フィールドエンジニアの仕事職種図鑑

フィールドエンジニアの仕事内容

フィールドエンジニアとは顧客先に出向き、導入される自社製品のソフトウェアや、ハードウェアの設定、設置業務または、導入後の定期的な保守、点検、修理などを行う業務です。

【導入前の業務内容】

システム導入前に顧客先と打ち合わせを行ない、導入数やそれに伴うネットワーク環境や、周辺機器の環境、作業を行うにあたってのユーザーへの影響などを共有し、情報収集を行なうケースがあります。

医療系の機器やソフトウェアの場合などは、命の危険性にもつながる場合もありますのでトラブルを未然に防ぐために、慎重に作業をすすめながらテスト導入を含め、シュミレーションを行う場合もあるようです。

導入時の設定、設置は、顧客先の方が仕事を中断している場合もあるため、丁寧かつスピーディーに作業を行う必要が考えられます。

導入時はネットワークなどの接続切り替えが上手くいかなかったり、ソフトウェアの互換性や、機器の相性など予定外の問題が起こる場合もあるため、トラブル時には二次的影響を避けるための、冷静な洞察力や、問題解決力などが求められるかもしれません。

【導入後の業務内容】

顧客先からの依頼があったときなどは、顧客先の現地へ向かい、状況や症状を伺いながら問題解決の糸口を見つけ、復旧できるように作業する必要が考えられます。

導入したソフトウェアの更新作業や、定期的な保守を行う必要のある機器などの設定、設置作業などを行うこともあるようです。

【やりがい】

新しい機器の導入やソフトウェアなどの設定、設置する作業では、最新の情報スキルや知識が得られることもあるでしょう。

新しい機器やソフトウェアだけではなく、顧客先で使用されている既存の機器や、継続使用されているソフトウェアの更新作業や保守など、機器の不具合やトラブルを解決しなければならない場合は、顧客先へ行った件数分の事例と、スキルが身についていくため、技術を磨きたい方にはとてもやりがいを感じることでしょう。

【大変なところ】

顧客先での設定、設置作業となるため、トラブルを未然に防ぐために緊張感のある現場で、慎重に作業し対応しなければいけないことがあるでしょう。

顧客からの依頼や障がい対応は、緊急時な場合も多く不定期に発生するため、終業時間が事前に把握できないことも考えられます。

フィールドエンジニアは機器の設定や、設置を行うだけの作業員という立ち位置ではなく、顧客先とのやり取りで症状や問題点などを瞬時に把握したり、必要に応じて要点をわかりやすくまとめて自社に現状を報告したりなどの、コミュニケーション力が求められたりすることもあるようです。

フィールドエンジニアの給与年収待遇

フィールドエンジニアの平均年収は、400万から500万の間を推移しているようです。取り扱う製品や、経験年数、技術レベルによって年収が変わる可能性も考えられます。IT業界では1次請けの会社が儲かる傾向にあるようですので、収入アップを目指している方は、企業の実態を把握した情報収集などが必要かもしれません。

派遣就業の場合は、未経験の時給平均が1560円から1680円前後ほど、経験者の場合の平均時給は1650円から1800円くらいのようです。

フィールドエンジニアになるには

【就業するまでの流れ】

フィールドエンジニアは専門職のため、エンジニア系の求人サイトなどで募集を行っているかを探すのも1つの方法でしょう。正社員の募集だけではなく派遣の募集も行っているようです。顧客先で一人で作業し、対応しなければならない可能性もあるため、企業によっては、資格よりもコミュニケーション能力が求められるかもしれません。フィールドエンジニアといっても、取り扱っている機器やソフトウェアは企業によって異なるため、事前に確認し把握しておくと良いでしょう。

