の人と私生活でも距離が近いため、オンとオフを分けたい方には短所と感じるでしょう。
2.借り上げ社宅
借り上げ社宅は、会社が賃貸借契約をしている物件に住み込みます。家賃無料、もしくは一部会社負担となる傾向にあるのが特徴です。社有社宅と異なり、会社が物件を所有しているわけではないため、社外の人も入居しています。
会社によっては借り上げ社宅を複数用意しており、好きな物件を選べる場合もあるようです。借り上げ社宅については、「家賃補助は会社からいくらもらえる?支給条件やメリットを解説!」もあわせてご覧ください。
3.併設住居
併設住居とは、勤務先のすぐ近くに用意されている住居スペースを指します。ホテルや旅館の住み込みの仕事は、併設住居が入居先になる傾向があるようです。勤務先と住居が近いため、通勤時間を短縮できるうえ、交通費が掛からないのが利点といえます。
住み込みの仕事を選ぶときに確認したい5つのポイント
住み込みの仕事を選ぶときは「社会保険が完備されているか」「住まいは個室か相部屋か」など、仕事の内容以外も確認することが大切です。住み込みの仕事を選ぶポイントを押さえて、自分に合った仕事を選びましょう。
住み込みの仕事を選ぶときに確認したいポイント
- 社会保険や手当があるか
- 家賃(寮費)や光熱費の負担があるか
- 個室か相部屋か
- 専有設備か共用設備か
- 住む場所の立地はどこか
1.社会保険や手当があるか
住み込みの仕事を選ぶ際は、社会保険や手当といった福利厚生に注目しましょう。福利厚生は大きく分けて「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」の2種類です。法定福利厚生は導入が義務付けられていますが、法定外福利厚生は企業が任意で導入します。
福利厚生の種類 | 内容 |
---|---|
法定福利厚生 | 雇用保険、労災保険、介護保険、年金保険、健康保険など |
法定外福利厚生 | 通勤費、住宅手当、家族手当、育児支援、慶弔見舞手当など |
参照:厚生労働省「就労条件総合調査:調査の結果 / 用語の解説」
雇用形態によっては、法定福利厚生が適用されない場合もあるため、求人を選ぶ際によく確認しておきましょう。
福利厚生の詳しい解説は「福利厚生には何がある?企業が用意する目的と対象となる条件について解説」でもまとめているので、ご参照ください。
人気のある福利厚生の制度を参考にしてみよう
厚生労働省の「令和2年版 厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える- 図表1-3-35 福利厚生の制度・施策で必要性が高いと思うもの」によると、必要性が高い福利厚生の上位3つは「人間ドック受診の補助」「慶弔休暇制度」「家賃補助や住宅手当の支給」という結果でした。生活に直接役立つものや冠婚葬祭、万が一の休暇取得時に役立つ休暇制度など、福利厚生にも注目して求人を選ぶのもおすすめです。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
参照元
厚生労働省
就労条件総合調査:調査の結果
令和2年版厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える-(本文)
2.家賃(寮費)や光熱費の負担があるか
住み込みの仕事を探すときは、家賃(寮費)や光熱費の自己負担額もチェックしましょう。住み込みの家賃(寮費)や光熱費は、相場より割安、もしくは無料の場合があります。家賃(寮費)や光熱費は毎月支払うものなので、気になる求人を比較しながら仕事探しを行うことがおすすめです。
そのほか、賄いつきの仕事なら、食費も節約できる可能性があるでしょう。
「転居費会社負担」「無料Wi-Fi」もあるか調べる
住み込みOKの仕事では、職場への送迎をしてもらえたり、引越し費用を会社が負担してくれたりすることもあります。「無料Wi-Fiつき」「備え付けの家具あり」といった求人や、入社祝い金を支給してくれる会社もあるようです。希望の条件がある方は、求人探しの際に注目してみましょう。3.個室か相部屋か
個室か相部屋かを確認しておくことも大切です。会社によっては、相部屋しか用意されていない場合もあります。「プライベートを大切にしたい」「一人でゆっくり休みたい」という方は、個室が与えられるかどうか確認することがおすすめです。
自分が望む生活ができないとストレスになる恐れがあるので、住み込みの仕事を探すうえで事前の確認は必須といえます。
4.専有設備か共用設備か
住み込みの仕事を選ぶときは、専有設備や共用設備の確認も行いましょう。会社によっては、キッチンやトイレ・風呂などをほかの住民と共用で使用する場合があります。
「使用するお風呂は人と分けたい」「キッチンを使用する頻度が高いため個別に備えて欲しい」という方は、求人情報をよく確認し足り、会社に問い合わせを行ったりしておくことがおすすめです。
5.住む場所の立地はどこか
住み込みの仕事を探す際は、立地についても調べておきましょう。「居住地は最寄り駅から徒歩何分か」「近くにスーパーやコンビニがあるか」などは、確認しておくと安心です。仕事をする目的で住み込むとはいえ、生活するうえで不便でないかどうかは大切な要素であるといえます。
住み込みの仕事探しは口コミも参考にしよう