【プラスになるスキルや素養】

新しい製品の導入や、他社製品の導入により不具合が発生するなど、状況が常に変わる可能性があるため、そのたびに製品機器の知識やプログラムの修正作業、設定する際のポイントなどを把握し、自主的に勉強する必要があるかもしれません。そのためもともとIT機器やソフトウェアなどに、興味があって定期的に調べている方や、情報収集を行うことが得意な方には向いている職種といえるでしょう。

顧客のニーズを的確に把握するためにも、ヒアリング力は求められるスキルの一つといえるようです。いわば現場での相談役といっても、過言ではないお仕事ともいえますので、顧客先で「この人なら相談できる」と思えるような、人としての魅力もプラスになるスキルかもしれません。

導入時期や障がい対応などは、トラブルが比較的起きやすい傾向にあるため、緊張感のある現場の中で状況を把握し冷静に分析し、問題解決しなければならないこともあるかもしれません。そのため逆境に強い方やプレッシャーに強い方、分析能力のある方も必要とされるでしょう。

フィールドエンジニアの将来性

【業界や職種のニーズ】

フィールドエンジニアは、PCやプリンタなどの周辺機器、POSレジ、クレジット端末などの専門機器の設定や設置を行ったり、ソフトウェアの導入や保守作業を行ったりすることが特徴ともいえるのではないでしょうか。そのため医療関係、製造、福祉、小売業、ホテルなど業界問わず幅広いニーズに対応している職種といえるでしょう。

【活躍できる場所】

フィールドサポートを専門に行っている企業で、活躍することもできますし、機器やソフトウェアの製造、販売、開発を行っている企業が、自社製品の導入に伴うサービスの一環として、フィールドエンジニア部門を設けていることもあるようです。

【キャリアアップするには】

現場まで一人で出向き、問題解決や改善、提案できるくらいのスキルを求められることがあるかもしれません。そのため専門的な知識や、スキルに長けていることは大事なことですが、現場での経験や対応実績など、ヒューマンスキルに長けているほうが、企業先によってはキャリアアップにつながる可能性が高いともいえるでしょう。

フィールドエンジニアの志望動機例

【企業が求める人物像】

・現場のトラブル対応時などは、顧客が感情的になる場面も想定されます。そのため、そういった状況でも冷静に物事を見極め判断し、柔軟な対応ができる人材を求める傾向にあるようです。

・障害対応などの作業では、なかなか問題が解決されないこともあるでしょう。そんなときに粘り強く諦めないで取り組める方は、企業側が求める人材ともいえるでしょう。

・フィールドエンジニアの業務は主に、顧客先での対応が多くなるため、障害時のクレームを最小限に抑えられるかどうかは、フィールドエンジニアの現場対応が左右することもあるのではないでしょうか。エンジニアとはいえ顧客対応の多い職種ともいえますので、お客様やユーザーが安心するような対応ができる方や、顧客側から指名されるほど頼りにされる方は、重宝される人材なのではないでしょうか。

【タイプ別 志望動機のポイント】

未経験者

・未経験の方が一人で現場に向かい、問題解決をしたり保守作業を行ったりするのは難しい職種といえるでしょう。未経験の場合は、グループで行う簡単な端末の設定作業や、保守作業などで経験を積みながら、フィールドエンジニアを目指していくという方法が1つ考えられます。ほかにはエンジニアを統括する法人営業の方が、現場を手伝うなどして学んでいくうちに、フィールドエンジニアとして転職するケースもあるようです。

経験者

・現場での柔軟な対応が求められる業務になりますので、経験者の方の転職は有利なこともあるようです。トラブルが起きたときに、どういった作業でどのように対応したのか、顧客先でどんな提案を行ったのかなど、具体的な作業経験を伝えることは、大事な要素といえそうです。

・志望動機を企業側に伝えるときには、情報が変わりやすいIT製品にどれだけ興味があるのか、また人柄を企業側に伝えるうえでも、次に挑戦したいことや顧客対応、現場作業で大切にしていることなどを、わかりやすく伝えられると良いかもしれません。

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