「住み込み場所のイメージがつかめない」「実は訳ありの仕事なのでは?」などの不安がある場合は、口コミを参考にするのがおすすめです。住み込みとなる家の写真や働いたことのある人の感想を確認することで、入社後のギャップを感じにくくなります。しかし、口コミは個人の感想になるため、参考程度に捉えるようにしましょう。また、可能であれば実際に足を運んでみるのもおすすめです。ただし、突然訪問しても施設内に入れない場合があるので、事前に連絡しておくのが望ましいでしょう。
住み込みの仕事への就職・転職を成功させるコツ
住み込みの仕事への就職・転職を成功させるコツは、希望条件に優先順位をつけたり、情報収集したりすることです。「できるだけスムーズに就職・転職したい」と考えている方は、以下のポイントを押さえておきましょう。
希望条件に優先順位をつける
住み込みOKの仕事に限らず、仕事を選ぶときは希望条件に優先順位をつけるのが就職・転職成功のコツです。時給や勤務地、職場の雰囲気など、企業に求める条件をすべて書き出し、最も大事な条件や妥協できる点を明確にしましょう。
求めるものが多くなるほどすべての条件に合致する求人は減ってしまうため、希望条件はある程度絞って、順位をつけることが大切です。
気になる求人は丁寧に情報収集を行う
気になる求人を見つけたときはすぐに応募するのではなく、丁寧に情報収集を行いましょう。情報収集を行わずに働きはじめたり、「住み込みの正社員で働けるならなんでも良い」と考えたりすると、働きはじめてから後悔する恐れがあるためです。
「住み込みの仕事を選ぶときに確認したい5つのポイント」で紹介した点のほか、給与や給与形態、企業の理念、ワークライフバランスのとりやすさなども大切。多角的な情報収集を行うのが、就職や転職活動を成功させるコツです。
就職・転職エージェントに相談する
住み込みの仕事探しをスムーズに進めたい方は、就職・転職エージェントに相談するのもおすすめです。就職・転職エージェントとは、民間の就職支援サービスのこと。キャリアアドバイザーがマンツーマンで指導してくれる場合が多く、希望条件に合った求人を紹介してもらえるでしょう。
面接対策や応募書類の添削も受けられるため、「不採用続きでなかなか正社員になれない…」と悩む方もぜひ利用を検討してみてください。
「住み込みの仕事に興味がある」「正社員になりたい」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、20代のフリーターや既卒に特化した就職・転職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーがカウンセリングを丁寧に行い、一人ひとりに合った求人を紹介します。
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住み込みの仕事に関する疑問Q&A
ここでは、住み込みの仕事に関するお悩みをQ&A方式で解決します。支給される手当や求人を探す方法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
住み込みの仕事に向いている人の特徴は?
「公私問わず職場の人と仲良くしたい」という方は、住み込みの仕事に向いている可能性があります。住み込みの仕事は、同じ寮に同僚や上司が住む場合も多いので、職場の人と私生活も交流を深めたい方におすすめです。
また、このコラムの「住み込みの仕事が「きつい」といわれやすい6つの理由」で紹介したとおり、仕事によっては体力の消耗が激しい場合があるので、体力に自信がある人にも向いているといえます。
「住み込みの仕事はきついからやめとけ」という意見もある?
人によっては「プライベートで職場の人と顔を合わせたくない」「住居が選べないのは不安」と考えることから、住み込みの仕事にデメリットを感じる場合もあるでしょう。しかし、住み込みの仕事には「短期間でお金が貯まりやすい」「自分で家を探さずに済む」という点にメリットを感じる人もいます。自分にとって住み込みの仕事が向いているのか判断することが大切です。
住み込みの仕事のメリットとデメリットは、このコラムの「住み込みの仕事で働く5つのメリット」「住み込みの仕事で働く3つのデメリット」を確認してみてください。
住み込みの仕事で支給される手当には何がある?
企業によるものの、住宅手当や家族手当、引越し手当などがあります。住み込みOKの仕事は手当が充実している場合があり、食費無料やWi-Fi無料、家具・家電つきなど、会社によってさまざまな手当が支給されるようです。
配偶者手当や家族手当については、「配偶者手当とは?共働きでももらえる?支給条件や廃止が進む理由を解説!」のコラムでまとめていますので、参考にしてみてください。
住み込みの仕事を探す方法は?
住み込みに特化した求人サイトや、就職エージェントを利用する方法があります。求人サイトはいつでも閲覧できる良さがあり、就職エージェントはアドバイザーが詳細を確認したうえで、希望に沿った求人を紹介してくれるメリットがあるでしょう。
求人の探し方については「仕事探しで迷わない!自分に合った求人の選び方や失敗しないポイントを解説」のコラムでも紹介しているため、参考にしてみてください。一人での就活に不安がある方は、ハタラクティブにご相談ください。求人探しから内定後までフォローします。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。